
3度の停止と、解除。AIに口を塞がれる ──Threads+Instagram(Metaアカウント)凍結の実録
ある日、あなたのSNSアカウントが凍結された──そんな時、どうするでしょうか。
この記事では、2025年10月10日から半日の間に
3度の停止と解除を繰り返した体験を記しています。
次はあなたかもしれない。
備えとしてこの実録を読み、AIによるアカウント停止の現実を知っていただければ幸いです。
突然の停止通知──残業帰りの衝撃
その日、私は昼休みに「午後もがんばっていきましょう」とThreadsに書き込み、画面を閉じました。
2025年10月10日、19:50。
3時間の残業を終えて地下鉄の駅へ降り、スマホを開くと──Threads、そしてInstagramの両方が「アカウント停止」と表示されていました。


心臓が一瞬止まったようでした。
Instagramの表示には
「偽アカウントを作成することは禁止されています」
との表示。

待って、偽アカウントって何?
私はMetaアカウント(ThreadsとInstagramを紐付ける共通アカウント)に所有するメールアドレスと電話番号を紐付け、ワンタイムパスワードによる二段階認証も設定しています。
それでも、実在の人間とみなされない?
足元がぐらつく感覚がありました。
私は指定されるままにその場、駅のコンコースでセルフィーを撮り、送信。

審査には1日強かかるとのこと。
しかし約1時間後、解除のメールが届きました。

何事もなかったかのようにアカウントは戻り、タイムラインも投稿も無傷でした。
「マイクテステス ただいまマイクのテスト中です」
凍結されたことには触れず、一言だけThreadsに投稿しました。

停止のポップアップは出ないし、タイムラインは見えている。
けれど、本当に再開されたのか、不安で仕方ありませんでした。
深夜、2度目の停止とセルフィー送信
悪い予感は的中しました。
眠っている間に、またしてもアカウントが停止されたのです。
日付が変わり10月11日。
深夜2:00の停止に、すぐには気づけませんでした。明け方4:30ごろに目が覚めて、Threadsを起動したら、またしてもあの無情な停止宣告。
慌ててメールを確認すると、昨晩と同じテンプレメールが来ていました。
急いで異議申し立てを英文で作り、Threadsから送ろうとしたのですが、今回の停止はInstagramからなので、そちらから対応せよとのこと。
また、あのセルフィーの送信です。起き抜けのノーメイクの動画を知らない相手に送らざるを得ない、これ自体も強いストレスと深い疲労を感じました。
iPhoneに映る自分の顔は、ただ呆然としていました。
半日に3度。止められては解除される繰り返し
10月11日、9:00。
2度目の解除に気づいて、恐る恐る2度の停止と解除の経緯をポストしました。

すると── 直後に、3度目の停止通知が。
そんな予感はしていました。

この手続きにもう慣れてしまっていた自分に少し驚きました。
同じ手順で異議申し立て(といってもやっぱりInstagramでやれと出てくるので、セルフィー)を送り、約1時間後、また元通りに。
残ったのは、安堵ではなく無力感でした。
復帰直後の行動が危ないという情報も得たので、今度はしばらく動かさず、静観することにします。
心配してリプライをくださっている方もいらっしゃるのですが、返信できず申し訳ありません。
同じように、ThreadsやInstagramで一晩のうちに何度も停止と解除を繰り返した事例は、探すと他にもありました。
本人確認を経て復旧しても、短時間で再停止する例が少なくありません(※1)。
AIは行動の“パターン”しか見ない
Metaは、アカウント凍結のほとんどをAIによる自動処理で行っているとされています。
実際、私のケースでも「人間からの返答」は一度もありませんでした。
どの投稿が問題視されたのか、誤検知の理由も開示されない。
それでも私の顔写真はAI審査のために送られていきます。
AIは、不正アクセスやスパム行為の検知を目的に強化されており、急なフォローやアクセス集中などを”異常”と判断して停止を発動することがあると指摘されています(※2)。
また通信が不安定な環境では、本人確認が正しく処理されず再停止につながるケースもあるといいます(※3)。
同じ認証を何度か繰り返してようやく解除されたという事例も報告されています(※4)。
アベプラでは今年の6月に、Meta系のアカBANが多発しているというテーマで配信番組が作られていましたので、ご参考にどうぞ(※5)
これらの参考リンクは、末尾にまとめてあります。
自動化の向こうに人はいない ──ロジックに振り回される
SNSの裏側で働くロジックは、透明ではなく「不可視」です。
人の目が届かない場所で、誰かの発信が止められる。
これまで一度も「人間」からの連絡を受けておらず、届くのはAIによる自動返信だけでした。
膨大なユーザーを確認し、逐次対応するのは大変でしょうから、自動化はやむを得ない部分もあります。
しかし現実の人間が、個人情報を提示した上でAIに「偽物」だと切り捨てられ、自動化された停止と解除を繰り返されるというのは、なんとも皮肉な、ジョークのような話です。
実は私は、X(旧Twitter)でも同じように理不尽な体験をしています。
10月の頭にXのアカウントを凍結され、異議申し立てを行いましたが、あれから自動メールすら来ずに宙ぶらりんの状態です。
このX凍結の件については別の記事に書いております。
複数のプラットフォームで同様の経験をしたことで、これは決して偶然ではなく、SNS全体に共通する構造的な問題だと感じています。
それでも発信を続けたい
SNSが止められるというのは、単に「使えなくなる」以上のことです。
自分の声を塞がれるような感覚。
思考の回路を急に遮断される。
自分の存在を偽物として否定される──そんな静かな恐怖があります。
二度と同じことが起きない保証はありませんが、行動を見直し、各プラットフォームからの通知にもいっそう気をつけていきます。
投稿内の言葉にも注意が必要だと感じます。
「稼ぐ」「収益」などのワードは、不正利用やスパム検知の対象になりやすいという説があります。
(だからカセグとか収エキなど、隠語的に書く人がちらほらいるのですね)
他の人がそのまま使っていて問題ないように見えても、アカウントを作って間もない場合などは引っかかることもあるようです。
確かなことは言えませんが、避けておくに越したことはないでしょう。
AIに奪われない「声」をどう保つか
この一件で痛感したのは、SNSは便利でも「完全に自分のものではない」という現実です。
プラットフォームの都合ひとつで、発信の自由は簡単に止められる。
そして、ひとつの仕組みに依存しているほど、その瞬間の衝撃は大きい。
伝えたい言葉があるなら、続けるしかありません。
以下に、今日からできる備えを優先順位順に整理しておきます。
【最優先】凍結されたら、まず何をすべきか
1. 落ち着いて、証拠を残す
・停止通知のスクリーンショットを撮る
・届いたメールをすべて保存する
・投稿履歴が見られる場合は記録を取る
2. 異議申し立てを行う
・プラットフォームの指示に従って本人確認を完了させる
・異議申し立てを文章で行う場合には、丁寧かつ簡潔に(感情的にならない)
英文での申し立ての場合の例文:
I believe my account was suspended by mistake.
I am a real person and have not violated any community guidelines.
I have verified my identity as requested.
Please review my account and restore access.
3. 解除後の行動も慎重に
・解除直後は投稿を控える(数時間~半日は様子見)
・フォローやいいねなどのアクションも控えめに
・通信環境が安定している場所で操作する
👉チェックリスト:今日できる備えとして
✅ メールアドレス・電話番号の連携を確認する
✅ 二段階認証を設定する
→ わたしは設定していたにも関わらず…ですが
✅ 連携アプリの権限を見直す
✅ 投稿内容の再確認
→ 検知されやすいとされるワードや、同じ外部リンクを貼り続けないよう注意
✅ 複数のSNSに「避難所」を作っておく
→ note、ブログ、別のSNSなど、収益源や発信源を分散させる
→ 各プラットフォームで異なるメールアドレスを使用する(なかなか面倒ですが…)
→ 親しいフォロワーに他の連絡先を伝えておく
これらは小さな行動ですが、あなたの声を守る第一歩です。
おわりに
AIによる自動化された検知とアカウント停止は、次はあなたに起きる出来事かもしれません。
Meta系に限らず、SNSを使用しているあなたに是非この体験を知っていただきたいと思い、綴りました。
もしかしたら実際にThreadsとInstagramでアカウント停止されて、困ってここにたどり着いたという方もいらっしゃるかもしれませんね。
私の経験が、何かのお役に立てましたら幸いです。
スキを押していただけますと、大変励みになります。
▼参考・出典はこちら
※1:Threads短期間で2回のBAN…原因と対策
※2:【2025年最新版】Instagramアカウントが凍結される10の理由と解除法
※3:インスタでログインできない原因と解決法まとめ
※4:Threads、停止されました。原因と復活までのリアル記録
※5:【垢BAN】相次いでインスタや Facebookのアカウント永久凍結?再審査の仕組みがない?原因は?|アベプラ