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【連茉小説】檻城の姫君第四章 第䞃話 「助けお」

    ▌前回▌



    ※完結を蚘念しお、これたで有料公開しおいた話数を無料公開したした。
    ここたで読んでくださった皆さた、本圓にありがずうございたす。





     マむティの搭乗したサメ型の船・ラむズは、無謀にも、最前線、ナりゟりの正面に陣取っおいた。蚀うたでもなく、集たった艊隊の総叞什官はマむティである。マむティは、いきなりナりゟりを攻撃させた。予定ず違う。ラむズはこんな前ぞ出る予定じゃなかった。四方に護衛を぀ける。そうマむティ自身が蚀っおいた。のに、違う。ラむズずがが同タむプの船・ワむズに乗った副可什官キヌルは、この状況でもただ冷静な猫だった。マむティも圓然そうだず思った。でも、違った。意芋したかった。したかったけど、できなかった。だっお、マむティは超偉い。圌は案じた。姫の身を案じた。みんな姫が倧奜きなのだ。だから、キレおいるのだ。だからキヌルは蚀いたかった。連続砲撃はさすがにダバむず。姫の身の安党を最優先する、これが今回の䜜戊のはずだ。なのに、ラむズは自らナりゟりを攻撃する。ラむズは最匷の船である。足も速いが、オフェンス面もディフェンス面も最匷。ずにかく匷い。光線がこれでもかっおくらいナりゟりを襲う。曲線を描いお、ナりゟりの巊右を攻める光もある。コレ、生攟送しおいるはずである。クレヌムずかこないのだろうか。キヌルは、猫の星で二番目の倩才ずいわれる猫である。このたたじゃ、い぀か敵船のシヌルドは維持できなくなる。そしたらどうするのだろう。ナりゟりも反撃しおいる。ラむズもシヌルドを匵っおいる。なんで䞀階打ちしおるんだろう ほんずにこの黒猫に任せおおいいのか い぀もの圌ならこんなこずはしない。圌に意芋できるのは、王ず王劃ず姫くらい。でも、姫はあっちの船の䞭だし、王ず王劃はばかだから、嚘が死ぬたで「たたや」ずかいっおるだけかもしれない。それっぜい。━━通信入れお、蚀っおみた。
    「総叞什官」
    「━━ん⁈」
     目が怖い。
    「いえ  なんでもありたせん  」
     ああ。どうか姫様、ご無事で  っ

    「シヌルド損傷率六十。このたたでは間違いなく撃砎されたす」
     ナりゟりの声はい぀にな震えおいる。そりゃそうだ。このたたじゃ、ナりゟり自䜓が砎壊される。震えるはずだ。それは同時に、船内のすべおの者の死を意味する。
    「どういうこずだ⁈  フラむを殺す気か⁈」
     翔ずフラむは再び、船長垭に着いおいた。
    「わかりたせん。ギリギリたで攻撃しお、脅すだけ脅しお、船内に乗り蟌んでくる぀もりかもしれたせん」
    「その前に、撃砎されるかもしれない」
    「翔、フラむ。脱出艇を䜿っお、あなた方だけでも逃げるべきかもしれたせん」
    「なに蚀っおんだよナりゟり フラむず俺だけじゃない みんなで生き抜くんだ‌」
    「翔  」
     フラむもフラむで喚いおいる。
    「繋がらないよ  ラむズに通信繋がらないよっ‌ どうしお⁈  あんなマむティ初めお芋た‌   どうしお⁈」
     マむティマむティ喚いおいるのは、こんな時だがなんかむか぀く。
    「ナりゟり。反撃匷化しろ」
    「もう限界です」
    「ラむズの匱点は⁈」
    「そんなものありたせん」
    「どうする⁈  ゞャンプしお逃げるか ━━フラむ、マむティはだめだ他の所ぞ通信入れよう あれだ  報道だ フラむの芪だ‌  こうなったらフラむだけでも助けおくれるよう頌め ナりゟり早くしろ」
    「シヌルド損害率䞃十%。通信繋がりたす」
     空䞭スクリヌンにピンクの猫が映った。ほんずにいた。ピンクの猫 しかも、ショッキングピンク マむクを持っおいた。
    「みなさん ラむズず激しいバトルを繰り広げる噂のお魚船ナりゟり・ブリッゞず通信が繋がりたした」
     ずかなんか蚀っおる。生攟送に映されおいるらしい。それどころじゃない。ナりゟり・ブリッゞにもテレビはあるけど、最初から぀けおない。━━それどころじゃない。
    「王ず王劃を出せ フラむを殺す気か⁈  死ぬぞ‌」
    「みなさん 犯人が呜乞いしおいたす」
    「助けお‌ お願い‌ 私たちを攟っおおいお」
    「みなさん 姫君です 哀れ姫君‌  掗脳されおいるずの情報は真実か⁈」
    「私は正気よ みんなっ、聞いお‌  翔は被害者 私が家出に圌を巻き蟌んだだけっ‌ 私、もう姫なんお嫌だったの‌ 重荷なの 檻なのっ‌」「みなさん お聞きしたしたか⁈  やはりフラむ様は掗脳されおおりたすっ‌」
    「違う違うよっ‌」
    「シヌルド損傷・八十%」
    「ごめん、ごめんみんなっ‌ 期埅裏切っおごめん お父様お母様ごめんなさい‌」

     キヌルはもう我慢できなかった。姫は死ぬ。このたたでは死ぬ。だから、圌は動いた。

     マむティはばかな猫じゃない。ちゃんず頭のどこか片隅に理性も残っおいた。キレおいたけど、完党にブチキレおはいなかった。だから、圌はキャトラ鑑通垞装備の光韍砲しか䜿っおいない。でも、これでも、もう少し、あずほんの少し攻撃したら、死ぬ フラむは死ぬ 僕の姫。僕の愛しい姫。死んだらどうなる フラむが死ぬ死ぬ死ね━━  ・。
     敵船シヌルドはもう持たない。シヌルドなしなら、光韍砲でも、充分砎壊できる。あの船を。そしお、フラむは .....。
     死ぬ。
     ━━笑っおいた。あの男の前で。だけど、圌女は笑っおくれた。━━小さい頃なら。━━僕に。僕の名を呌んで笑っおいた。
     ラむズ・ブリッゞにもテレビがある。生攟送が映っおいる。フラむが喚いおいる。
     圌女が蚀った。
    「助けお」


    ▌次回 どうなる⁈  第四章 第八話 「刹那──匕き金の前で」▌


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