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AI副業は稼げないのか|有料note6,883本の価格を調べたら中央値500円だった

「AIで月30万」「初月で10万円」

タイムラインを開くと毎日流れてくる。

じゃあ実際いくらで売れているのか、と思って探したけど、どこにも数字がなかった。

書いている人の自己申告しか出てこない。

だから自分で数えた。

初めての方向けに。マーケの現場15年、今は1人社長で企業へのAI導入支援をやってます。それとは別に、noteで有料記事を販売するアカウントも運用しています。

(自己紹介はこちら👇)


先に、どう数えたかを書く

noteには有料記事だけを検索できる窓口がある。API経由で叩ける。

そこに25個のキーワードを投げて、引っかかった有料記事を全部集めた。

使ったのはこの25個。

note 収益化 / 有料note / note 副業 / note 書き方 / note 運用 / AI 活用 / ChatGPT / 生成AI / Claude / プロンプト / AI 副業 / 業務効率化 / 自動化 / マーケティング / 広告運用 / 営業資料 / 提案書 / コンテンツ販売 / ひとり社長 / 個人事業主 / ライティング / SEO / データ分析 / リサーチ / テンプレート

集まったのが6,883本。販売している人が3,698人。

これは「noteの有料記事の全部」ではない。上の25語に引っかかる範囲、つまりnote運営・AI・副業・マーケの領域だけだ。小説も写真集もレシピも入っていない。

何を数えて何を数えなかったかを先に書いておかないと、この先の数字は読めないと思う。

中央値は500円だった

6,883本の価格を並べる。

中央値 500円。

半分がこれより安い。

もう少し細かく見る。

  • 500円以下が55.0%

  • 300円以下が32.9%

  • 100円ちょうどが8.1%(noteの下限価格)

  • 1,000円以上は27.8%

  • 2,000円超は12.4%

  • 5,000円超は4.5%

いちばん多い価格は500円で1,309本(19.0%)、次が300円で1,195本(17.4%)。

「AI副業」で想像する金額と、たぶん桁がひとつ違う。

平均を見ると1,842円になる

同じデータの平均は1,842円。中央値の3.7倍だ。

なぜこんなにズレるのか。

上に引っ張られているからだ。

最高額は10万円(noteプレミアム会員の上限)。10,000円超の記事が192本ある。この人たちが平均を持ち上げる。

「AI副業の相場は◯円」という話を見たら、それが平均なのか中央値なのかを確かめたほうがいい。平均は、上位数%の人の値付けをそのまま反映する。

自分が値段を決めるときに参考になるのは中央値のほうだと思っている。

前に、新規アカウントの販売価格だけを調べた記事はこちら👇


そもそも、売っていない人が3割いる

別の角度からも見た。

開設180日以内の新しいアカウントを45件、機械的に集めて中身を見た。

有料記事を1本も出していないアカウントが14件。31%だ。

出せないわけじゃない。noteの有料記事はフォロワー数の条件がなく、アカウントを作ったその日に100円から出せる。

それでも3割は出していない。

出している31件で見ても、全記事のうち有料が占める割合は中央値4.4%。100本書いて4本、という感覚だ。

「AI副業で稼ぐ」と言うとき、その手前に「そもそも商品を出す」という段があって、そこで3割が止まっている。

売っている人のフォロワーを数えたら、予想と違った

ここが今回いちばん意外だった。

最初は「実績のない人が高い値段をつけているんだろう」と思っていた。高額帯の売り手はフォロワーが少ないはずだ、と。

1,592本について、販売者のフォロワー数を追加で取得して確かめた。

そうしたら逆だった。

売り手944人を1人1票で数えると、こうなる。

価格帯 / 売り手 / フォロワー500人未満

  • 〜300円 / 181人 / 82.3%

  • 301〜500円 / 127人 / 81.1%

  • 501〜1,000円 / 107人 / 76.6%

  • 1,001〜2,000円 / 54人 / 64.8%

  • 2,001〜5,000円 / 328人 / 71.3%

  • 5,001円〜 / 147人 / 70.7%

高額帯のほうが、フォロワーが少ない人の割合はむしろ低い。

そして注目すべきは、そこじゃない。

どの価格帯を見ても、売り手の65〜82%がフォロワー500人未満だということ。

100円で売っている人も、5万円で売っている人も、大半はフォロワーが3桁に届いていない。

ちなみに、記事1本ずつで数えると逆の結果が出る。1人で65本出している売り手がいて、その人の数字が価格帯全体を支配してしまうからだ。「何を1件と数えるか」で結論がひっくり返る。自分も一度これで間違えた。

稼げない理由は、たぶん想像と違う

「AI副業 稼げない」で検索する人が疑っているのは、だいたいこのあたりだと思う。

  • もう遅いんじゃないか

  • フォロワーがいないから無理なんじゃないか

  • 才能とか実績がないと売れないんじゃないか

数えた範囲で言うと、フォロワーの話は違う。売っている人の7〜8割はフォロワー500人未満だ。フォロワーが少ないことは、売っていない理由になっていない。

代わりに出てきたのはこれだ。

市場の中央値が500円だという事実を、誰も言わない。

500円で月10万円を作るには200部いる。手数料を引けばもっと必要になる。

「AIで月30万」が嘘だとは言わない。実際にやっている人はいるんだと思う。ただ、その人の数字は中央値のはるか上にある。中央値の記事を書いて、上位数%の結果を期待している状態が、たぶん一番きつい。

稼げないんじゃなくて、桁の見積もりがずれている。

教材を買う前に、1つだけ確かめられること

もし「AI副業で稼ぐ方法」を売っている人の教材を買うか迷っているなら、先に見てほしいものがある。

その人が実際にnoteでいくらの記事を出しているか。

noteのクリエイターページを開けば、有料記事の価格は誰でも見られる。何本出しているかも見られる。

「月30万」と言っている人が、300円の記事を2本しか出していないこともある。逆に、静かに5,000円の記事を10本積んでいる人もいる。

買う前に確かめられるのは、言っていることじゃなくて、やっていることのほうだ。

自分もこれから有料記事を出す。出したら価格も部数も、そのまま数字で書きます。

そのときのために先に決めた5つのことは、前にまとめました👇

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調べたことも、自分の失敗も、数字はそのまま出していきます。

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