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フェロモン感知課長ヒミコ「貎女、銙っおたすよ」第話『薔薇が咲いた女』①

    前回のお話

    フェロモン感知機。

    盛った女フェロ女をすぐに芋極められる胜力。

    早速、たた感知したした。

    瀟内党䜓䌚議でね。


    月1回、本瀟の倧䌚議宀に、党おの瀟員が集たる党䜓䌚議がある。党瀟員ず蚀っおも、スクヌルは拠点しかないうえに、1拠点に぀き瀟員人ずあずはアルバむトで回しおいるので、瀟員総数は名くらいだ。

    新卒もベテランも幹郚も圹員もみんな集たるから、それなりの緊匵感はあるよね。

    なんだっお、こんなずころで、私はフェロモン感知せにゃいかんのよ。


    感知ポむント。

    新卒幎目。
    囜立倧文系孊郚卒の女子瀟員、
    保科 玗里ほしな さり、24歳。

    入瀟圓時、真面目䞀培、ずいう雰囲気で、たぁ䜕かず䞍安がっお、现かいこず気にする子だった。内定だっお、出した埌に返事保留しおきお、もう入瀟匏控えおたすけどっおいう3月の終わりに、入瀟するっお返事。

    うちはただベンチャヌで小芏暡の䌚瀟なので、こんなんでも内定取り消しにはならないよ貎重な新卒ですし。

    ずはいえ、䜕があったんずいう正盎な気持ち。

    埡前様は「囜立倧卒は貎重だから」っお蚀っお、ある皋床のこずは「囜立恩赊」っおいうこずを暗に瀺した。でも、あんたり気に入っおる様子ではないな。

    黒髪、ひっ぀めオバサン瞛り、県鏡のド地味な玗里。

    入瀟早々、うちのチャラ男瀟員らに「サリヌちゃん」ずあだ名を぀けられる。

    「やめおくださいよぉ」

    サリヌちゃんは、嬉しそうに顔をほころばせお、恥ずかしがっおいた。うぶなサリヌちゃん。

    そのサリヌちゃんがだ。


    真っ金髪で登堎。


    メガネはなくなり、コンタクト。

    今たで第ボタンたで閉たっおいたワむシャツも、第ボタンたで倖れお、鎖骚䞞芋えのずころにシルバヌのネックレス。そこに小さなほくろがあっお、目を匕いおしたう。女の私でも困っちゃうくらいに。


    芋た目もそうなんだけど、たぁ、出おるんですよ。

    アレが。

    真っピンクのフェロモンが、噎火した山の火山灰みたいに倧噎出しおるんだ。

    ひっさびさに、ここたで激しく出おるの芋えたなぁ。


    先月の䌚議では、䜕にも芋えなかったし、なんなら私の管蜄の瀟員じゃなかったから存圚も忘れおたくらい。


    䌚議䞭、瀟長をはじめ、圹員も幹郚も他の瀟員たちも、サリヌちゃんの金髪が気になっお、誰もがチラチラず芖線を送っおいた。

    䌚議が終わるや吊や、予想通り、埡前様が動く。

    「ヒミコサリヌ呌んできお」

    瀟員をあだ名で呌ぶのは埡前様のお家芞でもあるから、”サリヌちゃん”の呌び名にあっさり䟿乗しおいた。

    サリヌを連れお、埡前様のもずぞ。

    埡前様は腕組みをしお仁王立ちしお、サリヌに問う。その出で立ちずは真逆の優しい態床で。でた、これが埡前様の怖いずころ。

    「サリヌちゃん、ずいぶんずむメチェンしたじゃなぁい」

    「はい、そうなんですよぉ。でも色が抜けすぎちゃっお笑」

    この子はこういう倩然ずいうか、空気読めないずころがある。

    「そうねぇ、どこの矎容院カラヌっお矎容宀遞ぶよねぇ」

    埡前様の女子トヌクトラップ発動。

    「自分でブリヌチしたんですよぉ笑」

    「自分でぇ髪痛むじゃない蚀っおよぉ、いいずころ玹介しおあげるんだからさぁ」

    埡前様、こえヌよ。目が笑っおないっおば。

    そしお、サリヌが埡前様の圧を党く感じ取っおないのもすげヌな。

    「お金なくお、矎容院行けないんですぅ」

    「なるほどね」

    埡前様の目が急に光る。

    「黒髪、玠敵だったじゃない艶もあったし。黒はダメだったの」

    「なんか、モテないかなず思っお、ふふふふ」


    サリヌ、恐るべし。この子、本圓に埡前様が䜕が蚀いたいのかわかっおいないんだ。それに、モテるずか、そういう話じゃないでしょ。服務芏皋の話なんだよ、ふ・く・む・き・お・い

    「そっかぁ、モテたいんだぁサリヌちゃんはぁ」

    盞倉わらず鋭い目぀きで、声だけ甘い、埡前様。

    「はい、モテたいですぅうふふふふふ」

    私これ、耐えられなくお、ぶった切った。

    「保科さん、うちは孊校みたいに芏則は厳しくはないけど、さすがにここたで色が明るいず目立ちすぎちゃうから。スクヌルは、萜ち着いお孊習できる堎所、ずいうコンセプトで貌り玙の数や色䜿いも気を付けおいるのは、知っおいるでしょ」

    「はい」

    サリヌちゃん、しょんがりする。たるで子犬みたい。でも、ワむシャツの胞元開けすぎだし、ネックレスも長いんだよ。自然ず芖線がさ、いくよね、そこに。金髪よりこっちの方がやばいず思うんですけど。

    「もう少し、色を暗めに萜ずすこずは可胜」

    「わかりたした」

    サリヌずのやり取りは終わった。サリヌが退宀したあず、埡前様は独り蚀のように「服務芏皋䜜り盎すよ、ヒミコ」ず蚀い攟っお、私を応接宀に連行した。

    結局、髪色に぀いお厳しめに修正しただけで、䜜り盎すずいうほどの䜜業はせず、ひたすら埡前様のサリヌぞのディスを聞いおいただけの時間だった。

    「あの女、぀いに男を知ったね」

    さすが埡前様、容赊なく蚀うね。

    「『モテたい』っお蚀うくらいだから、付き合っおいる人ずっおわけじゃないですよね。ワンナむトかヌ ずほほ」

    私が蚀うず、埡前様は険しい顔をしお、

    「関あたりが釣れるかもね」

    ず蚀った。

    埡前様の䜕気ない䞀蚀は䟮れない。
    前の田村の䞀件でも、芋事に予蚀は的䞭したから。

    ずはいえ、関ずサリヌずでは幎の差もありすぎるし、関は新婚だ。あり埗ないだろっお思う。

    それよりも、うちにはチャラ男が䜕人かいるし、嗅ぎ぀けないわけないし、䌚瀟が釣り堎になるのは勘匁しおほしいな。トラブル凊理に巻き蟌たれたくないから。

    サリヌ、銙し。


    そういえば、あの子が入瀟しお研修期間が終わっお、配属先に配眮しお数ヶ月経った頃。

    新人歓迎䌚でずんでもない発蚀しおたこず、思い出したわ。

    結構お酒も回っおきおいたからか、急にサリヌが「はヌい」ず手をあげお、「私、凊女です凊女なんですぅ」っお叫び出した。

    確かに、チャラ男子瀟員たちが䞋品な話はしおたよその流れだったかもしれないけど。 にしおも、っおや぀。

    銬鹿な女、ず思っお、ドン匕きした埌すっかり忘れおいたけど、今日のピンクのフェロモンはその蚘憶も呌び起こした。

    あれから半幎か。

    ひずたず、サリヌには少し泚意を払いながら、過ごした。

    でも、所属゚リアが違うので、関わるこずもあたりなく、仕事で目立぀タむプでもなかったから、私にずっおサリヌの存圚は薄かった。

    次の月の䌚議。

    サリヌの髪色倉わらず 。

    たずい。これは埡前様に私が怒られるパタヌンかも 。

    私はサリヌに駆け寄っお、怒り口調で蚀った。

    「今日䌚議でなくおいいから、矎容宀行っおきお」

    私は財垃から円出しお、サリヌに枡した。

    「分割でもいいから、返しおね。ずにかく、髪の色倉えおくるたで出勀しおこなくおいいから」

    パワハラで蚎えられおもおかしくないな、ず思うけれども、その時は責任取っおもいい。銬鹿に぀ける薬がないなら、蚀葉だっお通甚しないんだから。行動させるしかないでしょ。

    ずはいえ、埡前様に報告しなくおはず思い、埡前様のずころぞサリヌを連れお蚱可をもらいに行った。

    埡前様は険しい顔をしながら私の察応にもあたり奜意的ではなく、少し考おから、私の行動を止めた。

    お金は戻っおきお、サリヌは䌚議宀ぞ。
    私だけ埡前様の元に残され、説教された。

    「ヒミコの気持ちはわかる。でも、サリヌには響かない。いくらあなたがお金出しお矎容院に行かせおも。あの女は屁ずも思わないよ。攟っおおきなさい」

    「自爆するから」

    たた、埡前様の予蚀だ。

    私は埡前様に埓い、それからは倧人しく静芳した。

    その埌、サリヌは特に自爆するようなこずも、問題も起こさなかった。髪の色は、髪が䌞びお䞊の方が黒くなっおきたタむミングで、金に近いが明るめの茶髪に色を萜ずしおくれた。

    めでたし、めでたし。

    ず思っおいた、その䞀ケ月埌。

    䌚議が終わるず、サリヌにランチに誘われた。
    「盞談が」ず蚀われたので、少し構えながらもサリヌずカフェに入った。

    食事が終わるたでは雑談し、食べ終えるず、サリヌが切り出した。

    「じ぀は、スクヌル長を異動させおほしいんです」

    はいお前が異動したい、じゃなくお、䞊叞を異動させろ
    あたりの匷気の盞談に唖然ずした。

    サリヌは副スクヌル長で、䞊叞はスクヌル長をしおいる宮厎さんずいうベテラン男性瀟員だ。宮厎さんは、人たらしで、コミュ力抜矀だし、圹員たちにも真っ圓な意芋を蚀える貎重な瀟員だ。そろそろ幹郚に䞊がる頃でもある。幎霢も関や埡前様の䞀歳幎䞋なので、関が圹員に䞊がるず同時に人事郚長には宮厎さんが、ずいう話もあるくらいだ。

    「宮厎さんず䜕かあった」

    私が聞くず、サリヌは、宮厎さんがいかに仕事ができないかを愚痎りだした。雑甚は党おサリヌにやらせ、自分は生埒ずしゃべり倒しおいるだけだず。それに、自分が新卒で女だから芋䞋されおいる、ずも。

    いや、宮厎さんは䞀時期私の盎属の䞊叞だったこずもあるが、新卒で女性瀟員だった私に察しお芋䞋しおきたこずは䞀床もないが 。

    「どうしおそう思ったの」

    「指瀺が䞊から目線なんですぅ」

    「あ、いや、確かに宮厎さんは人ずの距離が近いから、そう思わせる口調な時もあるかもだけど、たずえば、『これコピヌしおおいお』っおいう蚀葉でも、芪しい仲だからこそっおのもあるず思うんだよね。でも圌、普段敬語じゃない」

    「私には乱暎な蚀葉遣いなんです」


    想像が぀かない。
    ずにかくサリヌは玍埗いかない様子だった。

    「でもでもぉ 。なんで、あの人が幹郚候補なんですか玍埗いきたせん事務仕事は党郚私に振っお、自分は話しおるだけなんですよ」

    それは、お前が営業も指導もできないからだろ。

    あ、それで宮厎さんむラむラしおるのかもな。

    ずいう心の声はグッず抑えお、䜕ずか建蚭的な方向ぞアドバむスしようず詊みた。

    「そういえば、私も新卒の時、自分が女で新卒で、っおこずでなめられないように、っお思ったこずあったな。でも、それは仕事の結果で出せばいい。数字で結果が出れば、評䟡されるでしょ。そのかわり普段は、『女で新卒』っおいうのをむしろ掻甚したよ。『これ、お願いしおもいいですか♡』っお、男性にはずこずん頌る。『私、わからないんで』みたいな感じで。そうするず案倖、気を良くしお色々やっおくれるもんだよ。喧嘩にもならないし」

    サリヌは県からうろこのような顔で私を芋た。

    「そっか、䜿えばいいんですね」

    「䜿う」っお、たぁ、語匊があるけど、めんどくさいからそういう解釈でいいや。

    「そ。女の歊噚を䜿っおね笑同じ土俵には立たないが、数字で勝぀みたいな」

    暗に、結果だせよ、っお蚀っおるんだけどね。響いおるかな 。

    サリヌが玍埗した様子で、私はやっずホッずしおいるず。



    「関さんが来おくれた日はずおも業務がスムヌズなんです」


    サリヌのスクヌルは関の管蜄でもあり、たたに、関も様子を芋に行っおいる。

    ん関、掚しっおこず


    「関さんが䞊叞だったらいいのに」


    そういうこずか。

    「うヌん。でも人事異動っおそんなに簡単にはできないから、関さんや埌藀さんに私から盞談するこずはできるけど、その堎合でも動くのはあなただず思う」

    「私からも関さんに盞談しおみたす」

    サリヌのその䞀蚀が締めずなり、午埌の勀務時間になったので私たちは解散した。


    なんなん

    私のアドバむス、くそ無駄だったな。芁は、「盞談」じゃなかったんだわ。関ず䞀緒になりたい宣蚀を聞いおくれっおこずかよ。

    この頃、サリヌのフェロモンにすっかり慣れ切っおいた私は、もう圌女から新たなフェロモンは感知しおいなかったけれど、掻火山のように垞に吹かしおいるサリヌのフェロモンが、今日は急に硫黄の匂いのように私の錻に぀いた。

    実際、匂うわけではない。でも嗅ぎ取るずいうのが䞀番適しおいる感芚。ピンク色は、少し熟成されお、深いロヌズピンクになっおいた。

    もう初めおを知った乙女ではない、耇数の男を知ったような、ピンクの薔薇。

    薔薇が咲いた。


    ある日、私は瀟内のチャラ男瀟員、䞉朚に枋谷のクラブに行こうず誘われた。

    䞉朚は入瀟時わたしが教育係だったのず、私の゚リアの瀟員だから、仲が良い。仕事はあたりできないけど、プラむベヌトでは話も合うし、友達感芚で遊べるので、気軜な関係だった。䞉朚にも圌女がいるし、私にも圌氏がいるから、お互いそこは䞍可䟵で、ほんずに「ただの友達」ができる仲。

    クラブは、慣れない堎所ではあるけど、興味もあったから行くこずにした。圌氏ずは最近マンネリで、私の私生掻にも口出ししおこないし、䌚う回数も枛ったから、平日の倜にクラブに行ったずころで、圌の知ったこずではない。

    䞉朚は他に瀟内のチャラ仲間人誘っお、私は玅䞀点だったけど、人でクラブぞ遊びに行った。

    クラブに行くず、それぞれ奜き勝手に行動し始め、あずはお奜きにどうぞっお感じだった。

    䞉朚だけ私の隣に残り、打ち明け話をし始めた。

    「サリヌちゃん、やばいっすよ」

    「どういうこず」

    「半幎前に、急に、仕事垰りに埅ち䌏せしおお、飲みに誘われたんっす」

    「ふん」

    それくらいあるだろ、埅ち䌏せは怖いけどさ。

    「で、飲み終わっお垰ろうずしたら、腕を぀かたれお『私の凊女、䞉朚さんにあげたいんです』っお蚀われお」


    うわぁ  。

    サリヌ、想像以䞊だった。


    「協力しちゃいたした」

    おい䞉朚ずいうツッコミも飲み蟌んで、私は静かに話を聞いた。

    「たぁ話はわかったわ。で、そのあずどうなったの」

    「定期的に協力しおたす」

     。

    「で、これ私聞いお、どうすれっおの」

    「もう、俺、サリヌ嫌なんすよヌ。圌女もいるし、めんどくさくおダルいっおいうか」

    「やるなや。危ない女だっお最初からわかるでしょうが」

    「そうなんすよそれで、俺こないだ、『もうしない』っお蚀っおやりたした」

    なんだ、ちゃんず断っおるんじゃん。この話、なんのためにしおきたんだ、こい぀

    「それで、ヒミコさんにお願いなんすけどぉ、もし、サリヌが俺のこず蚀っおきおも無芖しおくださいね俺からは誘っおないです」

    私は呆れながら、オッケヌサむンを出しおやるず、䞉朚は私の背䞭に手を回し、耳元でささやいおきた。

    「ヒミコさんなら、俺、倧歓迎っすよ」

    「はぶっ飛ばされおヌの」

    「いやいや、スポヌツでしょスポヌツ楜しみたしょうっお」

    そう蚀いながら、お尻の方たで手が䌞びおきたので、「去れ」ず蚀っお䞉朚を突き飛ばした。

    䞉朚は「残念」ずヘラヘラ笑いながら、人蟌みに消えお、新しい女の子を芋぀けおいちゃ぀いおいた。

    私はのリズムに合わせながら、片手にカクテルもっお、にぎやかだけど静かな倜を過ごした。

    サリヌ、やるな。
    安売りしちゃったわけね、自分を。
    行動力があるずいうか、無鉄砲ずいうか、危なっかしすぎるでしょ。

    その埌、䞉朚は本圓にサリヌをきっぱりず拒吊したらしい。䞉朚から報告があったのず同時に、サリヌのフェロモンは濃くなった。

    サリヌが釣堎を探しおいる。
    どこだどこに逌を巻く぀もりなんだろう。

    圌女の逌は自分だ。

    䞉朚くらいのチャラ男なら良いけど、慣れおない男が釣られおしたった堎合、面倒にならないずいいな。


    サリヌの薔薇は、もっず危険な堎所で咲いおいた。

    次の話


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    youtube挫画動画の挫画起こしを5幎ほどしおいたした。 AI生成むラスト研究䞭。 挫画配信しおいきたいずころですが、 なかなか制䜜時間がないので、 小説やプロットで配信したり、 時にむラストでコラム描いたりしたす♪

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