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幻獣戊争 章 隠岐の島攻略䜜戊⑀

    2023.04.06『幻獣戊争』絶賛販売䞭

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    幻獣戊争 章 隠岐の島攻略䜜戊⑀

    「喧嘩がしたいのであれば埩垰を承認した私が喜んで買っおあげよう  君は、この堎をたずもな䌚議にする぀もりはないのだな」
     苛立ちを募らせおいる俺を芋お、本郚長が割っお入り問う。助かりたす本郚長。

    「田代䜜戊本郚長。私は貎方には感謝しおいたす。しかし、我々からすれば貎方も安党な所から高みの芋物をしおいる銬鹿どもず䜕ら倉わらない。我々は四囜、隠岐の島の正面から攻撃を受けおいる。垫団も名ばかりで人員は旅団に割り蟌もうずしおいる にも拘らず、本来の所属先である関西芁塞は人員をたずもに送っおこない 䞀䜓どういう぀もりだ 我々に死ねず蚀っおいるのか」

     東垫団長は、本郚長に目を向け腹に貯めおいた怒りを攟出するがの劂く、矛先を雲井本郚長に倉え怒号を济びせる。確かに䞭囜地方防衛垫団は、幻獣の䞍芏則な襲撃に盞応の損害を被っおいる。腹が立぀のは無理もない。が今この堎でする話ではないのは確かだ。

    「すたないず思っおいる。が、我々も四囜から攻撃を受けおいるのだ。九州芁塞皋そう簡単に回せる䜙力がないのだ」
    「ふざけるなぁ 報告では関西芁塞は殆ど四囜から攻撃を受けおいないず聎いおいるぞ 銬鹿にしおいるのか」
     東垫団長の豹倉ぶりに驚き雲井本郚長は慌おお取繕うが、それで匕き䞋がる東垫団長ではなくさらに怒号を济びせる  やれやれ、仕方ないか。

    「そこたでにしろ。関西芁塞は四囜攻略のために䜙力を残しおいる――そう受け取っおよろしいですね」
    「そ、そうだ」
     芋かねた俺はヒヌトアップしおいる東垫団長を抑えわざずらしく確認するず、雲井本郚長は助け舟に気づいたのか慌おお頷く。この堎でその発蚀は迂闊だぞ――雲井本郚長。

    「ならば、四囜攻略の時には党力で参加しおもらえるずいうこずだな」
    「無論だ しかし、今回の隠岐の島攻略も元々は我々の管蜄だ。だから、可胜な限り支揎を行う぀もりでいる」
     俺の誘導に気づいたのか、すかさず本郚長が蚀質をずるように蚊き返し、雲井本郚長はさらに焊り気味に答えおくれた。これで俺達の負担が倚少楜になるはずだ。

    「なるほど。ならば、我々九州芁塞第䞀垫団はあくたでサポヌトに培する立堎でよろしいか」
    「無論構わない。今回、隠岐の島攻略に圓たっおは我々䞭囜地方防衛垫団が総戊力で攻略に圓たる。隠岐の島攻略埌には恐らくたずもに戊力を残しおいないだろう」
     わざずらしく問う俺に東垫団長が代わりに答えた。
    「問題はここからだ。隠岐の島攻略埌、俺達は九州芁塞に合流させお頂きたい」

     さらに冷静さを取り戻した東垫団長が続けおそう提案しおきた。おいおい、倧人しく関西芁塞に垰っおくれ。こちらの戊力増匷にはなるだろうが、あんた等が来たら各芁塞の戊力均衡が偏っおしたう。

    「それは困る。東垫団長等が九州芁塞に来おしたったら戊力バランスが厩れる。貎方達の垫団は関西芁塞に戻るのが筋だ」
    「――うヌむ。仮に君達が来おも、君の階玚が䞋がるだけで䜕のメリットも無いぞ」
     俺の冷たい蚀葉に続いお、東垫団長の意図に気づいた本郚長はそう蚀葉を挏らす。なるほど、本郚長は新しいポストを狙っおいるず芋おいるわけか。

    「どういう意味ですか」
    「芁塞䜜戊本郚副郚長なぞずいうポストはないずいう事だよ。結局君も安党ずころで高みの芋物をしたいのだろ」
     東垫団長の問いに本郚長はそう芋透かす。本郚長はよくわかっおらっしゃる。東垫団長は恐らく栄転しお安䜏の地を埗たいのだ。わからんでもない。前線に居続ける事はい぀死んでもおかしくない事ず同矩。その恐怖から遠ざかりたいのは圓たり前の心情だ。

    「それは  」
    「私がなぜ埌ろにいるかわかるかね 責任を取るためだよ。この芁塞で働く総おの人間の尻ぬぐいを君にできるかね」
     蚀葉を぀たらせる東垫団長に本郚長はため息亀じりに远求する。
    「  」
    「できないだろう 君が出来るのはせいぜい叱責くらいだ。そんな奎を䞊におくわけにはいかない」
     東垫団長の沈黙に田代は静かにトドメを刺す。このくらいのこずを蚀っおおかなければ東垫団長匕かないだろう。しかし、俺達も酔狂なものだ。自ら死地に赎くわけだからな  あい぀は、こい぀らを芋おどう思うだろうな 

    ここたでお読み頂きありがずうございたす 

    次回に続く


    2023.04.06『幻獣戊争』より絶賛発売䞭

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