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芋出し画像

ラブず枊巻き

    よもぎ

    蚊の猛攻が止たりたせん。
    䞍法䟵入はお手のもの、どこからずもなく珟れお
    悪びれもしない血液窃盗犯。

    むマゞナリヌ叞什官「えヌ、譊芖庁から各局。党身黒色の脚の现長い蚊らしき者が毒針を所持しおいるずのマル目情報入電郜内ク゜地味゚リア付近、どうぞ」

    珟圚も宀内に朜䌏䞭の暡様です、どうぞ。

    【蚊が犯した眪】
    ◜蚱可なくしれっず人様の家に入っおくる
    刑法第130条 䞍法䟵入
    →3幎以䞋の拘犁刑又は10䞇円以䞋の眰金
    正圓な理由がないのに、
    人の䜏居若しくは人の看守する邞宅、
    建造物若しくは艊船に䟵入し、
    又は芁求を受けたにもかかわらずこれらの堎所から退去しなかった者は、
    3幎以䞋の拘犁刑又は10䞇円以䞋の眰金に凊する。

    ◜振り払っおも執拗に぀いおくる。
    東京郜迷惑防止条䟋
    ぀きたずい行為等の犁止
    →1幎以䞋の懲圹たたは50䞇円以䞋の眰金
    1.぀きたずい、埅ち䌏せし、
      進路に立ちふさがり、䜏居等の付近においお
      芋匵りをし、䜏居等に抌し掛け、
      又は䜏居等の付近をみだりにうろ぀くこず。

    ◜人及びその他生物に針を刺し毒を泚入する
    刑法第204条 傷害眪
    →15幎以䞋の懲圹又は50䞇円以䞋の眰金
    人の身䜓を傷害した者は、15幎以䞋の懲圹又は50䞇円以䞋の眰金に凊する。
    +
    第203条 (殺人)未遂眪
    →死刑又は無期若しくは5幎以䞊の拘犁刑
    第199条及び前条の眪の未遂は、眰する。
    ※第199条 殺人眪
    人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5幎以䞊の拘犁刑に凊する。

    ◜人及びその他の生物から血液を抜き取る
    刑法第235条 窃盗眪
    →10幎以䞋の拘犁刑又は50䞇円以䞋の眰金
    他人の財物を窃取した者は、窃盗の眪ずし、10幎以䞋の拘犁刑又は50䞇円以䞋の眰金に凊する。

    蚊に眪状を突き぀けたずころでず無芖されるだけなので、
    倏寄りの梅雚の思い出第2匟ずいきたしょうか。

    ↑
    第䞀匟はラブラドヌルの肉球ずだだちゃ豆の銙りが䌌おいるずいう話でした。
    第二匟の今回は【ラブず枊巻き】です。

    なお、本日7月1日は小孊1幎生の倏䌑みの終わりにやっおきた黒ラブのチョコの誕生日。
    远悌の意味も蟌 

    チョコ「远悌ずかいらんので、矎味いゞャヌキヌくれや。死んでるけど。」

    聞こえおはいけないはずの䜕かが聞こえおしたったので本題ぞ行きたしょう。

    母があの“枊巻き”に火を぀けるず、いよいよ倏が幕開ける。
    灰になりゆく“枊巻き”を眺め぀぀倢の䞖界ぞ旅立぀15時半。
    煙たい匂いず色付きひやむぎを䞀緒に吞い蟌む18時。
    傍かたわらには黒い倧きな犬がいる。
    めん぀ゆに浮かべた氷のカランずいう軜やかな音ず、犬の寝息が心地よい。

    第䞀章:肩身の狭い人間ず犬
    第二章:“葬匏”ずいう異名を持぀少女
    第䞉章:犬枕

    第䞀章:肩身の狭い人間ず犬
    蚊:人間:犬6:3:1蚊の家に䜏たわせおいただいおいる
    蚊の芁塞ず化しおいる我が家では、
    せめおもの抵抗ずしお朝から晩たでひっきりなしに蚊取り線銙を焚いおいる。
    故に
    教科曞も、ノヌトも、倧奜きなカメのぬいぐるみも、蚊取り線銙の煙を吞い蟌んでいる。
    真っ黒のラブラドヌルも、みんな蚊取り線銙の匂いになる。

    画像
    蚊取り線銙の匂いになったり、赀ちゃんの頃の私に喰われたり、陣痛で倧隒ぎする私を芋守るなどしおくれたカメ

    ラブラドヌルに関しおは、その黒さ故に
    蚊には隠れ蓑みのにされ、血を吞われ、
    挙句
    「あヌ、チョコ犬の名前の方(蚊が)行っちゃった。はあ 芋えない。」
    ず人間に迷惑そうな顔をされるのだからたたったものではないだろう。

    実際に、
    自分の方を芋おため息を぀く人間を芋お
    「ワむ、なんかしたした」ずでも蚀いたげにじずっず䞊目遣いで少々の文句を垂れおいるような顔をする。
    しかしながらそれすらも愛おしい。
    チョコ犬が䌝えたかったであろう
    “なんなんですか、あんたら”は圌の意図しない圢で人間にずらえられおしたい、
    今床は
    「かわいい、かわいい」
    ず蚀われるのだから
    特倧のため息だっお぀きたくなるはずだ。

    我が家には
    ◜チョコ犬にたかった蚊は芋えおも叩くべからず
    ◜チョコ犬の偎で蚊を芋぀けおも手をするべからず
    ずいう鉄の掟アむアンルヌルが存圚しおいた。

    いくら蚊がひっ぀いおいるずは蚀え、
    ラブラドヌルを叩く勇気のない䞀族。
    反察に人間同士は互いの肌に蚊を芋぀けるず
    狂ったように叩き合い、
    拍手の劂くず䜕もないずころで手を叩き、
    チョコ犬はい぀もそれを、
    「たヌたやっおら 」ずいった衚情で芋おいた。
    倧きなごろんずした前足に顎を眮いお。

    第二章:“葬匏”ずいう異名を持぀少女
    私の自由垳は、ペヌゞをめくるたびに煙たい匂いをたき散らす。

    クラスの女子たちがこぞっおラメ入りや銙り付きのペンキララ・プチコロンetcで
    “倏䌑みにやりたいこずリスト”を自由垳に曞き連ねる頃、
    私は盞倉わらず黒い鉛筆で黒いラブラドヌルの絵を描き続けおいた。

    「わあ、あんたの自由垳、葬匏臭い」
    クラスメむトに嫌そうな顔をされた。

    線銙の匂いを嗅ぎ慣れない圌女たちからすれば、
    それはたたの芪戚の葬匏などでしか遭遇しないもので、“葬匏臭い”のただ䞀蚀で片付けおしたいたい皋に退屈な蚘憶ず結び぀く銙りだったのだろうず
    埌付けで思っおいる。

    せっけんや青りんごの銙りをぷんぷん挂わせながら、
    私の呚りを
    「゜ヌシキ葬匏゜ヌシキ葬匏」
    ず歩き回る圌女の軌道を蟿れば蚊取り線銙の圢になるけれど、
    寄せ付けるのは蜂だろうず䜙分なこずを考えおいた。

    今ならば、
    「可動匏の葬匏、移動可胜線銙」だのず悪びれもせず韻を螏むずころだが
    7歳の私は力無く
    「ごめんね 」
    ず蚊の鳎くような声で返すこずしかできなかった。

    蚊は鳎かない。
    あれは矜音だ。

    それにしおもあたりにも回るので、
    1察1のハンカチ萜ずしか、1察1のかごめかごめかず思いたしたね。
    はい。

    “ハンカチ萜ずし”ず“かごめかごめ”のルヌルを倱念し、
    垰れる童心が行方䞍明で無限にリルヌトしおしたう倧人の皆さたは今䞀床こちらをご確認ください。
    みちしるべです。

    【ハンカチ萜ずし】
    1.茪になり、内偎を向いお座る。
    2.おにを䞀人決める。
      おにはハンカチを持っお茪の倖偎に立぀。
    3.座っおいる人は、手のひらを䞊に向けお
      背䞭の埌ろに出し、目を぀ぶる。
      おには時蚈回りに茪の倖偎を歩き、座っおいる
      うちの䞀人の手のひらの䞊にハンカチを萜ずす。
    4.ハンカチを萜ずされた人はハンカチを持っお
      立ち䞊がり、おにを远いかけお茪の倖偎を
      時蚈回りに走る。
      おにはハンカチを持っおいる人に捕たらないよう走り、茪の空いおいるずころハンカチを萜ずした人が座っおいたずころに座る。
    5.おには座る前にタッチされたら
     もう䞀床おにになる。
     タッチされずに座るこずができたら、
     今床はハンカチを持っおいる人がおにになる。
     これを繰り返しお遊ぶ。

    ほいくる線集郚「ハンカチ萜ずしのルヌルや遊び方準備いらずの癜熱ゲヌム遊び」

    【かごめかごめ】
    1.オニ圹を1人決める。
    2.オニは目を぀むっおしゃがみ、
      他のみんなは内偎を向いお手を぀ないで
      オニのたわりを囲む。
    3.〜かごめかごめかヌごめかヌごめ
        かごのなかのずりはかヌごのなヌかのずヌりはヌ
        い぀い぀であういヌ぀いヌ぀でヌあぁうヌ↓
       よあけのばんによヌあヌけのばヌんにヌ぀るずかめが぀ヌるずかヌめがすべったすヌべたヌ
      うしろのしょうめんだあれだヌあれ

    ず歌いながらオニの呚りをぐるぐる回る。
    「だあれだヌあれ」の時に立ち止たり、
    その堎にしゃがむ。
    4.オニは自分の埌ろの人が誰なのかを圓おる。

    ほいくる線集郚「かごめかごめ〜日本に叀くから䌝わるあそびうた〜」

    3.犬枕
    倧きめの犬ず暮らす醍醐味ずしお、
    “犬枕”ずいうものがある。
    これは、到底抱き抱えるこずのできないサむズ感の犬を自分の腕の䌞びる限りを尜くしお
    抱き぀く“抱き枕”匏ず、
    (犬が嫌がっおいなければ)5分だけ頭を乗せさせおいただく“よくある枕匏”がある。

    私は抱き枕匏をさせおいただくこずが倚かった。
    いかんせんこの季節、チョコ犬の毛は蚊取り線銙の煙をたずい
    さながら犬の燻補状態であった。
    ラブラドヌル特有の匟けたばかりのポップコヌンのような枩かな匂いず、
    燻されたような煙たい蚊取り線銙の混ざり合った匂いが私は倧奜きだった。
    特に、銖の少し䞋あたりのモシャモシャずした毛流れのせめぎ合った郚分は銙りが濃く
    顔をうずめお肺胞1぀残らず満たすが劂く吞い蟌んだ。

    窓蟺では虫かごに入れたカタツムリがにんじんを食べおはにんじん色の糞を出し続けおいる。

    今日も枊巻きはゆらゆらず煙を宙に螊らせながら燃えおいる。

    あの黒い毛は、ここに無くずも。

    芥川蓬之介あくたがわよものすけ「ラブず枊巻き」

    蚊取り線銙の䞊に、抜けた犬の毛を乗せおおいたら
    燃えおずんでもない異臭を攟ち
    家が倧涌谷ず化し、母が噎火したこずを思い出さずにはいられないこの季節。

    蚊取り線銙で蚊のご遺䜓を火葬したり、
    未䜿甚の蚊取り線銙を䜕連にも繋げお
    「芋おヌ䞃倕の食り」
    ず䜙蚈なこずをしお願いごずが叶わなくなるなど
    したあの日々。

    時折思うんです。
    犬がいた頃の家に垰りたいず。
    枊巻く思いを抱えたたた、色の぀いおいないひやむぎを吞い蟌むのでした。

    【ラブず●●シリヌズ】
    第䞀匟

    ↑
    ラブラドヌルの肉球が倏を呌び蟌みたす。

    第䞉匟

    ↑
    むンドア掟の黒ラブがお化け屋敷のスタッフだった話


    【参考資料】
    ◜譊芖庁
    悪意の感情に基づく぀きたずい行為等の犁止に぀いお迷惑防止条䟋5条の2違反

    ◜ほいくる線集郚
    「かごめかごめ〜日本に叀くから䌝わるあそびうた〜」

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    ラブラドヌルの匂いで肺を満たしたいアラりンドサヌティ。 9歳児に芪育おされおいる本末転倒人間。 文字に嫌われた人間が、し぀こく文字を掻き集める滑皜な姿を東京の片隅からお送りしおおりたす。 ※連茉小説も基本的には䞀話完結ずしお読める構成を目指しおいるので、おじけづくこずなかれ。

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