続・今日もこの店、あけときます。〜奥の扉作動中〜



少し戻って。


少年と猫が奥の扉に入っていって、
店に置いていかれた時のこと……




「やっぱりね。」


僕だけ置いていかれるパターン。



いつものこととはわかっていても、
何だかとっても哀しい時間……



ふぅ。。


まあいいや、
せっかく置いていかれたことだし。

せっかく?

せっかくって何だろう??笑


とにかく!

待つしかないこの時間、

奥の扉のことを
少し考えてみることにした。


どうせ今は、

何をしてても落ち着かないから……




これまでの出来事をまとめてみよう。



扉を開けられる人と
そうでない人がいる。

勢いで開けちゃう人もいる笑

でも、僕には開けられない……
仕組みもよくわからない。



動物には、
この先に何があるのか、わかるみたい。

帰ってきた人はみんな満足そう。

でも、僕は少しだけ不満……
なぜなら、いつも置いていかれるから。

今、店を任されてるのは
僕なのに。。




*    *    *

何か、
魔法的なアレなのか…

それとも、
未来の機械的なソレなのか…

はたまた、
説明できないファンタジー展開なのか……

*    *    *


「あのー。ちょっと、やめてくれる?笑」


どこかから聞こえてくる天の声……


えぇっ!?




店番が答える。


「な、何が!?」


………


「あの…それ以上詮索しないで」

「……なんでよ?」

「いやいや、
 いろいろわかっちゃうでしょ笑」

「いいでしょ、別に。
 考えるくらい……
 暇なんだからさ」



「………いや、やめて」


………



「じゃあ、なんかちょーだい!」



「うーん……いいよ。ほら」



小鳥が窓から入ってくる……

口に咥えている、
くるくる巻かれた小さな手紙。


サンキュー、おつかれ〜♫


ウキウキした気分で、
手紙を開く。

そこに書かれた文字を目で追う。


………



黙ったまま……


その小さな手紙を、
僕はそうっとポケットにしまった。




震える手で……

気持ちを落ち着かせながら
コーヒーをドリップする。



コーヒーを飲みながら、
ふうっと一息。


「もう、考えるのはやめておこう……」



コーヒーを、もう一口。



ポケットの中で、

小さな紙が

かさっと鳴った。

…………



うわっ。



続く


✅音を立てて、崩れ落ちるトモダチ……