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【詩】奇跡

    絶望の淵にいるひとに,春が風を送ることがある。
    絶望の淵をのぞいていたその人は,空をみる。
    それで絶望から救われることがある。

    悲しみに暮れているひとが,道で転ぶことがある。
    悲しみに飲み込まれていた人が,流れる血をみる。
    それで悲しみから救われることがある。

    苦しみに苛まれているひとが,赤ん坊をみることがある。
    苦しみに自分を見失っていたひとが,笑顔をみる。
    それで苦しみが消えることがある。

    これらの奇跡のおきる理由が,昨日の晩にわかったんだ。
    絶望の淵から飛び降りようとしていた僕に風が吹いた。
    僕は目を空に向けた。
    それで絶望から僕は救われたんだ。



    履歴

    2026/3/29 13:42

    KIMONO CLUB の詩の世界

    なんだか,一歩進んだ。一歩どころでない。世界が変わってしまった。詩のちからでしょうか。これまで書いた詩です。お時間がありましたら,ぜひごらんください。

    前期ウィトゲンシュタイン。なんか身近になった。

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    心理学・統計学の大学教員。昼はR/Pythonでデータを分析し、夜は詩を書き、物語の研究をする。数式と、感情との間を行き来しています。自分自身の物語を編み直す、自分とはなにか考える旅の記録。Amazonアソシエイト参加中。

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