
「同じような方、結構いますよ」と銀行の人は言った|50代おひとりさまの、親の通帳とこれからの備え
父を連れて、銀行に行ってきた。
ケアハウスに提出する書類のために、
父の通帳の履歴が必要になった。
ところが、5月の末に通帳がいっぱいになって、
新しいものに切り替えたとき、
前の通帳を処分してしまっていた。
あ、これはまずかったかな。
銀行に問い合わせると、
「本人確認がないと、お出しできません」とのこと。
それで、父を連れて行くことになった。
前もって電話で事情を伝えていたので、
予約もできて手続き自体はスムーズだった。
父は、最近めっきり耳が遠くなった。
私が説明したつもりでも、
ちゃんと聞こえていたのかどうか。
おまけに、面倒なのか、
聞こえていなくても適当に返事をする癖がある。
そんな父にも、銀行の方は大きな声で、
ていねいに話しかけてくれた。
本人確認だけ済ませると、窓口での手続きは、
私ひとりで進めることになった。
ちらっと父のほうを見たら
のんびり雑誌を見ていた。
手続きのあいだ、
銀行の方といろいろ話をさせてもらった。
代理人の手続きのこと。
こういうとき、どうしておくといいか。
「同じような方、結構いらっしゃいますよ」
そう言われて、なんだかほっとした。
私だけじゃ、ないんだ。
自分のことなら勝手もわかる。
でも、親のこととなると何がどこにあって、
どんな手続きが必要なのか、
わからないことばかり。
そのたびに、ひとつずつ調べて、
動いて覚えていく。
そういえば、父の本人確認が終わったあと、
銀行の方が父に「ソファでお待ちくださいね」と
言ってくれた。
歩くのが大変な父を見て、
あまり動かさないほうがと、
気を遣ってくれたのだと思う。
そのさりげなさが、ありがたかった。
今回のことで痛感したことがある。
ひとつは、自分のことじゃない手続きは、
書類や履歴をある程度残しておくこと。
(通帳、処分しなければよかった……)
もうひとつは、本人が元気なうちに、
前もって対策をしておくこと。
「まだ大丈夫」と思っているうちに、
できることをやっておく。
今のうちにやれる対策は、
やっておかないといけないなと思う。
帰り道、父はいつもどおりのんびりしていた。
面倒だなと思うことも、まあ、ちょこちょこある。
それでも、こうして動けるうちに、
できることをやっておこう。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
こういう日々のことを、
これからも少しずつ書いていきます。
よかったら、
また読みに来ていただけたら嬉しいです🌿