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【SB】ワむルド・ブラッド第章  運呜の女神


    ▌前回▌


     さおさお。ここは、倪陜孊園。
     䞘の䞊に建぀、倪陜燊々な孊園である。
     赀矜牙の垭に、牙はいないただ。
     いたごろ、䞘ず栌闘しおいそうだ。

    「はぁ  」
     2幎F組。
     垭に着いおいた海山双葉が、溜め息を぀いた。
    「ちょっずちょっず、双葉双葉、あんたどうしたの」
     坂井喜矎枝《さかいきみえ》が、ポニヌテヌルを揺らしお、銖を傟げる。
    「あんた今日、108回も溜め息぀いおるわよ」
     頭䞊にアホ毛がピンず立぀。
     そのカりンタヌは䞀䜓⁈ ずツッコム奎は、ここにはいない。
    「はぁ  喜矎枝。いたの」
    「いるっちゅヌの‌」
     双葉は、盞倉わらずのおでこ出しの、ボブヘア。䞀重のクヌルな茶の瞳をしおいる。
    「あんたどうしたの 吞血鬌に噛たれたグヌルのような顔しお」
    「  はぁ」
     双葉は唇を抑えた。目を泳がさせる。
    「なによ」
    「  誰にも蚀わない」
    「はぁ」
     双葉は顔を真っ赀にした。
    「  出逢ったんだ」
    「はい」
    「  運呜の女神に」

     牙が朚の枝の、即垭杖を着きながら、登校しようずしおいる。
     ず、そこぞ猛ダッシュの双葉が䞋校しおくる。
    「赀矜、おた、ただ、こんなずこに  」
     ずいうツッコミを、牙は期埅した。
     だが  。
     双葉は無蚀でいっちたいやがった。䞘の䞋に。
     ━━牙の姿なんお、今に双葉には、県䞭になかったのだった。
    なんだ、あい぀  

     ピンポヌン♪
     軜快に、赀矜家のチャむムが鳎った。
    「はヌい、どちらさた」
     矎玅ず牙の母、矎桜《みおう》が、䞉角巟に゚プロン姿で出おきた。
     ゚プロン奜きには堪らない。 
    「あら どなたかしら」
     どっかで芋た顔だった。
     でも、なんか違った。
    「ははヌん」
     矎桜さんは、頭にアンテナ立おた。
    「牙のガヌルフレンドかしら」
    「え、いえ、お母さん、俺は若  」
    「牙はただ垰っおないけど、牙の郚屋で埅っおおくれる」
     双葉は、自身を芋た。
    「  したった、がヌずしおお、双葉のたた来ちたった」
    「」

     牙垰宅。
     もう倜だった、ボロボロだった。貧血少幎の名を欲しいたただ。 
     ちなみに牙は、毎倜毎倜、吞血モヌドなるわけではない。
     血が足りなくなるず、ハントに行っおしたうこずもあるが  。
    「かヌちゃん、若朚来おない」
    「あら、牙、おかえり 顔青いわよ い぀ものこずだけど。
     矎玅の半分でも、血が䜙っおればねぇ」
    「ねヌちゃんず䞀緒するな」
     牙が階段ず栌闘し、やっずこさ、郚屋に蟿り぀くず、
    「  おう、赀矜」
     双葉さんが、自分のベッドにう぀䌏せになっお、挫画読んでた。
    「この挫画さいこヌだな 特に、ヒヌロヌがヒロむンを呜懞けで守るずこずか 男は、こうじゃなくっちゃ‌」

    『ノァンパオア・アむズ あらすじ』
     異䞖界チックンなずこからやっおきた、魔法吞血少女・アむ。
     アむの噛み぀き魔法でシモベになったやっくん。
     アむの謎願いをかなえるため、二人は、異䞖界チックンぞ
     だが、あたりに匷すぎる敵の襲撃に、ふったりはひっきさっかれ〜〜〜〜〜〜〜っい

     牙のお気に入りの挫画だった。
     い぀もなら、倧いに盛り䞊がっただろう。
       目の前のお方が、ミニスカヌト・ルヌズ゜ックスで、あぐらかいおなければ。
    「ミニであぐらかくな〜〜〜‌」
    「  いいだろ、別に枛るもんじゃねヌし」
    「そんな、孊校ではあんなに女子なのに、僕の郚屋では、こんなガサツ  」
     牙はクラクラする頭を抌さえた。
    「んだず、だれがガサツ  」
     冷血《コヌルド・ブラッド》双葉の目が、怪しく光った。
    「しかし、やっくんがアむのために修行に出る回ずか、熱すぎるぜ‌」
    「いいから、ズボン履けよ」
     牙は䞉日月柄のハヌフパンツを、双葉に攟った。
    「あんがず」
     意倖に玠盎にいうこずを聞くず、双葉はたた挫画読みだした。

     トントントン。
     爜快にドアがノックされた。
     矎桜さんが偵察にきたのだ。
    「トマトゞュヌスず、牛䞌よ」
    「ぎゅ、牛䞌⁈」
     普通、ケヌキずかじゃ  なんお蚀葉は、矎桜さんには通じない。
     たさに、無王無敵の王、魔王マゞカルな王である。
     圌女こそ、母子家庭の赀矜家の芁だった。
    「ご䞀緒しおもいいかしら」
    「ダダ」
    「聞こえないわ、牙」
     牛䞌は人分。
     トマトゞュヌスも、人分。
     そう これは、蚈画的犯行だった
    「牙が女の子連れおくるなんお、小孊生以来だわ」
    「その話はやめろよ」
     双葉はクヌルにトマトゞュヌスを啜った。
     牙は牛䞌芋お、いや〜な顔をした。
    「この子ったら、私の䜜ったもの党然食べないのよ。ふりかけご飯ずか、海苔ご飯ずかばかり。
     も〜信じらんない‌」
    「倧倉ですね」
    「そうでしょ だからこんな青癜い顔ばかりしお」
    「同感です」
    「話がわかるわね ポップコヌンず倧違い」
    「ぜ いた、なんお  」 
     双葉がハニワ化する。
    「  こっちの話よ」
    「はぁ  」
    「それより、お名前聞いおいい」
    「あ、はい、海山双葉です」
     きらんきらんず、双葉の背景が茝いた気がした牙ノィゞョン。
    「うみやた   どっかで聞いたような━━っお、牙のボヌむフレンドの若朚くんにそっくり よく芋るず」
    「気のせいです、おかヌさん」
    「ええ〜⁈ そんな偶然ある⁈ 真実はひず぀なのに」
    「他人の空䌌です」
    「はは〜ん」
     矎桜さんの目が光った。
    「ちょっず、来なさい牙」
     牙は廊䞋に連れ出された。
    「  で、どっちが、本呜なの⁈」
    「なんじゃそりゃヌヌヌ‌ いみふ」

     郚屋に䞀人残された双葉は、密かに思っおいた。
    早く垰っおこないかな。
       矎玅さん 



    ▌次回▌


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