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表示より、100グラム少なかった豚肉を買った日――小さな違和感を見逃さないために

    手に持ったときの「少し軽いな」という感覚は、案外、当たっているのかもしれません。

    表示は297g、実際は185.6g

    先日、スーパーで豚肉の小間切れを買いました。

    パックには、正味量297g。
    100gあたり159円。
    本体価格472円、税込510円と表示されていました。

    そこにお買い得のシールが貼られていて、価格は424円になっていました。

    帰宅して、いつものように小分けにしようと、キッチンスケールにのせました。

    表示は297g。
    けれど、実際に量ってみると、185.6gでした。

    手に持ったとき、少し軽いなとは思っていました。
    でも、まさか表示より100g以上も少ないとは思いませんでした。

    驚いた、というよりも、あとから静かに悲しくなりました。

    表示どおりなら297g。
    実際は185.6g。

    差は111.4gです。
    割合で見ると、実際に入っていた量は、表示の約62.5%でした。

    つまり、表示の6割ほどしか入っていなかったことになります。

    税込424円で買ったと考えると、実質的には100gあたり約228円。
    本来の表示どおり、100gあたり159円で185.6gを買った場合は、税込で約319円ほどです。

    つまり今回は、実際の量に対して約105円多く支払った計算になります。

    たった100円。
    そう言われれば、それまでかもしれません。

    でも、毎日の買い物の中で、こうしたことが何度も重なれば、家計にはじわじわ響いてきます。

    数グラムの誤差とは違っていた

    以前の記事でも、似たようなことを書きました。

    過去記事:「表示より5g少なかったお肉と、小さな違和感との向き合い方」

    そのとき、関係機関に確認したところ、表示のグラム数より数グラム程度少ない場合は、誤差として扱われることがあると知りました。

    だから私も、5gくらいなら仕方ないと思っていました。
    計量器にも、扱う商品にも、多少の誤差はあるのだろうと。

    けれど、今回は5gではありません。
    100g以上です。

    さすがにこれは、買う側としては見過ごしにくい違いでした。

    自炊していても、気づけなかった

    私自身、普段から自炊をしています。
    肉を小分けにしたり、冷凍したりするので、200g、300gくらいの重さは、なんとなく手の感覚でわかるつもりでした。

    それでも、今回は買ってしまいました。

    これが、ふだんあまり料理をしない方だったら。
    あるいは、肉の重さを手で持った感覚としてあまり覚えていない方だったら。

    表示を信じて買い続けるしかないのではないか。
    そう思うと、少し怖くなりました。

    理由はわからない。でも結果は残る

    以前、関係機関に問い合わせたとき、担当の方は、そのお店には注意喚起をすると話していました。

    その後の買い物で、また今回のようなことが起きました。

    もちろん、これが故意だったのか、単なる計量ミスだったのか、ラベルの貼り間違いだったのか、私にはわかりません。

    けれど、買う側にとって大切なのは、理由よりも結果です。

    表示よりかなり少ない量の商品を、表示を信じて買ってしまった。

    その事実だけは、残ります。

    とはいえ、何度もお店に言いに行くのも、気が重いものです。
    こちらが悪いことをしているわけではないのに、クレームを入れる人のように見られてしまうのではないか。

    そんなふうに考えてしまう自分もいます。

    これからは、自分で静かに確かめる

    だから、これからは自衛の方法を考えることにしました。

    たとえば、297gと表示されたお肉なら、買い物かごにバター1箱と板チョコを数枚入れてみます。

    バター1箱は、だいたい200g。
    板チョコ1枚は、だいたい50g。

    バター1箱と板チョコ2枚なら、合計で約300gになります。

    それを片手に持ち、もう片方の手に297g表示のお肉を持ってみる。
    両手で比べれば、50g以上の違いがある場合、手の感覚でも気づきやすくなるかもしれません。

    もちろん、店内でキッチンスケールを出して量るようなことはしません。
    防犯カメラにも映るでしょうし、周囲から見れば不自然な行動に見えるかもしれません。

    だからこそ、目立たない形で、重さの目安になる商品と比べる。

    これは、買う側ができる小さな防衛策だと思います。

    信じるだけではなく、確認する時代へ

    これまで私は、日本の買い物には、目に見えない信頼があると思っていました。

    表示された量。
    表示された価格。
    きちんと量られて、きちんと値段がつけられている。

    そういう地味で目立たない正確さが、この国の買い物の安心感を支えていたのだと思います。

    けれど、これからは、ただ信じるだけではなく、自分でも小さく確認する力が必要になってくるのかもしれません。

    怒るためではなく。
    誰かを責めるためでもなく。

    自分のお金を、静かに守るために。

    買い物の中で感じた「少し軽いな」という違和感。
    これからは、その小さな感覚を、もう少し大事にしていこうと思いました。

     
     
    50代の日常から見つけた、小さな気づき。 暮らしの工夫、健康、食生活、備え。 無理をしない生き方と、こころの休憩を綴っています。 読んだ方の一日が、ほんの1ミリでも軽くなりますように。 note連続投稿中|やさしいノート

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