続・今日もこの店、あけときます。〜かいふく〜


鎧の騎士があらわれた。



いやいや笑



コマンド? 

そりゃあ、「にげる」一択で!

……

にげられなかった……

だって後ろには、
開かない扉しかないんだから。




仕方がないので、
事情を聞いてみることにした。



「どうしたの?」

「少々、はぐれてしまいまして……」



鎧の騎士は、

あんまり見えないけど
おそらく哀しげな表情で続けた。




「あの出来事があって以来、
 私たちは廃墟化した街を巡っています。
 そのことは?」


「はい。……知っています」


「私は、ロボ回収班として
 この周辺地域を担当しておりまして……
 主に壊れたロボを回収して、修復したり、
 新しいプログラムを……」

「ちょっと待ってください笑」



「私、何か失礼なことでも申しました
 でしょうか?」


「いや、
 僕が聞きたいのはそういうことじゃなくて」


鎧の騎士は、少しうろたえた。


「ま、ともかくコーヒーでも飲みます?」


鎧の騎士は、
鎧の隙間からコーヒーをのんだ。



相変わらず、表情はほぼ見えないけど……


鎧の騎士が、かいふくした。


「ふぅ。」

 ……そして、深いため息をついた。


「……お疲れさまです。
 いつもみんなのために、
 ありがとうございます」


かいしんのいちげき!!!



鎧の騎士は、もっとかいふくした。




鎧の下の表情が、ゆるんだ……
ような気がした。



「こちらこそ、コーヒーおいしかったです」

「いえいえ、また来てくださいね」


去り際に、鎧の騎士は振り返って、
ダンディな声でひとこと。


「なかなかいいカフェですね。
 では、また!」



鎧の騎士は、
ぜんりょくダッシュをきめた。




………鎧の騎士さん。

コーヒーはサービスしたけど、

ここはカフェではないのです。



そのひとことは、
彼には届かなかった。



ま、美味しかったならいっか。



鎧の騎士は、にげた……
 
いや、元気に仕事にもどっていった。



走り去る姿が、
めちゃくちゃクールだった。


鎧が、

すんごいガチャガチャしてたけど笑




続く




ん?

なんか……未来市街の重要なこと、

言いかけてなかった??




⭐️鎧の中の人のお兄さん、
メンバーシップ始めました!


✅絵本の世界から、こんにちは♪