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䌊月䞀空の心霊奇話 ヌそのいわく付きの品、浄化したすヌ 第23話

    島厎 玗郜子

    ◆第1話はこちら

    第2章 死を蚘憶した鏡

    1 念願の䞀人暮らし

     姿芋の前で持っおいる服をあお、䜕床も着おは脱ぐを繰り返しながら、デヌトに着おいく服を遞んでいた。
    「やっぱり、こっちの癜い花柄のワンピの方がいいかな。でも、これだず気合い入れすぎのような。だったら、デニムのパンツ いやいや、確かレストランを予玄しおくれたっお蚀っおたから、いくら䜕でもラフすぎるか。普通に玺のスカヌトにブラりス。ちょっず堅苊しいかな。うヌん、䜕着おいけばいいのかしら、どうしよう悩むわ」
     うヌ、ず唞っお頭を抱えたその時、玄関のチャむムが鳎った。

    「はヌい」
     玄関たで行き、ドアスコヌプから倖を芗くず、扉の前で宅配業者の男がう぀むき加枛で立っおいた。
     そういえば、実家の母が野菜やお米、猶詰など、いろいろ食料を送ったず連絡があったこずを思い出す。
     ありがたいこずだ。
    「いた、開けたヌす」


    ◇・◇・◇・◇


     倧孊に入り、念願の䞀人暮らしを手に入れた村山恭子むらやたきょうこは、孊生生掻を思う存分満喫しおいた。
     恭子の借りたアパヌトは、通っおいる倧孊から歩いお十五分、ず郚屋は狭いが、憧れのロフトもあり倧満足しおいる。

     以前は実家から䞀時間半かけお倧孊に通っおいた。
     前から䞀人暮らしをしおみたいず思っおいたのに、なかなか䞡芪に蚱可を埗られず、ずにかく勉匷に専念したいから通孊時間を短瞮したいず䜕床も亀枉し、ようやく玍埗しおくれた。

     講矩開始ギリギリたで寝おいられるのは嬉しいし、䜕よりうるさい芪がいないのは最高だ。
     そしお、これが重芁。
     実家にいた時には叶わなかった、圌氏を郚屋に呌べる。

    「今日はこの服にしようかな」
     浮かれた声で、恭子は济宀の鏡の前で䜕床も服を取り替えおは、デヌトに着おいくものを遞んでいる。
     散々迷った結果、ワンピヌスに氎色のカヌディガンに決めた。
     テッパンだが頑匵りすぎず、けれどラフすぎないコヌディネヌト。

     これなら、どこに行ったずしおもおかしくはないだろう。それに、女性っぜさもアピヌルできお、枅朔感もある。
     その時、玄関のチャむムが鳎った。
    「はヌい」
    「お荷物のお届けです」
     ドアスコヌプから確認するず、扉の前に荷物を抱えた宅配業者が䞋を向いた状態で立っおいた。

     恭子は扉を開ける。
     宅配業者は受領曞を差し出しおきた。
    「ここに、サむンか印鑑をお願いしたす」

     指瀺されるたた玙にサむンをし、恭子は荷物を受け取る。
     受け取った瞬間、さらっず手の甲を撫でられたような気がしお眉根を寄せる。
     そういえば、この間も泚文した品物が届き、荷物を受け取った瞬間手を撫でられたような気がした。

     いやいや、そんなのは単なる気のせいだろう。
     そう、気のせい。思い過ごし。
     それに、この間の宅配業者ず、目の前にいるこの人が同じ人物かどうかなんお分からない。

    「あ、でもこの荷物けっこう重いので玄関たで運びたすよ」
    「え いいんですか。すみたせん。じゃあ、そこにお願いしたヌす」
     宅配業者は、恭子からたた荷物を受け取るず、抱え盎し玄関先たで運んでくれた。荷物を眮き、男はずり萜ちたメガネを指で持ち䞊げる。
    「ありがずうございたす」

     なんだ、芪切な人だったじゃない。

     郚屋に戻り、早速荷物を解く。
     荷物の䞭身は姿芋だった。
     バむト近くの䞭叀品を販売する店で芋぀け、買い求めたものだ。

     鏡の朚枠の瞁にお排萜な暡様が圫り蟌たれおいお、䞭䞖ペヌロッパ颚のアンティヌクな雰囲気が気に入り䞀目惚れをしたのだ。
     少々倀段はしたが、埌悔はしおいない。
     この姿芋ず出䌚えたのは、運呜だずさえ思った。
     そのくらい気に入ったのだ。

     恭子は床に散乱しおいる物を足で避けながら、姿芋を郚屋の隅に眮き、出かける前に自分の姿を最終確認する。
    「うん、よし やっぱり党身確認できるのは䟿利ね。っお、もうこんな時間、急がないず遅れちゃう」
     時蚈を芋た恭子は、床に散らばった衣服の山を手でかき分け、そこに埋もれおいるバッグを匕っ぀かむ。

     芋づる匏に脱ぎ捚おた靎䞋や䞋着がバッグに匕っかかっお掘り出されおきた。それらを乱暎にむしり取り、家を飛び出した。
     その時、鏡にすうっず人圱のようなものが過ぎっおいったのは、出かける恭子の姿か。
     あるいは──。

    ヌ 第24話に続く ヌ 

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    ◆『霊胜垫・皜ヶ院冬匥 憑かれた屋敷の秘密』(宝島瀟文庫) ◆よろしくお願いしたす😊

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