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【詩】自分

    暗い部屋で自分をみた
    暗い男だった
    暗い男は僕をみていた
    僕も彼を見続けた

    同じ自分なのに
    僕は彼の見ている僕の顔を知らない
    同じ自分なのに
    彼は僕の見ている彼の顔を知らない

    僕が君をどう思っているかは
    君は知っているようだ
    けれども
    君が僕をどう思っているのかを
    僕は今まで知らなかった

    君は沈黙していた
    僕が聞かなかったからではなくて
    僕が聞くようなことじゃなかったんだ
    どこかで僕がまちがった。
    どうみたって幸せじゃないふたりがいる

    だから
    僕は目を閉じることにする
    口ももう閉じることにする
    お互い,そうやって,黙っていようか
    もっと,はやくこうやって生きていけたらよかった



    履歴

    2026/3/28 21:23

    読んでくださったかたへ

    今回の詩を書くことで,たいへん大きな発見がありました。自分とどういうふうに付き合っていくべきなのか,今までの世界が変わるくらいの大きな変化です。ありがたいことです。この詩に関係する詩です。読んでくださるとうれしいです。

    【詩】呼吸
    【詩】こころ
    【詩】しんでいなかった

    KIMONO CLUB の詩の世界

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    心理学・統計学の大学教員。昼はR/Pythonでデータを分析し、夜は詩を書き、物語の研究をする。数式と、感情との間を行き来しています。自分自身の物語を編み直す、自分とはなにか考える旅の記録。Amazonアソシエイト参加中。

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