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🌱②感覚世界🔖74 🔔 キット・アームストロング《消えゆく雪景色》⛪教会に住むピアニスト Kit Armstrong

    《Musique, ma patrie !(音楽こそ私の祖国)》100日間の後半では、「音楽とは何か」という問いは、少しずつ「世界をどう経験するのか」という問いへと姿を変えていく。その転換点のひとつとなるのが、キット・アームストロング自身が作曲した小品《消えゆく雪景色》である。テーマは雪が静かに溶けていく時間、その変化に耳を澄ませる感覚が音楽として描かれる。「雪が降る」出来事には気づいても、「雪が消えていく時間」を意識することは少ない。しかし彼は、そのわずかな変化に音楽を見出す。音楽とは特別な場所だけに存在するものではない。世界は絶えず変化し、その移ろいを感じることで、日常は音楽になり得る。この考え方は、シリーズ後半で繰り返し語られる「鐘」「鳥の声」「雨」「風」といった自然や日常の音にもつながっていく。《Musique, ma patrie ! 》は、世界に既に存在している音楽へ、もう一度耳を澄ませるための100日間でもある。

    この回は、「🌱感覚から入るルート」の2/3本目です。
    演奏作品🎼キット・アームストロング《消えゆく雪景色》
    テーマ💬世界の中に存在する音楽
    この回のキーワード🗝「音楽は、世界の変化に気づくことから始まる。」
    📖 シリーズ内での位置づけ🔔 La musique des choses/世界の中に存在する音楽(#️⃣71–77)

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