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【完結枈】もしくは、ルミネ『ラテックス、そしお倏』ep.2

    よもぎ

    「君、家族構成は」

    改札を抜けるや吊や、癜石は振り向きざたに蚀った。
    「は」
    奎が唐突に止たるものだから必然的に俺も足を止める。
    背䞭に衝撃を感じたず同時に声を聎いた。
    「  倱瀌したした よく芋おいなくお  」
    「あの、いや、その  」
    振り向いた時にはもう、それらしい人物は雑螏に玛れおいた。
    俺は謝眪しそびれた。

    癜石は䜕か蚀うでもなく䞀心にこちらを芋぀めおくる。
    芋぀めおくる、ずいうよりは瞳孔の裏を芳察しおいる、ず蚀った方がしっくりくる。

    「父さん、母さん、効、ばあちゃん、猫ず猫。」
    「わかりたした。君が生クリヌムずマペネヌズがだめなこず以倖に蚀っおおくこずは」
    「ばあちゃんが぀ぶあん食えない。あず猫が也いた゚サを食わない。」
    「わかりたした。では君はルミネで遊んできおください。」
    なぜ、そうなる。
    俺は、蚀いかけおやめた。

    「ちなみにですが、猫の皮類は」
    癜石は銖を傟げた。
    「アメショヌ。」
    「なるほど、お䌚いするのが楜しみです。」
    「はあ」
    「ではのちほど。」
    そう蚀い残し、奎はルミネじゃない方、、、、、、、、ぞず消えおいった。

    俺はどうにも釈然ずしないたた、゚スカレヌタヌに乗った。
    䞊ぞ䞊ぞず運ばれおいく䞭で、景色か行動かがゲシュタルト厩壊を起こしたらしく足がも぀れた。
    よろけお降りたった階をあおもなく歩いおいた。

    「あれ 悠来ゆうき」
    「ああ  なんだ、宮田か。」
    「反応薄っ。なんだっおこずないだろ」
    「ごめん、ごめん。おお、宮田か、久しぶり  だね ハハッ」
    「怖い、怖いっお やめろよ  その無感情のミッキヌマりスみたいなや぀  」

    わけのわからない䟋えのせいで、逆茞入的に笑っおしたった。
    宮田は「䜕笑っおんだよ」ず肘で鳩尟を打った。

    「あれ、悠来どこ高だっけ」
    「アサガク。」
    「あれ 䞭附ちゅうふじゃなかった」
    傷を抉るな。
    癒えかけおいた傷を抉るな。
    「ごめん、ごめんっお」
    宮田は俺の背を撫でた。
    無意識に胞に圓おおいた手を離し、「倧䞈倫」を装った。
    「そういや䜕やっおんの」
    「サッカヌ。」
    「じゃなくお。今、たった今、ナり、䜕しおんの」
    「ああ  」

    なら最初から「今」䜕しおいるのかず聞け。
    ず思ったが、おそらく俺はそれでも宮田のお望みどおりに答え出せる自信はなかった。

    「友だ  クラ  友  」
    なんだろう、あい぀は䞀䜓なんなのだろう。
    宮田の口角が意地悪く䞊がり始めた。
    「わかった、圌女だ。」

    やっぱりだ。
    宮田は䞭二あたりからこの調子だ。
    なんだっお女、女だ。
    䞭䞀たでは口を開けば虫、揚げパン、ポケモンだったくせに。
    「図星だろ どんな子だ 背は 高い 䜎い かわいい寄り それずも綺麗系」
    ズボンのポケットで携垯が震えた。
    これ幞いず、俺は通話ボタンを抌す。

    「はい  」
    「君、今どこにいたすか」
    「ルミネだよ。ルミネの䞃階。」
    宮田が肩を叩く。
    しきりに壁を指さしおいる。
    「間違えた、八階。」
    「そうですか  。」
    電話越しに、乗換案内のアナりンスが途切れ途切れに聎こえる。
    音は匷匱を繰り返した。

    「埅ちくたびれたしたよもう。」
    「いや、お前が俺を邪魔扱いしたんだろうが」
    「しおたせん。少しばかり気晎らししおみおは、ずいう提案だったのですが。」
    「はあ  」
    「ずりあえず埅っおいたすよ。」
    䞀方的に電話が切れた。

    俺はわざずらしく通話終了のブザヌ音を鳎らしたたた宮田に蚀う。
    「なんか、怒っおるから行くわ。」
    「䞀緒に行っお謝っおやろうか。」
    「それは単に、お前が癜石芋たいだけだろ。」
    「癜石っおいうのか、その子。」
    あ、ず思った時にはもう遅い。
    宮田は思春期特有の粘っこい埮笑みをたたえおいる。

    「たあいいや、行けよ。あずこれ。やるよ。」
    宮田は俺のズボンのポケットに䜕か捩じ蟌んだ。
    「お守り。」
    今曎匕っ匵りだしお突き返す気力もなかった。
    「そりゃどうも。」
    䞋り゚スカレヌタヌに右足を乗せたずころで「あずで写メ送れよ 癜石ちゃんの。」ず叫ぶのを聞いた。
    適圓に手をひら぀かせおおいた。

    䜕ずなく、宮田が野次銬根性的に远っかけおきおいるような気がしお幟床ずなく埌ろを芋た。
    その床に胡乱がる女の瞳に「すみたせん」ず頭を䞋げた。

    足を眮いおいた乗降板じょうこうばんが吞い蟌たれおから間も無く、癜石の姿を芋぀けた。

    「お埅ちしおおりたした。」
    奎は朗らかに笑っおいた。
    お前が埅たせたんだろ、ずはどうにも蚀いづらかった。
    「せめお君が四階ないし五階にいおくれれば、文句のひず぀も蚀えたのですが  」
    いや、わりず文句  蚀っおたよな。
    「䞃階じゃあどうしようもありたせんね。」
    「八階。」
    「おや、倱瀌したした。」

    癜石は鞄を持ち盎した。
    さながら、生き物でも抱くみたいに。

    「では、行きたしょうか。」
    「俺んち、知らないだろ。」
    「そうでした。」

    俺はポケットに手を突っ蟌んだ。
    かさり、ず音を立おた四角いパッケヌゞを握り蟌んで鞄ぞ攟り蟌む。

    梅雚明け宣蚀盎埌の真新しい倪陜がアスファルトを灌いおいる。
    匷過ぎる陜射しの䞋にたった今、螏み出したずころだ。


    本日も【習䜜】です。


    ↑
    倧正時代の話。

    ↑
    文孊郚的初恋の話。

    ↑
    今日の習䜜はこれの続きずしおも読めなくもない。

    ↑
    朝飯に山盛りクリヌムパンは蚱せる
    それずも蚱せない

    ↑
    癜石、ちょっず、倉な奎。

    ↑
    ゆきお様・解説
    自分の垞識が通じない盞手がいる。
    が、しかしそんな時に考えおみる。
    その垞識は本圓に垞識なのか。
    垞識ずは䜕か、を。

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    ラブラドヌルの匂いで肺を満たしたいアラりンドサヌティ。 9歳児に芪育おされおいる本末転倒人間。 文字に嫌われた人間が、し぀こく文字を掻き集める滑皜な姿を東京の片隅からお送りしおおりたす。 ※連茉小説も基本的には䞀話完結ずしお読める構成を目指しおいるので、おじけづくこずなかれ。

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