
2026年6月の健康おうちごはん② | 熱波と仔犬と丸鶏と
今年の6月を一文字で表すとしたら「熱」であり、「暑」であり、「汗」であり、「🥵」であり。
どんな熱波が到来しようと、日本のあの夏を知っている私としては余裕のよっちゃんなここ北フランスでさえ、今回は命の危険を感じる暑さだった。しかもそれが1日2日ではなく1週間(それ以上?)続き、さすがにいろんな意味で、疲れた。ニュースでは「観測史上もっとも暑い1週間」とまで言っていた。
まあ、ヨーロッパ式暑気払い、早朝に涼しい空気を取り込んで日中雨戸からなにからすべて締め切るという原始的な方法と、持ち運び式のクーラーのダブル活用で我が家は日中は乗り切れたけど、寝室がある上の階は地獄だった。サウナ以上にサウナ。階段を上がるごとに3度ずつ温度が上がっていく感覚である。
通常なら朝晩は涼しいはずなのに、朝から晩までずーっと暑いから、寝れたもんじゃない。おかげで1週間、ずっと意識が朦朧としていた気がする。
そして案の定、気まぐれお天気な北フランスは、熱波が過ぎ去ったら気温15度とかでこの寒暖差がキツい。また今週末あたりから熱波到来?と言われているけれど、どうなることやら。
こんなわけでとにかく暑かったので、ちゃんと作った日と適当な日の差が激しい2週間のおうちごはんとなりました。

16日(月)山本ゆりさんのブロッコリーそぼろ

トーストはハニーバター
まだ暑くなる前の週なので、頭もちゃんと動いている。noteで俺🐶とブルーのことを書いたり買い出しにいったり。

夕方、ブルーを先に庭に出して、トレーニング用のおやつを持って私も庭に出ようとしたら、庭用サボが片方しかない。ヤツしかいない・・・と庭を見渡せば、サボをくわえてルンルン走り回っているブルー。この日からこの遊びがブルーブーム。

さて今日のおうちごはん。
先週作って大ヒットの自家製きゅうりのきゅーちゃん。かなり気に入ったので、フランスの巨大きゅうり2本、レシピの倍量で作ることにした。

皮を少し剥いた
メインは、いろんな方が作られている、山本ゆりさんのブロッコリーそぼろを作ってみることにした。この方のレシピ、よく出てくるけど作るのは初めてかも。
最近ちょっとびっくりしたレシピ。ブロッコリーと合いびき肉の塩そぼろ。
— 山本ゆり(syunkon レンジは600W) (@syunkon0507) March 24, 2026
ゴマ油とか鶏ガラとか一切無し、塩だけ振って生から水ナシで炒めるのみ。なんで??ってぐらい美味しい。
謎にバターみたいなコクとダシっぽい風味まであって、見た目は地味やのに満足感高い。
作るのラク過ぎて連日食べてる pic.twitter.com/z5z6Sqvsx5
なるほど確かにこれはシンプルうまい。肉は牛と豚を合わせて使ったけど、なんだか体にやさしいことをしている気になる。味はかなり薄めにしたから、Otto氏は相変わらずサムライソース(辛マヨ)をつけていた。温玉とかのせてもいいかな。




デザートにメロン
17日(火)仕込みとアンディーブのグラタンとブロッコリー2日目

ヨーグルト&ゴールデンキウイでビタミン補給
久しぶりの和食ごはんから始まる朝。
翌日からしばし内陸なので、庭のグロゼイユ(赤すぐり)を収穫&下処理して冷凍し、レモンコンフィの仕込みを済ませた。
暑さからか、去年よりも1週間ほど早く成熟した庭のグロゼイユ。毎年俺🐶がアシスタントをしてくれていたなあ。今年はブルーがアシスタントというか虎視眈々と枝を狙う枝泥棒(笑)






ボウルいっぱいに収穫したグロゼイユは、枝やゴミをひたすら取り除き、よく洗ってジップロックに入れて冷凍庫へ。毎年ジュレを作っていたけれども、今年は生のまま保管することにした。
次に、レモンコンフィ。これはいつかモロッコ料理に挑戦する用に。チキンと合わせてタジンが作ってみたいのだ。


明日の夜にひとりで内陸に発つので、明日の夜にも食べられそうなものをOtto氏に。つくったのは、季節外れのアンディーブ(チコリ)のグラタン。あまりにも季節感なさすぎだけど、アンディーブがちょうど4つあったもんだからね。Otto氏の好物だからまあよかろう。
アンディーブを茹でてハムで巻いて、耐熱容器に並べ、ベシャメルソースをたっぷり、チーズもたっぷり。



私はといえば、昨日のブロッコリーがまだまだ余っているので、温玉をつくって上にパッカーン。温玉は若干白身が生だったけど、及第点。


・・・あるもの総動員
18日(木)〜22日(月)内陸ステイ
19日の朝にクリニックの予約があるので、前日の夕方に内陸入り。ブルー🩵はOtto氏と水入らずで土曜日まで過ごし、日曜日に内陸で合流という流れ。

雷雨がきそうな空なので、ブルーのお庭遊び→ケージに入れて、少し早めに家を出る。ブルーと離れるのが不安で仕方ない。Otto氏が帰ってくるまで2時間ちょっと、お留守番お願いね。ブルーがうちに来てまだ3週間ほどだけど、すでに私の生活に欠かせない存在になっている。いつもブルー大丈夫かな?と移動中もそわそわ。
特急はそこそこ快適だったけど、鈍行列車は冷房がきいておらず、サウナ地獄だった。外が25度くらいでこの地獄だから、30度越えのときとか想像したくもない。。
内陸に着いたら、義母が迎えにきてくれて、ここから土曜日まで義母とふたりきり。パートナーと過ごしたスペインでのバカンスの話(99%愚痴)を聞いたりなんだりして、まあ仲良く過ごした。


日曜の早朝、Otto氏とともにブルーがやってきた!会いたかったよ〜〜🩵


病院の予約があった月曜日。朝無事に終えて、Otto氏テレワーク。猛暑なので遅めに内陸を出発して、21時過ぎに港町に到着。ブルーのピピ💩でてんやわんやして、あーだこーだしていたら23時。それでも何か食べようと、キッチンに立ち、きのことトマトとズッキーニのスープとルッコラのガーリック炒め、目玉焼きをこさえて食べた。

23日(火)鶏肉とブロッコリーのそぼろごはん
今日は特に暑いらしいけど、朝からカミナリごーろごろ、雨もたくさん降ったから、午後イチくらいまでは冷んやりで余裕ヨユー。

ルッコラとスクランブルエッグを挟んだサンドとスープ、マンゴーキウイヨーグルト
先日、月齢3ヶ月に突入してから、ほれ本領発揮とばかりにゴジラ化が進むうちのお嬢。歯が痒いんだよね、よしよし。いろんなものに興味津々なんだよね、よきよき。今のこの時期に外の世界も中の世界もたくさんのことを吸収しておくれ。

ランチ。テレワークのOtto氏もいるからちゃんとランチを作らないとと思って、主婦の味方・いつものピザ生地を出したらば!
・・・ぱんっぱん!おたく、飛行機のったの?ってくらいの膨張ぶり。しかも同時に買ったものがもうひとつあって両方とも膨らんでおる。ひー。


賞味期限前なのにな・・・残念無念。ホームページには、膨らんだ場合は食べないでと記載があったので、とりあえず写真撮ってOtto氏にクレームを出すようにだけお願いして(早速していた。そしてメーカーから商品券が送られてきていた笑)、ほかのものを。ピザ生地にのせようと思っていた自家製トマトソースで、彼にはいつものペンネ。私はモツァレラ合わせの冷製カッペリーニに。

さすがに午後からは暑くなって、家の中でヒィヒィしていた。夜、Otto氏はハンバーガーがいいというけれど、私は夜にハンバーガーはキツいので、米を炊くことにした。米になにを合わせるか?カレーでも作ろうかしらと思ったけど先日のブロッコリーの半分が余っていてそろそろ黄色くなってきそうな予感がするので、こないだのブロッコリーそぼろを応用。
鶏むねコロコロに塩麹まぶして片栗粉はたいて焼いたのち、オリーブオイルでにんにくを炒め、ブロッコリーを大まかに刻んだものを入れて、ブロッコリーがよさそうになったら鶏むねコロコロを投入して完成。
前回得た知見で、これはソースとか調味料を変えていろんな味で遊ぶのが良さそうだから、味付けは軽めの塩とブラックペッパーのみ。温玉ものっけてできあがり。構成物的にはダイエット食?私はブルー巨大化に備えて筋肉をつけねばならんのだ。




24日(木)ピザと昨日のあまり
この日からOtto氏有給のため、涼しいうちにCalais(カレー)の大型モールへ買い出しに。ブルーはお留守番。
アニマルショップのチェーン店にも立ち寄り、ブルーのおもちゃとおやつを買う。お店に行くたびになんらかのおもちゃを買っている。犬バカ万歳である。

昼過ぎにもどってきて、新たに仕入れたピザ生地をつかった即席ピザでランチ。

アンチョビもいれたかも

25日(木)丸鶏とバースデーレモンタルト

お誕生日のヒトがいるので、朝から丸鶏を仕込む。何が食べたい?と尋ねても特になさそうなので、昨年同様丸鶏で。
丸鶏といえば、もうこの方法でしか作っていない。この記事で作り方を参考にした安心と信頼の伊勢丹レシピ。
要約すると、「塩ぬりこみ放置、レモン突っ込みバターぬりぬり低温焼き、あっちっち高温フィニッシュ」な、丸鶏。前日は疲れ果てて眠ってしまったので、早朝に仕込み開始。といっても余計な皮をカットして塩をぬりこんで冷蔵庫に入れるのみだけども。

この日、東京に住む友人が熱波を心配して久しぶりに連絡をくれた。「冷や汁でも食べてのりきって」と言われて、あ、それいいなと。お昼時、冷凍庫のイワシの干物を取り出して、解凍して焼いて、きゅうりをスライスして塩揉みしたものとともにごはんにのせて、だし汁をぶっかけただけのお手軽冷汁を作った。豆腐も薬味もないけど問題ナッシングのパーフェクトサマーミールだと思った。

生のしそはないけど、チューブのしそはあったのでこれで風味だけでも追加

デザートは、私がひとり内陸にいっている前週末にOtto氏が作ったというスペキュロスのティラミス(を、冷凍したもの)。ウィスキー風味が強いけど美味しい。

そうそう、うちのお嬢は案の定、昨日手に入れたピンクの靴のおもちゃの紐を今にもひきちぎろうとす。予想はしていたけど、やっぱりな。

この日は毎年キッチンにずっとこもって色々こさえるのだけど、今年はただでさえ異常な暑さの中オーブンをぶん回し続けることになり、さらにあっつあつ。
我が家の誕生日スイーツの鉄板は、少し前にも作っていたタルト・オ・シトロン(レモンタルト)。このときは黄色のレモンクリーム部分がなぜか2層になってしまうという失態を犯した。今回はかなり念入りに火を通してみたけど、仕上がりはいかに!?

冷蔵庫で冷やして登場をまつ
今年のメニューはアペロ(禁酒中につきノンアルコール)、丸鶏、レモンタルトでよかろう。いつもと変わらない気もするけど、むしろこの暑さでよくやったと褒めてあげたいくらいだ。

うちのアペロの定番はSurimi(カニカマ🦀)です

さて、オーブンで丸鶏を焼いている間に付け合わせにとりかかろう。Otto氏は問答無用で芋をご所望なので、じゃがいもを茹でてこんがりソテーにするとして、私はXで流れてきたズッキーニの美味しいやつを試してみる。
— はらぺこグリズリー@レシピ本大賞受賞 (@cheap_yummy) June 22, 2026
輪切りにしたズッキーニをオリーブオイル&にんにくで焼いて、塩ひとつまみ、シュレッドチーズとパルメザンチーズをのせてとろっとしたら完成。

そうこうしているうちに、丸鶏が高温で焼き上がる。




Otto氏は胸、私はモモを切り分けて、いただく。
今日も水分キープでぷりっぷりな丸鶏に仕上がった。Otto氏も、全然パサパサしてなくてとてもいいと褒めてくれた。

食後はレモンタルトの仕上げ。余ったタルト生地で小さなお花を型抜きしておいたので、粉糖と少量のレモン汁でアイシングを作って接着剤代わりにして飾る。

ハッピーバースデーキャンドルを挿して、完成。


肝心のレモンクリームは、ちゃんと均一に固まってくれていて、一安心。

今年一年もどうか健康な中年でいてほしい。

夜になっても明るくて暑い
26日(金)暑くてやってらんないよカッペリーニ
昼間はなんとかなっても夜がなんともならず、寝不足の日々がつづく。日本の熱帯夜を思い出すね。
それでも朝は幾分涼しいので、早朝に庭遊び。一瞬目を離した隙に颯爽とサボを持ち去るサボ泥棒・ブルー。

昼前に市役所でブルーのPermis(保持許可証)をとる手続きへ。そう、ロットワイラーを飼うのって、フランスでは想像以上に大変なのである。結局手続きはここじゃないと門前払いをくらいましたが。
昼は前日の丸鶏の続きを食べ、夕方にはDIY専門店としょぼめでデカいドンキみたいなバラエティショップへ。ブルーのおもちゃとおニューのケージ(私が寝られるほどの特大サイズ)にしくクッションを買う。


夜は、Otto氏になんちゃっててりたま月見ハンバーグ。私は冷やし中華にしたいところだけど、作ったタレが当たり前ながらすぐには冷めなかったので、テキトーにカッペリーニの上に具材をのせてカプレーゼカッペリーニサラダ的なものをこさえた。こんな暑い日は簡単おいしいが一番。


27日(土)攻撃的なたまねぎでフラムクッシュと冷やし中華
朝、海街ならではの嵐で、少しだけ暑さがやわらいだ。

昼、これまた簡単にフラムクッシュ。パイ生地もしくはピザ生地に生クリームを塗って、炒めたラードン(ベーコン)と玉ねぎを満遍なくのせてオーブンで焼き上げるだけなのだけど、具を痛めていたら微塵切りにした玉ねぎが腕に飛んできて大火傷。玉ねぎに攻撃されて火傷なんて本当にイヤになってしまった(水脹れになって今日時点でまだ全然治ってない)。
夜。丸鶏の残りの身を余すところなくこそげ取り、ガラでスープをとる。
当日食べるものは、昼間の玉ねぎ攻撃で戦意喪失気味なため、簡単に冷やし中華。丸鶏の身はほぐして冷やし中華の具にしちゃえ。

夜21時でも明るいし、今日はようやく風が涼しい。ブルーも久しぶりに庭に長居をしている。

28日(日)雪見だいふくと丸鶏カレー
朝、前日にとった鶏ガラスープを濾して、さらに鶏ガラにひっついていた身をかき集め、俺にお供え。夜はブルーの胃の中へ。


午後は雪見だいふく制作に奮闘。
夕方、丸鶏を焼いたときの最後のお楽しみ。スープと焼いた時の黄金ソースと身を使ったカレーをつくる。残ったスープは半合のお米とともに炊いて鶏がゆに。明日以降の私の朝ごはんにするのだ。

ここまで食べ切ると、毎回気持ちがいい。命に感謝。

29日(月)鶏がゆとナスのトマトミートグラタン

そういえば前日、ナスの煮浸しを作ったのでそれも一緒にいただく
朝一、絶食状態で採血をしたのち、昨日作っておいた鶏がゆで朝ごはん。しみいる・・・。その後送られてきた採血の結果に発見があって、ああ疲れやすさの原因はこれかと納得。なんとかせねば。

お散歩といっても家の周り10mとか(笑)
夜は日本対ブラジル戦があるので、スーパーで新発売されてたジャポネミックスつまみを買ってアペロ。

ブラジル戦を横目で見ながら、ナスのトマトミートソースグラタンをつくる。豚ひき肉と牛ひき肉とたまねぎを炒めたらトマトピュレを加えて水分がなくなるまで煮込む。グラタン皿にミートソースをしいたらナスをのせて、さらにミートソース、モツァレラ、シュレッドチーズをのせて焼き上げる。


ナスは水とオリーブオイル大さじ1ほどで蒸してから焼いたのだけど、トマトとチーズとナスのうまみがたっぷり味わえてすごくよかった。またつくろう。

30日(火)2日目のナスグラタン

米半合で4食分くらいできるから粥っていいよね。
朝の特急列車がもれなくキャンセルになって車で行かなきゃとあたふたするOtto氏に、鈍行で行って途中駅で特急に乗り換えるルートがあると進言したら、半信半疑でダメ元で駅までいったけどそれでうまくいって職場まで辿り着けたらしい。
無事の到着を知って安心。暑かった6月、最終日は家でゆっくり過ごす。



7月も、ヒトも犬も暑さに負けず、健康第一で穏やかに、美味しいものを作って食べられますように。
ブルーの成長スピードに置いていかれないよう、私もちゃんと食べて体力をつけねば。

レモンを着こなす俺🐶