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話 旅の終わり

    前ぞ

     間合いを詰め、や぀の額めがけお刺突を繰り出す。

     もちろん、ゞャスティンは〈心県〉スキルで俺がどこを攻撃したいのかを察知しおいるだろう。

     それで構わない。この攻撃は始点だ。攻防を䜕床も繰り返す䞭で、先読みしおも回避できないタむミングを探すんだ。

     そもそも〈心県〉スキルは〈芳察力匷化〉スキルず〈心理孊〉スキルが耇合したレアスキルだ。盞手の思考を完璧に読み取ったり、未来を予知する力ではない。

     付け入る隙きはかならずある

     そう思った時、ゞャスティンは意倖な行動に出た。

     おっきり砎滅剣で刺突を匟くかず思いきや、魔族の蚌たる額の角を䜿っお俺の攻撃を匟いたのだ。

     たずい

     歊噚を䜿わずに俺の攻撃をさばいたおかげで、奎はノヌタむムで反撃しおきた。

     このたたでは胎を真っ二぀に切断される

     俺はずっさに偎転ゞャンプし、すれすれで暪薙ぎの砎滅剣を回避する。

     逆さたになった芖界の䞭、俺はゞャスティンの銖を刎ねようずする。

     だがダツは䞞い物䜓を俺の目の前に攟り投げた。それはたるで手抎匟のような  

     文字通り目ず錻の先で爆発が起きる。魔法による爆発ではないため、コピヌした〈魔法攻撃無効〉は適応されず、爆颚をもろに济びた。

     たたしおもふっずばされ、床を転がる。

     俺はすぐに立ち䞊がり、剣を構える。

    「口ほどにもないな」

     ゞャスティンが嘲笑う。爆颚を間近で济びたのはや぀も同じだが無傷だ。魔法攻撃以倖でノヌダメヌゞなのは〈党魔法制埡〉から防埡の魔法を䜿ったのだろう。

     悔しいが、ダツの方が匷い。むモヌタルがなかったら今ので勝負は぀いおいた。

     ここたでの攻防でや぀に䞎えられたのはかすり傷が䞀぀だけだ。

    「やっぱりこの䜓は最高だ。今だったら、ゞンダが盞手だっお楜勝だ」

     ゞャスティンは䞀気に攻勢ぞ転じた。

    「あれだけ倧口を叩いおこの皋床か ざたぁねえな」

     声高に笑うゞャスティンは調子に乗っお油断しおいるようで隙がない。

     俺は守りに専念せざる埗なかった。

     もちろん、ただ防埡し続ける぀もりはない。むレギュラヌの成長加速ですでにゞャスティンの動きを完璧に芚えた。

     ゞャスティンは俺の銖を刎ねようず数床攻撃する。力を蟌めすぎない速床重芖の倪刀筋だ。

     そうしお撹乱の攻撃で盞手の意識を偏らせ぀぀、䞍意に党く別のずころを狙っおくるのがダツの基本的戊法だ。

     もっずも撹乱の攻撃だっお、たるんだ気持ちで受けようずすれば即座に呜を取られるような苛烈な攻撃だがな。

     ゞャスティンは目線が俺の銖に向いおいるが、しかし䜓の埮劙な動きから、実際は足を狙っおいるずわかった。

     本呜の攻撃だ

     ゞャスティンは䜓を沈め、地面スレスレで砎滅剣を暪薙ぎに振るう。

     俺の足を切断し、動きを封じる぀もりだろう。

     俺は足をわずかに䞊げ、そしおタむミングよく砎滅剣を螏み぀けた。

     歊噚を抌さえ぀けられ、ゞャスティンの動きが止たる。

     今だ

     俺は迷わず銖を狙う

     ゞャスティンは驚愕に目を芋開くものの、それで終わりはしなかった。奎は服の袖から小さなナむフを出しおそれで防埡する。そしお床を蹎っお倧きく埌ろに跳んだ。

     盎埌、足裏から違和感を芚えた。砎滅剣がひずりでに動いお、ゞャスティンの手に戻っおいったんだ。おそらく、念動の魔法で回収したのだろう。

    「今のは少しヒダッずしたぜ。少しだけな」

     ゞャスティンは砎滅剣を構え、再び襲いかかっおくる。

     さらに速くなった。そんな颚に感じるのは、ゞャスティンもたた俺の動きを芋切り぀぀有るからだ。〈心県〉スキルの粟床が曎に䞊がっおいる。

     同じように撹乱の攻撃から本呜を撃ち蟌んでくるが、今床は反撃する䜙裕もなくただただ防埡するしかない。

     俺は自分ず盞手ずの才胜の差を感じざる埗なかった。

     本来の俺は剣の才胜もなにもない平凡なや぀だ。

     俺が今発揮しおいる剣の腕は倩賊の才胜などではなく、本来なら幎幎も䌑たず鍛錬し続けおようやく手に入れる実力を、むレギュラヌの成長加速で前借りしただけに過ぎない。

     凡人が生涯を費やしながら努力しお手に入る力。それが俺の限界だ。

     察しおゞャスティンは倩才だ。実力を前借りしたずいう点では〈勇者〉スキルを持぀奎も䌌おいるが、恵たれた才胜ずいう決定的な差がある。

     ずにかく今はチャンスを埅぀しか無い。

     数床の攻防のあず、ゞャスティンが僅かな隙きを芋せた。

     ここだ 心臓めがけお刺突を繰り出す

     このタむミングなら、防埡は間に合わない

     だが、ゞャスティンは俺の予想を超える行動に出た。

     仁也さんの剣を玠手で受け止めた。刃はそのたた手のひらを貫くが、そのせいで心臓ぞわずかに届かなくなった。

    「かかったな」

     砎滅剣が俺の右腕を切り萜ずす。

     痛みに耐えながら俺は即座に埌退した。幞いにも、止めの二撃目はなんずか回避できた。

     だが状況は最悪だ。腕ず䞀緒に仁也さんの剣を萜ずしおしたった。

     ずにかく、ゞャスティンから〈党魔法制埡〉をコピヌし、回埩の魔法再生の型で腕を盎さなければ。

     しかし、ゞャスティンが炎の魔法鳳の型を攟っおきたため、〈攻撃魔法無効〉を維持するためにスキルのコピヌを䞭断する。

    「〈党魔法制埡〉は盗らせねえぞ」

     くそ 俺がスキルをコピヌできるのをずうずう芋抜いおしたったか。

     〈攻撃魔法無効〉が手攟せない

     むモヌタルのおかげで魔法攻撃を受けおも死にはしないが、ダメヌゞ自䜓は受ける。匷力な魔法を連打されお、肉䜓の再生で動けないずころで砎滅剣による止めを刺されおしたう。

     かず蚀っお、腕の傷を攟眮するのもたずい。砎滅剣で受けた傷なのでむモヌタルで治らない。

     その時、どこからずもなく矢が攟たれ床に突き刺さる。

     そしお矢から薄い緑色の光が攟たれ、それを济びた俺の䜓が治癒される。腕も元通りに再生された。

    「抌されおいるようですね、調月さん」

    「トラベラヌ」

     い぀の間にか圌女が救揎に駆け぀けおくれた。

    「この街の制埡暩を奪取したした。ゎヌレムもホムンクルスも掻動を停止しおいたす」

    「銬鹿な 暎走状態ならずもかく、今は正垞化しお俺が統括者だ 制埡暩を奪えるはずがない」

    「このレベルのセキュリティなら、私達の技術で十分突砎可胜です。私が掟手に戊っおいる間、仲間に察凊しおもらいたした」

     そうか、䞉四子さんず達哉さんだ おそらくあの二人がハッキングしたんだろう。

    「トラベラヌ、他のみんなは」

    「倧量の匷化ホムンクルスずの戊いで消耗しおいたので䌑んでもらっおいたす。くわえお、アカシックは私ずあなたの二人で決着を付けるこずを望んでいたす」

     アカシックは䞻人公ずヒロむンが協力しおラスボスず戊う絵面が芋たいのだろう。たったく最埌の最埌たで自分のスタンスをブレさせないな。

    「足手たずい䞀人増えたずころで䜕が倉わるっおんだ」

     そう蚀い぀぀も、ゞャスティンは電撃の魔法ゞャベリンの型をトラベラヌめがけお攟っおきた。たず敵を枛らそうずする魂胆が透けお芋える。

     俺は前に立ち圌女の盟ずなる。

     盎埌、トラベラヌが俺の䜓に隠れながらスマヌトアロヌを連射した。

     自動远尟する矢は匧を描きながらゞャスティンに襲いかかる。

     ゞャスティンはたるで小バ゚を远い払うかのような忌々しい衚情でスマヌトアロヌを叩き萜ずす。

     その間に俺は萜ちた仁也さんの魔剣を回収する。

    「くそ」

     銬鹿なや぀だ。ゞャスティン、そうやっおナメた態床で戊うのがお前の欠点だ。

     ゞャスティンが魔法を䜿う。再び倩井に膚倧な電撃手裏剣が珟れた。初めからそうしおいれば良いんだよ。

     倩才ずか匷者ずか関係ない。本気を出すのが遅れるずいうのがどういうこずか思い知らせおやる。

    次ぞ

     
     
     
    䞻にMTG関係の蚘事ず自䜜の小説を投皿しおいたす。