見出し画像

note有料記事の値段はいくらが妥当か|新規28アカウントを調べた

自分の戦略メモには「有料記事は2,000〜5,000円」と書いてあった。

根拠は、noteのジャンル別平均単価だ。

「AI活用」の有料記事は平均7,115円。「AIマーケティング」は6,062円。

それを見て、3,000円くらいが妥当だろうと考えていた。

先日、実際にいくらで売られているのかを調べた。

中央値は500円だった。

桁がひとつ違った。

何を勘違いしていたのか、全部書きます。

初めての方向けに。マーケの現場15年、今は1人社長で企業へのAI導入支援をやってます。それとは別に、noteで有料記事を販売するアカウントも運用しています。

(自己紹介はこちら👇)

どうやって調べたか

「note 有料記事 価格」で検索して出てくる記事は、ほとんどがnote収益化ノウハウを売っている人が書いている。

数字を盛る動機がある側の情報なので、そのまま鵜呑みにはできないなと思った。

なので自分で調べてみた。

1. タグの人気一覧から、掲載されているクリエイターを機械的に全員抽出(選ばない)

2. noteの公開APIで全員を同じ基準で走査

3. 初投稿日で「新規アカウント」を判定する

4. 対象は開設180日以内・フォロワー100人以上の28アカウント

大事なのは3番かなと思っている。

「開設◯ヶ月で〜」という自己申告は使わない。

初投稿日はAPIで取れるので、本人が何と言っていようが機械的に判定できる。

そして「月○万円稼ぎました」という自己申告の収益額は一切採用していない。

使ったのは、誰でも確認できる事実だけ。価格、本数、スキ数、フォロワー数。

結果

有料記事の価格 中央値: 500円

価格帯の分布はこうだった。

価格帯 / 件数

  • 〜300円 / 15

  • 301〜500円 / 10

  • 501〜1,000円 / 6

  • 1,001〜2,000円 / 5

  • 2,001円〜 / 5

最も多いのは300円以下。

自分が想定していた2,000〜5,000円は、41件中5件しかない一番上の帯だった。

もう1つ意外だったこと

価格より驚いたのはこっちだ。

28アカウントのうち、有料記事を1本も出していないのが12件(43%)。

そして有料記事を出しているアカウントでも、全記事に占める有料の比率は中央値3.1%。

100本書いて3本、という感覚だ。

自分は「有料25%」を戦略に書いていたので、みんなの8倍出すつもりでいたことになる。

さすがにズレすぎていた。

「平均7,115円」の正体

じゃあ最初に見た7,115円は何だったのか。

あれはnote全体の平均だ。

すでに実績があって、名前が知られていて、高い値段でも売れる書き手が含まれている。

何百人にフォローされている人が3万円の記事を出せば、平均は跳ね上がる。

平均は、上の人に引っ張られる。

自分が知りたかったのは「実績ゼロの状態で、いくらなら売れるのか」だった。

それを知るには全体平均ではなく、同じ状況の人の中央値を見るべきだった。

見るべき数字を間違えていた、というだけの話なんだけど、これは結構やりがちなミスだと思う。

ジャンルによる違い

軸を分けると差が出た。

軸 / 有料ゼロの割合 / 有料比率の上限 / 価格の上限帯

  • 副業・note運営系 / 44% / 16.7% / 〜1,980円

  • AI・生成AI系 / 37% / 29.3% / 〜2,980円

AI系のほうが、有料化に踏み込んでいるアカウントは深く踏み込んでいて、価格も上に伸びる。

副業ジャンルは書いている人が一番多いから、値段を上げにくいのかもしれない。

値段設定でまず知っておくこと

調べる前に自分が知らなかったことがある。

noteの有料記事は100円から設定できる。上限は5万円。noteプレミアム(月500円)に入っていれば10万円まで上げられる。

つまり価格設定の幅は100円から5万円で、その中で実際に選ばれているのが中央値500円ということになる。

下限の100円がどう使われているかも見た。41件のうち15件が300円以下で、最低価格の100円で出している人もいる。

100円は「安い」というより「買うかどうかを試してもらう値段」に見えた。売上を作りにいく値段ではなく、反応を見にいく値段だ。

自分が最低価格を選ばなかったのは、100円だと「安いから買った」のか「欲しいから買った」のかが分からないからだ。販売価格を決めるというのは、何を確かめたいかを決めることでもある。

で、いくらに価格設定するか

自分は500円にする。

理由は3つ。

1. 実際に売れている値段だから

読者が「この値段なら」と感じるラインが、実際にそこにあるということだと思う。

相場から離れた値段だと、そもそも見てもらえない気がする。

2. 検証したいのは金額じゃなく「払うかどうか」だから

自分が本当に知りたいのは「買ってもらえるかどうか」であって、いくらで売れるかではない。

3,000円で0本売れたとき、価格が高いのか、内容が悪いのか、そもそも誰も買う気がないのか、切り分けられない。

500円で0本なら、値段以外に原因がある。確かめることを1つ減らせる。

3. 上げるのは後からできるから

500円で売れた実績を作ってから上げるのと、3,000円で売れないまま下げるのとでは、意味がまったく違う。

前者なら「売れる」というデータが手に入るけど、後者だと何も残らない。

正直に書いておくと

ここまで散々書いておいてなんだけど、自分はまだ有料記事を1本も出していない。

このアカウントの有料記事は0本、売上0円だ。

だから「500円が正解」と言い切ることはできない。

これはあくまで他人のデータから導いた仮説であって、自分で検証した結果ではない。

なので、近いうちに500円で1本出そうと思います。

売れても売れなくても、そのときは数字をそのまま書く。

「調べました」で終わらせないために、ここに書いておく。

前回の記事では、5ヶ月放置したnoteの全数字を出しました。

8本中1本だけが生き残った理由はこちら👇

有料noteが売れない時にどこを見直すべきか、という記事も書いています👇

この記事が少しでも参考になったら「スキ」で応援してもらえると励みになります。

フォローしていただけたらフォロバします。

調べたことも、自分の失敗も、数字はそのまま出していきます。

#note有料記事 #note収益化 #note副業 #価格設定 #AI活用 #生成AI #副業 #マーケティング #noteの書き方 #ひとり社長 #フリーランス #コンテンツ販売

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集