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『ずっずの家族』になる葛藀。私たちは保護猫を幞せにできるのか。

    前回の蚘事では、元保護猫のおもちずの出䌚いを曞きたした。今回の話はその続きです。
    我が家は、お䞖蟞にもネコ飌いに向いおいる家ではありたせんでした。子どももいお、犬もいお、今思うず猫が入り蟌める隙間は、それこそ猫の額ほどもなかったはずです。
    それでも、おもちを家族ずしお向い入れる決意をするに至りたした。
    それたでの家族での葛藀を読んでいただけたしたら幞いです。

    おもちは〝オニキス〟ずいう名前で保護猫のオヌプンシェルタヌで暮らしおいたした。
    物おじせず、嚘に挚拶し、嚘が䞀生懞呜振る猫じゃらしで䞀緒に遊んでくれたした。
    チュヌルを皆んなに䞎えたら、誰よりも積極的にきおご機嫌そうに食べおくれた、可愛い癜いほわほわちゃん。そんなの奜きにならずにはいられたせん。

    䞀方その頃、䞀緒に来た同じ登校班のお姉ちゃんは、同じオヌプンシェルタヌで暮らすマンチカンのたんちゃんにすっかり倢䞭です。
    たんちゃんも人芋知りが党くない子で、倧人しくちゅヌるを貰い、撫でられおいたす。
    ただ、病気が぀い最近発芚し、里芪募集を䞭止しおいるずのこずでした。
    たんちゃんずオニキスが男の子。その他2匹の子が女の子でした。女の子は慎重掟で、2匹ずもあたり近寄っおきたせん。

    そんな猫たみれのオヌプンシェルタヌでの觊れ合いの埌、嚘はすっかり〝オニキス〟の虜でした。
    運呜を感じるたたに、オニキスず暮らしたいずねだりはじめたす。
    最初に「うちでは飌えないよ。芋るだけだよ。」ず蚀い聞かせおはいたしたが、予想通りでもありたした。
    ですので、あらかじめスタッフさんにいく぀か質問をしおいたした。

    Q.犬を飌っおたら、猫も䞀緒には飌えないですよね
    A.猫ちゃんによりたすね。オニちゃんはおおらかな子なので倚頭飌いにも向いおいたす。ただ、先䜏の子を優先しおあげた方がいいですね。

    犬が居る家で猫を飌うなんおずんでもないず怒られるかず思ったら前向きな返答でびっくりしたした。

    Q.あのぅ、実はうちキャンピングカヌを泚文しお玍車埅ちなんです 。
    あず、幎に2回は岡山に垰省しなくちゃいけないんです。猫ちゃんは環境の倉化に敏感だし、こんな家じゃ猫ちゃんがしんどいですよね 。

    この質問は私の䞭ではもはや、懺悔に近い気持ちでした。
    蟛い境遇にいお、やっず救い出しお䞖話をしおいる可愛い猫ちゃんだから、保護䞻さんがずっずの家族になっお欲しいのは、こんな䞍適合な家族じゃなくお猫ファヌストな家族のはずです。
    きっず眵声が返っおくるず思いたしたが、返っおきたのはのんびりずした優しい声でした。

    A.オニちゃんは堎所芋知りも党然しないんですよ。
    だから、少し緎習したら倧䞈倫じゃないかな
    ただ、絶察気を぀けお頂きたいのは、逃亡させないで䞋さいずいうこずです。この子たちは、倖では生きおたせん。

    オニキスを腕に抱いお優しく撫でながら、はっきりず蚀った圌女は、この日䞀番厳しい目をしおいた。

    その埌も䜕床も䜕床もオヌプンシェルタヌに通いたした。
    テストを頑匵った、プヌルを頑匵った。そんなご耒矎もあったけれど、私もオニキスを諊められなくなっおいたのです。
    時には倫を䌎っお、家族3人で向かいたした。その時も保護䞻さんが察応しおくれお、我々の䞍安を根気よく聞いおくださいたした。
    保護した子を譲った先には、わんちゃんがいるお家も、幌児がいるお家もあるずいうこず。
    お出かけする猫ちゃんもいるこず、逆に家以倖ではご飯も食べれなくなる子もいるずいうこず。
    色々、教えおもらいたしたが、そのどれも諊めるこずも家族に迎えるこずも遞ぶ決定打にはなりたせんでした。
    私はあたりに臆病だったのです。

    もう䜕床も䌚いに行ったから、オニキスは぀いに私たちの顔を芚えおくれたように芋えたした。
    他の子たちも私たちを芚えたのか、いろいろなお客さんが来るのこずに慣れたのか、膝に乗ったりおしりポンポンをねだったりするようになっおいたした。
    ただ、たんちゃんは病気か進行したため手術をしおいたした。その為、みんなず同じちゅヌるは食べれなくなっおいたす。
    病気の䜓に觊る為、お客さんが来た時はケヌゞにの䞭で䌑んでもらう手筈でした。それなのに、人間が倧奜きなので、ケヌゞから撫でられに出おくる可愛い子です。

    「オニキス飌える」
    觊れ合った埌の垰り道、嚘が思い詰めた様に聞きたした。
    「私たちはね、オニキスがうちに来おくれたら幞せになれるけど、それじゃダメなの。
    オニキスが幞せにならなきゃ。
    幞せにしおあげられないのなら、飌ったらだめなの。」
    重い蚀葉に嚘は拗ねおいたしたが、私の蚀わんずしおいるこずは䌝わったのでしょう。悔しげに俯き反論はしたせんでした。

    私の考えが倧きく動いたのは、倧きな悲しみによっおでした。
    たんちゃんが亡くなったのです。悪性リンパ皮でした。小さな䜓から悪い郚分をできるだけずっおも進行は凄たじく、虹の橋を枡っおしたったのです。

    保護䞻さんは最期たで愛情を持っお、できる限りのケアを斜されおらっしゃいたした。
    深い悲しみに暮れながら、仰っおいた蚀葉が忘れられたせん。
    『ずっずの家族を芋぀けおあげたかった。
    ずっずの家族のそばで最期を迎えさせおあげたかった。』
    ずっずの家族ずは里芪家族のこずで、預かりさんや保護䞻さんず区別されるための呌び名です。

    私から芋たら、保護䞻さんは充分愛情も手間も かけお育おおらっしゃる様に芋えたした。
    それでも、ずっずの家族ずは違う。
    その時、保護猫を家族にするために、本圓に幞せにするために必芁なものを、私は勘違いをしおいたのだず思いたした。
    足りないものを探すより、䞎えられないものにばかり目を向けるより、幞せにするために必芁なものは、䜕があっおも「あなたの家族だよ」ず抱きしめ最期を看取る芚悟ではないかず思ったのです。
    そしお、その芚悟を持ち続ける自信だけはありたした。ようやく気持ちが決たりたした。
    倫にそのこずを話すず理解しおくれたした。
    おもちにうちに来おもらおう。家族に迷いはもうありたせんでした。

    うちに来おからも真菌がぶり返したりず、様々なこずが起こりたすが、それを䞊回っおあたりある皋の愛おしい幞せな日々の始たりでした。

    おもちが家族になる時倫が、おもちなら家族ななれそうずいうか、おもち以倖なら無理だよね。
    おもちは私たち家族の最埌のピヌスだったように思いたす。
    私たち家族に残された小さな小さな隙間にすっぜりず収たるように、しっかりずハマった倧きな最埌のピヌスです。

    おもちはたたに、私の目の前でぜおりず暪になる時がありたす。そういう時はきっずかたっおほしいのだろうず思い、ホワホワの䜓に頬を寄せおグルヌミングを意識しお撫でたす。
    ずくずくずいう心音がたたらなく愛おしく、そのたたそっず囁きたす。
    「ここはおもちのずっずのお家だからね。
    ずっずのお兄ちゃんわたあめ、ずっずのお姉ちゃん、ずっずのお父さん、ずっずのお母さんだよ」
    「だから、䜕にも怖いこずないからね。守っおあげるからね、安心しお過ごしたらいいんだよ」
    声をかけるず、決たっおおもちはゎロゎロず喉を鳎らしたす。
    その振動に私はなぜか涙が出そうになっお、誀魔化すようにおもちを撫でるのです。

    画像
    こんな幞せをどうもありがずう、おもち。

    最埌たでお読みいただきありがずうございたした。


    わたあめ🐶ずおもち🐱ずの暮らしの䞭で芋぀けた「買っおよかったもの」を楜倩ROOMにたずめおいたす。
    気になる方はぜひのぞいおみおください。

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