
笑えるくらい心配性なのに100か国を旅した私がつくる鉄壁の「旅のしおり」【2026/9更新】
大学生のときに世界一周もどきを経験してから約15年。会社員として働きながら、たまに休暇をもらって旅している。

これまで訪れた国は100になる……と言うと強者っぽく聞こえそうだけど、むしろ真逆。心配性で内向的、コミュニケーション力に自信なしという完全に海外旅行に適さないタイプで、出発日が近づいてくると必ず、トラブルに巻き込まれる夢を見て飛び起きる。
そんな性格だからこそ、失敗を重ねながら、無事に帰国するための「知見」のようなものが増えてきた。ここでは、そのうちのひとつ、「旅のしおり」について紹介する。
※2026/9/12情報を最新版にアップデートしました
なぜ「旅のしおり」をつくるのか
航空券を予約したら、まず「旅のしおり」づくりに着手する。
旅のしおりは、2部プリントアウトし、1部は持ち歩き用バッグに、もう1部はバックパックに。加えて、スマホでもオフラインで閲覧できるようにしている。

旅のしおりをつくる理由は、旅行を計画どおりに進めたいからではない。むしろ、「想定外」が起こったときの保険としてつくっている。
旅先で、スマホをなくしたり、ネットがつながらなかったり、充電が切れたとしよう。
誰かと一緒なら、相手のスマホを借りることもできる。でも、ひとり旅だったら?私の対応力では、たぶんどうにもならない。
そんなときでも、飛行機に乗れて、ホテルにたどり着けて、最後は空港に戻ってこられるように、情報をオフラインで見られるかたちでまとめているのだ。

それに、私は記憶力にかなり乏しいタイプだ。ちょっとした数字でさえ、2分と覚えていられない。
だから、必要なことを覚えるのは諦めて、ひとつの場所にまとめておく。「ここを見ればだいじょうぶ」という状態だと、気持ちが落ち着く。

5項目からなる「旅のしおり」
私にとっての「旅のしおり」とは、以下の5項目をGoogleスライドにまとめたもの。
①パスポート情報
②移動・宿泊情報・現地語のあいさつをまとめた旅程一覧
③飛行機・電車・バス・アクティビティのチケット
④ホテルの情報
⑤観光や街歩きに必要な情報
それぞれの項目について簡単に説明する。
①パスポート情報
入国書類を作成するときなど、パスポート情報が必要になるシーンは意外とあるもの。とはいえ、そのたびにパスポートを取り出していては、紛失や盗難が不安だ。
そこで、パスポート番号や有効期限をしおりにメモしておき、そちらを参照するようにする。
※心配性すぎる私の場合、パスポート情報は丸暗記している。
②移動・宿泊情報・現地語のあいさつをまとめた旅程一覧
その旅の全体スケジュールをまとめたページも必ずつくる。

日付と時刻、フライトの便名と航空会社、乗継時間、ホテルの名前。旅行中に何度も見るページだ。
さらに、現地語の「こんにちは」「ありがとう」「おいしい」「すみません!」を、ここにメモしておくことも。さまざまなシーンで使いやすくて、相手の笑顔を見られることが多いフレーズである。
旅程もあいさつも、何回見たって覚えられないから、旅行中はこのページをキャプチャしてスマホのロック画面に設定している。
③飛行機・電車・バス・アクティビティのチケット
チケット類もひとまとめにしておく。


発着時刻はもちろんのこと、予約番号や便名なども書いておくと、出先で焦らずにすむ。焦ると、落としものをしたり、周囲への注意がおろそかになったりしかねないので、できる限り避けたいのだ。
また、入国審査ではスマホを取り出しづらいうえ、旅程について聞かれることもある。どうしてもホテル名が思い出せなかったり、言葉が通じづらかったりしたら、旅のしおりを見せて乗り切っている。
ついでに飛行機の荷物のサイズや重量制限も書いておくと、パッキングのときに慌てない。
④ホテルの情報

以下の情報をまとめておく。
・ホテル名(タクシーなどで見せやすいよう、現地語で)
・所在地(同上)
・チェックイン&アウト時刻
・予約番号
・ホテルの外観画像
・周辺地図のキャプチャ
・空港⇔ホテルの行き方と所要時間
・どのサービス経由で予約したか
現地でSIMが問題なく使えたり、Wi-Fiにつながったりする場合は不要な情報だけど、最悪の場合を考えてまとめている。
現地で迷ってしまったとき、言葉が通じにくくても、ホテルの外観画像や周辺地図を見せて尋ねたら「ああ、あそこね!」とわかってくれるかもしれないという期待を込めて。実際、これに助けられたこともある。
このときは移動の都合上、上のページには載せていないけど、私にとっての最重要項目は「空港⇔ホテルへの行き方」だ。
何が起ころうと、ホテルや空港にたどり着ければなんとかなる。
バスは何番なのか、どこで何線に乗り換えるのか、どの駅で降りて、どちら方面へ何分歩くのか、目印になる建物は何か。
オフラインでも、スマホの充電が切れても、何とかホテル・空港には着けるようにまとめている。
⑤観光や街歩きに必要な情報


行きたい場所とそのアクセス、営業時間などをメモしておく。1日ごとの予定が決まってきたら、それもまとめている。
とはいえ、予定どおりに動くとは限らないので、ここはほかのページよりさらに雑である。「この日は何をしようと思ってたんだっけ?」がわかればいいと思っている。
最後に
以上、100か国に渡航してもいっこうに旅慣れする気配のない私の「旅のしおり」だ。「どんだけ心配性やねん」と笑ってもらえたらうれしい。
私にとって「旅のしおり」は、単なる予定表ではない。「これさえ見れば大丈夫」と思えるお守りだ。
旅から帰ってきたら、個人情報満載のしおりはびりびりに破って捨てる。この瞬間、「ああ、今回も無事に帰ってきた」とほっとして、ようやく旅がおしまいになる。
✈️旅の持ちもの&出発前にやっていること
✈️リピート確定の旅の定番品