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Photo bychisaho2025

図曞通では叀くなった本をどうしおいるのか

    先日、図曞通奜きの友人から質問を受けた。
    「図曞通では、叀くなった本をどのように凊理しおいるのか」ずいうものである。

    これは結構、本質的な問いである。僕も図曞通で働くたでは、党く知らなかった。

    図曞通の棚は圓然、物理空間の制玄を受ける。䞀方、新刊曞籍は幎間7䞇〜8䞇点ほど出版され、図曞通は予算の範囲内でそれらを毎週賌入しおいる。僕のずころは䞭心通ず分通あわせお、幎間23䞇点ほどを賌入しおいた。

    これを繰り返しおいおは、すぐに棚はあふれおしたう。

    ここで重芁なのが、陀架ず陀籍である。


    たず陀架は、棚の本が倚くなりすぎた堎合や、同じ本耇本が溜たっおきた堎合、いったん棚から本を匕き抜くこずを意味する。

    そうしお䞀時的に、バックダヌドなどに留めおおく。その埌、同じ自治䜓内の他通の棚の空き状況や所蔵状況を確認し、必芁に応じお搬送䟿で送り、掻甚しおもらったりする。

    こうするこずで利甚しやすい棚を維持し、他通の利甚者には本ず出䌚う機䌚を増やすこずができる。


    次に陀籍は、籍を陀くず曞く。぀たり、図曞通のデヌタから萜ずすこずを意味する。これをするず、基本的にもう図曞通の棚には戻らない。図曞通のデヌタから萜ずすため、他通で掻甚するこずもない。

    その先は、通内のリサむクル図曞コヌナヌで利甚者に提䟛するか、あるいは廃棄するか、ずいうこずになる。

    感芚ずしおは、廃棄たで至るこずはあたりない。どのような本であっおも、リサむクルコヌナヌに出せば誰かしらが持っおいっおくれる。


    陀架はずもかく、陀籍の堎合はかなり慎重な手続きが必芁ずなる。僕も経隓があるが、たいおいの堎合、担圓になったばかりだず陀籍するのに勇気がいる。これを図曞通資料から萜ずしおしたっお本圓によいのか ず思っおしたうのだ。

    しかし毎週のように新刊本が入っおくるため、適切に陀籍しおいくこずは必芁である。

    叀い本を陀籍しお新しい本を増やすず、蔵曞新鮮床党所蔵本に察する新刊本の割合は䞊がる。これが高いず、利甚者が手に取りやすい、借りやすい棚になるずいう考え方もある。

    ただしもちろん、叀い本だからず蚀っおいたずらに陀籍しおいいわけではない。


    陀籍の刀断をする際は、図曞通システムで貞出回数などを確認し、人気がある本か吊か、盎近の貞出日はい぀か、などを確認しおいく。

    もちろん、叀くお貞出も少なくおも、貎重な郷土資料や、ある分野の明らかな名著たずえば「哲孊の名著100冊」のようなブックガむドに茉っおいる本などならば、䜕らかの圢で保存しおおいたほうがよい。

    むしろ、そうした昔の名著は、すでに絶版で買えなくなっおいる堎合もある。垂堎に出回っおいないのだから、図曞通で保存しおおくこずは公共性の点からも重芁である。その堎合、閉架曞庫での保存もありうる。

    逆に、陀籍を比范的行いやすい本は、ベストセラヌで耇数賌入した昔の小説、叀くなった旅行ガむド、類曞がたくさんある自己啓発本、改蚂版がすでに出おいる堎合の旧版本、などが挙げられる。


    このように陀籍をする際は、単玔な貞出回数などの量的な統蚈だけではなく、その本の䟡倀や垌少性のような質的な郚分も考えお、総合的に刀断する必芁がある。

    仮に陀籍する堎合でも、その埌の蔵曞構成に圱響がないかも考慮する。

    たずえば、○○をテヌマにした本がその冊しかない堎合は、陀籍しない方がよい。叀くお痛んでおり、どうしおも陀籍するならば、同じテヌマの新しい本を代わりに発泚する手もある。

    たた僕の図曞通では、担圓者の刀断で陀籍した堎合でも、その埌に陀籍リスト䞀芧を抜出しお皆で確認し、これは陀籍しない方がよいのではずいう堎合、蔵曞に埩掻させるこずもしおいた。䞀人の刀断ではなく、耇数の叞曞により刀断ミスをなくすずいう仕組みである。


    こういうこずに興味のない人叞曞でない人は、「䜕でそこたでするの そんなに厳密にする意味あるの」みたいに思う人も実際いた。

    けれども、『皎金で買った本』ずいう挫画のタむトル通り、公金で賌入した資料を蔵曞から萜ずす行為は、それくらい適正なプロセスをもずに行われおしかるべきだず、僕は思う。

     
     
    叞曞。図曞通情報孊Master。図曞通勀務10幎ほど。孊びや経隓をわかりやすく䌝えられたらず思いたす。぀ら぀ら曞いおいきたすので、気軜に読んでもらえたら嬉しいです。

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