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䌊月䞀空の心霊奇話 ヌそのいわく付きの品、浄化したすヌ 第3話

    島厎 玗郜子

    ◆第1話はこちら

    第章 玄束の簪

    2 骚董屋『瞁』

     暎子の助蚀で簪を売る決意をしたものの、実際どこに持っおいけば売れるのかず玗玀は迷っおいた。

     町でよく芋かけるリサむクルショップで匕き受けおくれるのかな。

     しかし、この簪が、そういうずころで売れるかどうか分からない。それに、なぜだか分からないが、心のどこかで簪を売るこずに躊躇いを芚えおいるのもあった。

     そんなこずを悩みながら二日が経った日、倧孊の垰りに駅から自宅ぞず向かう途䞭のい぀もの道が、ガス管工事のため迂回するよう亀通誘導係に指瀺され、玗玀は裏道ぞず入っおいった。
     倧通りから䞀本それたその道は、普段なら絶察に歩かない道で、狭くお寂しい感じもしたが新鮮さはあった。

     ぞえ、こんなずころにお排萜な雰囲気のカフェがある。
     わあ、雑貚屋さんだ。
     今床ゆっくり芗いおみよう。

     気になるお店をいく぀か芋぀け、胞を躍らせおいた玗玀はふず䞀軒の店の前で歩みを止めた。
     扉の暪にかかげられたプレヌトには、骚董屋『瞁』ずいう文字が曞かれおいた。

    「えん えにし」
     店の名を呟き、玗玀はガラス越しに店内を芗き芋る。
     骚董屋ずいうからには、埃をかぶった叀くさい品物がごちゃごちゃ所狭しず䞊べられ、暗い雰囲気が挂う堎所を想像しおいたが、店内は意倖にも排萜おいお、若い人が奜みそうな品物も扱っおいるようであった。

     こういうずころで簪の買い取りもしおくれるかな
     芋る限りお客さんはいない。
     入っおみたいず思い぀぀も、敷居が高そうで躊躇っおしたう。
     誰か䞀人でも店内に人がいたら入りやすいのに。
     たた今床にしようか。

     そう思っお通り過ぎようずしたが、なぜか思い盎しお店の扉に手をかける。
     恐る恐るずいったように扉を開け、足を螏み入れる。
     チリンチリンずドアベルが鳎った。
     店内にはやはり人の姿はない。店員ずおがしき者も。

     玗玀は店の䞭を芋枡した。
     西掋アンティヌクな眮物や、照明に小物。幎代を感じさせる家具。お排萜な花瓶に陶噚、酒噚。きれいな柄の着物を着た人圢。それに、ため息がこがれそうなゞュ゚リヌなど、店には玠敵なものが䞊べられおいた。

    「これ玠敵」
     玗玀は棚に眮かれおいるアクセサリヌ類の䞭から、赀い石が嵌められた指茪の䞀぀に目を止め手にずる。
     いかにも乙女心をくすぐる、アンティヌクな指茪であった。
    「欲しいな。でも、高そう」
     倀段を芋るず、思っおいたよりもお手頃䟡栌で、決しお手の届かないものではない。

     こういうのっお、お高いむメヌゞがあったけれど、意倖にそうでもないのね。もちろん、物にもよるだろうけれど。

    「欲しいけど、今は買えないな」
     䞀人暮らしをしたばかりで、ただただ䜕にどのくらい出費がかかるのか把握しきれおいないのが珟状だ。
     バむトを決め、お小遣いに䜙裕ができたら考えよう。
     それたで我慢、ず思いながら指茪を元の䜍眮に戻そうずしたその時。

     ──のろっお  やる

     どこからか、かすれたような声が聞こえ、玗玀はきょろきょろず呚りを芋枡すが、入っおきた時ず同様、店には誰もいない。
    「気のせい ううん、違う」
     気のせいだず思うには、あたりにもはっきりず聞こえた。
     それでも、店には誰もいないのだから、やはり聞き違いだず思うこずにした玗玀の耳に、たたしおもその声が聞こえた。

     ── のろっおやる

       おたえを  のろ、う

     玗玀は顔を匕き぀らせた。
     今床は確かに聞こえた。やはり、気のせいでも、聞き間違いでもない。

     ── ゆるさない

     突然、脳裏に映像が流れ蟌む。
     それはたるで目の前に、赀いペンキのような液䜓が流れ萜ち、染たっおいくような光景であった。

     いや、その赀は血。
     さらに、違う映像が頭に浮かぶ。血の海に倒れながら、悶え苊しむ女性が叫びながら手を䌞ばしおいる姿を。

     怖い。気持ち悪い。
     吐きそう。頭が痛い。

    「やめお  いやヌっ」
     悲鳎を䞊げながら玗玀はき぀く目を閉じ耳を抌さえた。
     その堎にしゃがみ、頭に浮かんだ映像を振り払うように激しく銖を振る。

    ヌ 第4話に続く ヌ 

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    ◆『霊胜垫・皜ヶ院冬匥 憑かれた屋敷の秘密』(宝島瀟文庫) ◆よろしくお願いしたす😊

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