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【゚ッセむ✖連䜜短線】無人島に、なにかひず぀持っおいくずしたら 第22話



    〜雚䞊がり〜



    䞉぀の緑色の光は、
    倧きな朚の呚りを飛び続けおいる。

     くるくる。

     ふわふわ。

    楜しそうだった。

    ずっず離ればなれだった友達が、
    やっず䌚えたみたいに。

    「よかったね」

    「わん♪」

    犬はしっぜを振りながら、
    その様子を芋䞊げおいる。


    倧きな朚。

    どんなに芋䞊げおも、
    おっぺんが芋えない。

    䞀䜓、
    どれくらい昔から
    ここにいるのだろう。


    その時だった。



     ポタ  

    たぶたに、
    冷たいものが萜ちた。

    芋䞊げる。

    葉っぱの先から、
    透明なしずくが萜ちおいる。

     ポタ  

    もう䞀滎。

    なんだか懐かしい。

    雚䞊がりの日に、
    どこかで芋たこずがあるような  

    䞉぀の光が揺れる。

    遠ざかる景色。

    だんだんず、
    たぶたが重くなっおいく。

    そしお―――



    ポタ。

    顔に冷たいものが萜ちた。

    「  ん」

     ゆっくりず目を開く。

     目の前には垜子。



    垜子は僕の顔をのぞき蟌みながら、
    笑っおいた。
      でも、目は涙で少しだけ最んでいた。



    「やっず起きた」

     倧奜きな垜子の声がする。

    「垜子  」

     蟺りを芋回す。

    そこは、

    ヌヌヌい぀もの浜蟺だった。

    雚はすっかり䞊がっおいる。

    葉っぱの先から、
    時々しずくが萜ちおいた。

    犬は、
    䜕事もなかったように
    しっぜを振っおいる。

    「わん♪」

    「もう倧䞈倫なの」

     僕が聞くず、
     垜子は元気よくうなずいた。

    「うん」

    「なんかさヌヌヌ
     緑色の光がうっすら芋えたような気がしお  
     それで目を開けたら、
     急に元気になっおた」

    「緑色の光  」

     僕はそっず目を閉じる。

    あの掞窟。

    あの倧きな朚。

    あの䞉぀の光。

    あれは䞀䜓、
    なんだったのだろう。




    ふず思い出しお聞いおみる。

    「なあ垜子。
     掞窟っお行ったこずある」

    「あるよ」

     垜子は即答した。

    「でもさ、
     転んだり萜っこちたりしたあずに  

     おじいさんに、
     めちゃくちゃ怒られお垰っおきたんだ」

    「え」

    「もうあんなずころ、
     絶察行かないっ」

     垜子はそう蚀っお笑った。

     僕も笑った。

     犬もしっぜを振った。


    「わん♪」




    犬はそのたた、
    波打ち際ぞ駆けおいった。

    垜子も、
    そのあずを远いかける。

    僕は、ゆっくりず二人の埌を
    歩いおいく  

    雚䞊がりの砂浜は、
    倪陜の光を受けお
    きらきらず茝いおいた。

    波が寄せおは返し、
    䞉人の足あずを
    静かに消しおいく。

    振り返るず、
    歩いおきた道は、
    もうどこにも残っおいなかった  



    でも䞍思議ず、
    寂しいずは思わない。

    たた歩けば、
    たた新しい足あずができる。

    僕は少しだけ笑っお、
    空を芋䞊げた。

    雚䞊がりの空は、
    掗いたおみたいに枅々しかった。




    垜子は䜕かを芋぀けたのか、
    遠くで手を振っおいる。

    僕も手を振り返した。

    犬は嬉しそうに駆け寄っおきお
    僕のたわりを䞀呚するず、
    たた垜子のずころぞ戻っおいく  



    この島で芋぀けたものは、
    どれも持っおきたものじゃない。

    垜子。

    犬。

    掞窟。

    雚。

    颚。

    そしお、
    今日ずいう䞀日。

    もし最初から䜕でも持っおいたら、
    こんな出䌚いは‚なかったのかもしれない。



    僕はゆっくりず息を吞う。

    雚䞊がりの空気を胞いっぱい吞い蟌むず、
    少しだけ朮の銙りがした。

    島ぞ来たばかりの頃は、
    この匂いにも慣れなかった。

    毎日、
    同じ景色ばかりだず思っおいた。



    でも今は違う。

    歩くたびに、
    新しい景色に出䌚った。

    出䌚うたびに、
    新しい思い出が増えおいった。




    「行こうか」


     倧きく息を吐きながら、
     僕は぀ぶやいた。

     垜子は振り返っお笑う。

     犬もしっぜを振る。


    行き先なんお、‚ただ決めなくおいい。

    歩いおいれば、‚きっずたた䜕かに出䌚えるから。






    そしお、䞀歩。

    僕はたた、歩き出す。



    二人の残した足あずを、
    远いかけるように  





    第䞀章 完

    画像
    たた、䌚いたしょう。





     無人島に、なにかひず぀持っおいくずしたら
       あなたなら、なにを持っおいきたすか

     僕はひず぀遞ぶくらいなら、
     なにも持っおいかない。


     たぶん笑


     その方が、
     行った先で
     いろんなものが芋぀かるず思うから  




    Special Thanks

     noteに関わる党おのやさしいみなさん



    ヌヌヌたくさんの方ぞの感謝を蟌めお




    ✅最終話 無人島で気づいた、倧切なこず 

    #創䜜倧賞2026
    #ファンタゞヌ小説郚門

     
     
    楜しいこずに出䌚いたい。 楜しいこず探しを楜しみたい。 でも心から楜しめるこずっお、なかなか芋぀からない。 どこかにあるはず きっず。 奜きな挫画家はうすた京介。 目暙は、人生の䜙癜にパラパラ挫画を描きたくるこず。

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