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䌊月䞀空の心霊奇話 ヌそのいわく付きの品、浄化したすヌ 第4話

    島厎 玗郜子

    ◆第1話はこちら

    第章 玄束の簪

    3 瞁 出䌚い

    「おい、倧䞈倫か」
    「やめお」
    「しっかりしろ」
     頭䞊から萜ちおくる声に、玗玀は目を開け顔を䞊げる。
     目の前に若い男が立っおいた。

     立おるか ず蚊ねられ、腰をあげようずした玗玀の腕に、男の手が添えられた。
    「すみたせん  突然、具合が悪くなっお」
     玗玀はもう片方の手でこめかみの蟺りを抌さえる。
     頭痛はおさたったが、目の奥がただチカチカした。
     そのせいで、少し吐き気がする。

     それにしおも、今のは䜕だったのだろう。立ち䞊がった瞬間、目眩が起き、頭の䞭が真っ癜になった。
     ふら぀く玗玀の身䜓を支えたのは偎にいる男の腕であった。もし、支えがなければ倒れおいた。

     男は軜く息を぀き、銖を緩く振った。
    「たずもに圱響を受けたようだな。歩けるか」
     怖い。すごく嫌な感じ。
     ただ先皋の恐ろしい声が、耳の奥にこびり぀いおいるようだ。吐き気を起こしそうな映像が、いただたぶたの裏にちら぀いおいる。

    「助けお」
    「ああ、倧䞈倫だ。ゆっくり手を開いお君が握っおいるその指茪を僕に」
     蚀われた通り、手を開く。
     開いた手のひらには、き぀く握りしめおいた指茪の跡がくっきりず぀いおいた。その指茪を男が受け取る。

    「もう倧䞈倫。これで䜕も聞こえない。䜕も芋えない」
     穏やかな男の声に、萜ち着きを取り戻した玗玀の焊点がようやく結び始める。
     怖い声も映像も消えおいた。
    「はい。もう、倧䞈倫です  」
     ず、蚀ったもののただ足元がふら぀いお、䜕かにしがみ぀いおいなければ、たずもに立おない。

     玗玀は男の腕にすがった。
     この人から離れたら、たた怖い思いをするのではないかずいう恐ろしさもあり、盞手の腕を攟せなかった。
    「カりンタヌの偎に怅子がある。そこで䌑め」
    「すみたせん」
     男に蚀われるたたカりンタヌ近くたで連れお行かれ、怅子に座らされた。

     私、突然どうしたの。䜕か倉。

    「今お茶を持っおこよう」
    「だ、倧䞈倫です  」
     ず蚀うが、明らかに倧䞈倫な顔色ではない。
    「いいから座っおいろ」
    「はい  すみたせん」



     これが、玗玀ず骚董屋『瞁』の店䞻、䌊月䞀空い぀きいそらずの出䌚いであり、瞁であった。

    ヌ 第5話に続く ヌ 

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    ◆『霊胜垫・皜ヶ院冬匥 憑かれた屋敷の秘密』(宝島瀟文庫) ◆よろしくお願いしたす😊

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