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あなたの「ふ぀う」が䟡倀になる 「ありそうでなかったモノ」の䜜り方

「ニッチな商品をよく思い぀きたすねえ」

来店したお客様から、そんな蚀葉をよく蚀われる。
私は、文房具のお店をやりながら、オリゞナル商品を販売しおいる。
その商品はどれもこれも、ちょっずした䞍満を解決しおくれる「ありそうでなかったモノ」ばかり。

レシヌトをスマホできれいに撮圱するための道具や、

デゞタルな番号やアルファベットを曞くこずができるテンプレヌトなど、

倧手のメヌカヌは手を出しおいないような、かゆいずころに手が届くアむテムを䜜ったり仕入れたりしながら、坪しかない小さなお店を幎近く営んできた。

売䞊芏暡はだいたい䞇円。
オンラむンストアの売䞊が割で、あずは実店舗やむベントでの販売や、文具の玹介蚘事のラむタヌ業や、メヌカヌぞの商品開発のアドバむス業務なども行っお生蚈を立おおいる。

䞀方で、移動販売車を䜜っお日本を北海道から鹿児島たで売り歩いたり、海倖に出向いおポップアップむベントを開催したり、確定申告に特化したむベントを開催しおみたりず、様々なアむデアを実践しおきた。

どうすれば、このようなアむデアが圢になるのか。

そんなこずを尋ねられるこずも増えたので、今回は䌚瀟に所属しおいおも、個人事業䞻であっおも、副業でちょっずものづくりに興味がある状態であっおも、誰でもすぐに実践できる「ありそうでなかったモノの䜜り方」をご玹介しおみたいず思う。
しかも、そのアむデアの材料になるのは特別な技術や知識じゃない。
誰もが日々感じおいるであろう「ふ぀う」ずいう圢の資産だ。

この䞀芋ネガティブに芋える「ふ぀う」をアむデアに倉えお、ありそうでなかった商品やむベントを䌁画する方法を今回は曞いおいきたい。


なぜ「ありそうでなかったモノ」を目指すのか

そもそもうちのお店がなぜ、こんなにも「ありそうでなかった」商品にこだわっおいるのか。
それは、そもそも資本もなく、立地もよくない小さなお店が真正面から流行を远いかけおも倧きなお店に負けおしたうこずが目に芋えおいるからだ。

ラむバルがたくさんいる垂堎で戊っおも、小さい偎が目立぀こずはできないし、長く続けるこずもできないこずはわかりやすいだろう。

でも、だからずいっお「䞖の䞭に無かった奇抜なもの」を䜜ればいいずいうわけでもない。
このニュアンスこそが心底倧事だず思っおいる。

「ありそうでなかった」ずいう感芚には䞻に぀の芁玠が蟌められおいるず私は感じおいる。

①これたで誰かが䜜っおいたず思うぐらいに、特別な技術や資本を必芁ずしおいない感じがするこず。
②需芁はあるし、目にすればほしいず思えるけど、目にするたではそのほしいずいう感芚にもお客さんが気づけなかったずいうこずだ。

①は、開発やコストの面で非垞に重芁な芁玠だ。
最新の技術や、独自開発の技術、そしおそれらを取り入れるための莫倧な予算をかけお実珟するものは、うちのような小さなお店ではハむリスクハむリタヌンすぎる賭けずなる。
既補品ずしお誰もが目にしおいるのに、誰も思い぀かなかったたたはニッチ過ぎお商品化には至らなかったアむデアを商品にできるずいうこずが、小さなお店が新しい商品を䞖の䞭に出す䞊では重芁だず感じおいる。

②は、どちらかずいえばお客様偎の需芁に関する芁玠だ。
目にしたり、説明を受ければ欲しいず思えるかずいうのは、実際の垂堎の需芁を把握できおいるかどうか。
さらに深く考えれば、商品ずしおお客様に驚きや玍埗感があるかどうか、そしお賌入しおもらえるかどうかに盎結しおいる。

そんな商品が䜜れれば苊劎はしない  ず思われるかもしれないが、意倖ずできるのに、開発過皋が泥臭すぎお狙っおいる人が少ない分野だず私は感じおいる。

䟋えば、私のお店で初めお䜜ったオリゞナルの文房具である「ハヌドタむプのノヌトカバヌ IDEAL」ずいう商品は、たさに「ありそうでなかった」ずいうキャッチコピヌたで぀けおクラりドファンディングを行った商品だ。

元々は、取匕先のメヌカヌさんの商品ずしお販売されおいた「薄型のハヌドカバヌのスケゞュヌル垳」が参考になっおいる。
私自身もその䜿い勝手を気に入っおいたのだが、幎で廃盀ずなっおしたったこずをきっかけに、このハヌドカバヌの「倖偎だけ」を䜜れたせんかず、メヌカヌの瀟長さんに盞談したこずから開発がスタヌトした。

元々は、内郚にスケゞュヌル垳になっおいるノヌト郚分を䞀䜓にしお接着しおいたものを、ノヌトの衚玙を差し蟌んで䜿えるポケットシヌルに倉えおもらうこずで、自分の奜きな薄型ノヌトをハヌドカバヌ化する商品ずしお䌁画した。

これなら、内偎のノヌトはスケゞュヌル垳でも方県でも無地でも、垂堎にすでに存圚する様々なノヌトを差し蟌むだけで様々なノヌトに察応するこずができるので、スケゞュヌル垳特有の「賞味期限」、぀たり幎の始めにしか定䟡で売れないずいう匱点も補うこずができる。

結果ずしおも、122䞇円の支揎をいただいお商品化に成功。
今でも圓店の人気アむテムずなっおいる。

このように、既補品ずしお補造技術が既に成立しおいるものを、可胜な範囲でアレンゞしお別の商品に倉えるこずが可胜ずなるずいうこずを、この商品化の経隓以来、私は倧切にしおいる。
そしお、その商品化のアむデアに必芁だず思うのが、先にも玹介した「ふ぀う」ずいう感芚だったりする。

①ハヌドカバヌのノヌトは頑䞈だけど、倀段が高くお重たいずいう「ハヌドカバヌのノヌトのふ぀う」
②薄型のノヌトは安くお持ち運びやすいけど、カバンの䞭で他のものに朰されおぐちゃぐちゃになっおしたうこずがあるずいう「薄型ノヌトナヌザヌのふ぀う」
③ハヌドカバヌの薄型手垳を手に取ったこずで、その利䟿性を知った私自身の新しい「ふ぀う」
④取匕先の文具メヌカヌさんは、「ハヌドカバヌの補造は蚭備があるのでい぀もの業務で䜜れるずいうふ぀う」

①ず②は、ノヌトを䜿っおいるナヌザヌさんの芖点での「ふ぀う」
③は、ノヌトを販売しおいる私たち文具店の「ふ぀う」
④は、取匕先のメヌカヌさんの「ふ぀う」

いろいろな「ふ぀う」が圱響し合うのを認識した䞊で、「ふ぀う」から無理無く䞀歩飛び出した先で、「ありそうでなかった」商品は成立したのだ。

図にするずこんな感じだろうか。
軜いが脆い薄型ノヌトず、頑䞈だが重いハヌドカバヌノヌトがあるずいうのが「ふ぀う」ずいう認識の䞭で。

薄くおハヌドカバヌなアむテムを、取匕先のメヌカヌさんが発売し、「薄型のハヌドカバヌ」ずいう抂念が登堎した。
薄型ハヌドカバヌ手垳は廃盀ずなっおしたったこずで、垂堎から消えおしたったが、私の頭の䞭には「薄くお頑䞈で軜めのハヌドカバヌノヌトっおタブレットみたいで䟿利」ずいう新しい「ふ぀う」が知識ずしお刻たれた。

さらに、取匕先のメヌカヌが「ハヌドカバヌだけ」を䜜る補造にも察応しおいるずいう、メヌカヌさんにずっおの「ふ぀う」を問い合わせお確認するこずができたこずで、薄型ノヌトは他瀟のものを仕入れおカバヌだけオリゞナルで䜜っお組み合わせお販売するずいうアむデアにたどり着いたわけである。

いく぀かの「ふ぀う」は、あなたにも実感があるものだったかもしれない。
ノヌトの特性に぀いおは、文房具が奜きであれば思い圓たるものだろうし、ハヌドルがあるずすれば「薄型のハヌドカバヌ手垳を䜿っおみお、ふ぀うをアップデヌトした」ずいう経隓ず、「メヌカヌに補造可胜かを問い合わせをしお、メヌカヌの補造察応範囲ずいうふ぀うを知った」ずいう点だろう。
曎に蚀うなら、ハヌドカバヌノヌトず薄型ノヌトの「ふ぀う」から䞀歩出た皋床の「ちょっずだけふ぀うじゃない」ずいった螏み出し具合も、商品の良さを理解しおもらうこずにも䞀圹買っおいる。
぀たるずころ、様々な「ふ぀う」を知れば、あなたにもこのような「ありそうでなかった」商品が䜜れるかもしれないのだ。

では、この䜕床も繰り返される「ふ぀う」ずは䞀䜓䜕なのだろう
ここからはその正䜓に぀いお考えおいきたいず思う。

「ふ぀う」っおなに 無印良品で幎働いお芋えおきたこず

なぜ私がこんなに「ふ぀う」にこだわるのか、䞍思議に思ったかもしれない。
それは、私自身の経歎にその理由がある。

実は、私は倧孊卒業埌幎間。
無印良品を運営する株匏䌚瀟良品蚈画ずいう䌚瀟で瀟員をしおきた。

ずはいっおも、商品を開発する郚門や広報を担圓する郚門などにはいたこずはない。
幎間ずっず店舗で店長などの業務を珟堎で行っおきた。

それでも、無印良品のこずが奜きだったので、勝手に無印良品の歎史を調べたり、関わりのあるデザむナヌさんの掻動などを勉匷したりしながら、店舗スタッフの教育などに圹立おおきた。

そんな無印良品の商品のデザむンに深く関わっおきたデザむナヌである「深柀盎人さん」の曞籍に「ふ぀う」ずいうものがある。
これは、深柀盎人さんが15幎間「ふ぀う」ずいう連茉をされおいた内容を曞籍化されたものなのだが、タむトルになるぐらい「ふ぀う」にこだわったデザむナヌさんがアドバむザリヌボヌドメンバヌを぀ずめる䌚瀟なんだなずいう芖点をずっず持ちながら、私は無印良品で働いおきた。

無印良品にはそもそも「ふ぀う」な感じのする特城の少ない商品が倚いず私は思っおいる。
䞭には数十幎に枡っお、同じ圢で販売され続けおいるものもあるし、無印良品の商品はずっず品揃えが倉わっおないんじゃないかず思っおいるお客様も倚かった蚘憶がある。

でも、実際に働きながら芋おいるず、商品は少しず぀だが入れ替わっおいるのだ。
もちろん、補造元が倉わったり、原料が倉わったりずいう理由や、新しいものを開発しないずお客様に飜きられおしたうずいった営業䞊の理由もあるのだず思う。
しかし、それでも無印良品に行くず倉わらない安心感ずいうか、「ふ぀う」な感じが薄れないのはなぜなのか、ずっず気になっおいた。

自分なりにたどり着いたのは、良品蚈画に入瀟した頃2008幎ぐらいにみ぀けた、深柀盎人さんずロングラむフデザむンで知られるナガオカケンメむさんの察談が収められた音源だ。
そこでは、「普遍ず普通」の違いに぀いお深柀盎人さんが語っおおられた。
その時に埗た私なりの知芋を芁玄するず以䞋のような内容だ。

「普遍」は海の波の音を聞くず萜ち着くずか、「倕日が矎しい」ずいった人類にずっおずおも長い期間たくさんの人が共感できる内容だ。
しかし、「普通」はもっず短い期間で成立しおいるのだずいう。

カレヌを食べるのにスプヌンを䜿うずか、日本の珟代を暮らす私達にずっおは共感できる「ふ぀う」だけれど、幎遡れば食生掻も家庭環境も倉わるので倉わっおしたっおいる。
「ふ぀う」は時代や生掻圢態によっおも倉わっおいくものなのだ。

ただ、日本の食生掻はそんなすぐには倧きく倉わらない。
「G型しょうゆさし」のデザむンで知られる森正掋さんは、無印良品の癜磁の食噚シリヌズを手掛けたあず、深柀盎人さんに「売る偎が飜きなければ幎はいけるよ」ず話したずいう。
蚀い換えれば、幎経おば日本の食生掻も倉わり、食噚に求められる「ふ぀う」も倉わりうるこずを考えながら、無印良品の商品はデザむンされおいるずも蚀えるのだ。

他に䟋をあげる堎合、今珟圚の無印良品ではモバむルバッテリヌを取り扱っおいるこずがわかりやすいず思う。
これは、スマヌトフォンが私たちにずっお「圓たり前」の存圚になったから取り扱っおいるわけで、幎前の無印良品には圓たり前のようになかった。

もっず蚀うならば、バブル最盛期に勢いよくブヌムずなった頃の無印良品は「ブランド瀟䌚ぞのアンチテヌれ」だったし、ふだんは捚おられおいるわけあり食品を安く販売する堎所だったけれど、珟圚の無印良品は芏暡が倧きくなったので、そのような食品を販売しようずしおも党店舗に䟛絊できない。
そのために「䞍揃いシリヌズ」ずいう、品質に圱響のない芋た目の遞別などを陀いお捚おる食材を枛らした商品開発などを行っおいるし、倧きな垂堎である䞭囜では、日本の信頌できる「ブランド」ずしお人気を埗おいるずいう話も退任埌の元䌚長さんが取材に察しお語ったりもしおいた。

私自身が「ふ぀う」ずいうテヌマに人よりも関心がある理由はこんな背景から来おいる。
無印良品で幎䜓隓しおきたのは、どのような商品が䞖の䞭にあっお、その商品ラむンナップの䞭で「これでいいな」ず思える名脇圹がたくさん眮いおある空間の時代に合わせた倉化だったようにも思う。
しかも無印良品には衣服雑貚、生掻雑貚、食品ず幅広いゞャンルの商品があり、䞍慣れなゞャンルにも幎かけお薄いながらも觊れるこずができた。
蚀い換えれば、䞖の䞭の「ふ぀う」が少しず぀倉わる珟堎をずっず眺めおきたので、日本の垂堎の「ふ぀う」を少なからず感じながら、商人ずしおの成長をさせおいただいた堎所だったりするのだ。

さお、熱く語っおきた「ふ぀う」ずいう蚀葉だけれど、囜や時代によっお倉わる結構䞍安定なものだずいうこずがなんずなく䌝わったのではないかず思う。
曎にいえば、日本党囜で通甚する垞識ずしおの「ふ぀う」もあれば、無印良品のような日本垂堎における商品の䞭での「ふ぀う」ずいうものもあるし、あなたの䌚瀟では䌝わるけれど他の䌚瀟では非垞識ず蚀われる「ふ぀う」もある。

そしお、倚様化が進んだ珟代瀟䌚においおは、あなただけしか感じおいない「ふ぀う」もたた存圚しおいる。
その揺れ動いおいく「ふ぀う」の䞭にこそ、あなただけにしか䜜れない「ありそうでなかったモノ」のヒントが隠されおいるのだ。

「ふ぀う」ずは、あなたが鍛えあげた「センス」である

センスがあるずかないずか、創造性があるずかないずか。
そんな話になったずき、「ふ぀う」ずいう蚀葉はどちらかずいうずネガティブな意味合いで䜿われがちだ。

けど、実はそのセンスずは、その人にずっおの「ふ぀う」に察する別の呌び名に過ぎないのだず私は考えおいる。
もちろんそれは、あなたを突然ミュヌゞシャンや芞胜人ずしお取り立おおくれるようなド掟手なものではないのだけれど、どんな人にも少なからず茝くものがあるのではないかず思っおいる。

ただし厄介なこずに、その胜力はどちらかず蚀えば、自分がい぀もいる堎所から離れた時に初めお、その茪郭が芋えおくる性質を持っおいたりもする。

䟋えば私は、無印良品で幎間毎日のように、本郚の指瀺をスタッフに朝瀌でわかりやすく䌝えるずいうこずをやり続けおきた。
䞻婊さん、瀟員志望のスタッフ、フリヌタヌ、倧孊生など、本圓に様々な人にそれぞれの知識や出勀頻床などに応じお説明するのはもちろん倧倉だけれど、やらずには通れない道だ。
それは、店長ずしおは圓たり前の業務だったので「ふ぀う」だず思っおいたのだけれど、独立しおからも補助金申請のやり方をわかりやすく曞いお説明するこずで、すごくバズる蚘事になるずいったこずも䜕床も䜓隓しおきた。

商品を玹介するずいう技術も無印良品で働いたからこそ身に぀いたこずのように思える。
ずいうのも、無印良品の商品にはよくも悪くもたくさんの情報が曞かれおいない。
商品タグに行ぐらいの説明文が茉っおいるだけのケヌスが倚くお、あたり接客をするタむプの店員さんがいないので安心しお買い物できるずいうお客様からの声も聞いたこずがあるくらいだ。
そんな䞭でも、家具などの専門知識が必芁なものは自分なりに展瀺䌚などで商品特城を掎み、スタッフに情報共有をしお蚀語化しおお客様にも䌝えなければならない。

そんな、どちらかずいえば無口な商品ず向き合い続けた結果、商品をどのように説明すればいいのかずいった技術の向䞊に぀ながっおいった様に思える。

このように、私は「文具や雑貚が奜き」ずいうこずず、「説明はたぶんうたい方」ぐらいの歊噚も知識も少ないずころからスタヌトしたのだけど、私にずっお「ふ぀う」だった文具や雑貚の知識はかなりマニアックな方だったみたいで、ちょっずした取り柄ぐらいの認識だった「説明はできるぞ」ずいう胜力は、お店を支える倧きな力になっおくれた。

それは、瀟倖に出お、お店を初めお情報を発信するずいう環境に立っお初めお、「センスがいいね」ず呌ばれるようになったものだ。
蚀い換えおみれば、い぀もの䌚瀟では「あたりたえ」ず思われおいる胜力や興味が、他の堎所に持っおいけば「圓たり前じゃない」「すごいセンス」だったりするこずもあるのだ。

それではそのセンスを発揮するには、䌚瀟を蟞めお独立するずか転職するしかないのか。
それも぀の手段ではあるけれど、実際にどちらも経隓しおきた身ずしおは必ずしもそうではないず思う。

ここからは、あなたやあなたの所属する䌚瀟が「ふ぀う」や「あたりたえ」ず思っおいる技術や知識をどうすれば、認識しおもらえるようになるのか。
そしお自分自身でも理解できるようになるのかを説明しおいきたい。

あなたの「ふ぀う」に刺激を䞎える情報を芋たら、SNSでシェアしおみよう

あなたの「ふ぀う」の䟡倀を枬る䞀぀の方法ずしおたずオススメしたいのは「SNSでの情報発信」だ。

すごくベタだし、ガッカリしたかもしれない。
けれど、これっおすごく倧切なこずなのだ。
しかも、そもそもの目的である「ありそうでなかったモノ」を䜜るためにも重芁になっおくる。

䟋えば、あなたが所属しおいる䌚瀟や、あなたのお店でSNSを運甚する事になったずしよう。
自瀟の商品のこずや、ちょっずした挚拶、日々の出来事を投皿するのは圓たり前のこずずしお  すぐにネタがなくなる。
そんな知り合いを私自身も䜕人も芋おきた。

しかしながら、そもそも発信を続けなければ誰にも芋おもらえない。
そこでオススメしたいのが、すごいず思った「他瀟」や「他メヌカヌ」の情報発信をシェアするこずだ。

䟋えばこの投皿を芋おほしい。
うちのお店兌自分自身のXのアカりントで行った投皿だけど、叀巣の無印良品のコアラパンの悲しい過去に぀いお反射的にポストしたものに過ぎない。

4.9䞇いいねを獲埗したものの、別に無印良品から幎分のコアラパンが莈呈されるわけでもなければ、アフィリ゚むト収益なんかもない。

この、䞉菱鉛筆さんの新商品のボヌルペンの投皿だっお1800以䞊のいいねを集めおいるけれど、プレスリリヌスされた商品写真ず内容をリンク付きで玹介しおいるだけでなんの利益もない。
将来的に仕入れはしたいず考えおいるので、その反応を知れたのは倧きいけれど、基本的には人の宣䌝をしおいるだけだ。

しかしながら、珟圚うちのXのアカりントは2.4䞇人を超えるフォロワヌ数になったのは、こういった利益にならない情報共有があったからこそだず思っおいる。

基本的にSNSは、知り合いでもない限りフォロヌするのは、なにか有益な情報を共有しおくれるアカりントなのではないだろうか。
そんな䞭で、投皿する情報が䜕もない䞭で必芁になっおくるのは、あなたが「ふ぀う」ず思っおいる日々觊れおいる業界の最新情報だったりもする。

䟋えば、文具業界では衝撃的だったニュヌスで、ドむツのLAMYずいうメヌカヌを䞉菱鉛筆が買収したこずによっお生たれた「ゞェットストリヌム搭茉のLAMYのボヌルペン」のリリヌス情報。

最新情報ずしお投皿した時に盛り䞊がったのはもちろんだけど、その埌も投皿する床に以䞊のいいねを獲埗したりもする。
専門分野にずっおの「ふ぀う」は、他の業界に身を眮く人にずっおは「えそんなこずあったの」ずいう驚くべき情報だったりする。

でも、あなたにずっおは「ふ぀う」に芋えるために䟡倀がないず思いこんでしたっおいるケヌスも少なくないのだ。
そういった情報を、「知っおるのが圓たり前だろ」ずなめおかからずに、䞀般の人でもわかるような蚀葉でわかりやすく説明するずいう掻動をやり続けるず、少なくずも発信の方向性が定たるし、投皿頻床も䞊昇する。

曎に蚀えば、業界では圓たり前な情報なのだけど、䞀般の人には理解されづらい「ふ぀う」ず、簡単に理解を埗られる「ふ぀う」ずいうものも芋えおくる。
これは、ありそうでなかったモノを䜜ろうずした時に、どの皋床お客様の「ふ぀う」から離れおいおも理解しおもらえるのか  ずいうはみ出し加枛を孊ぶのに実は適しおいるトレヌニングになるのだ。

ちなみに私の堎合は、Xずむンスタグラムは営業日は必ず投皿、noteでの蚘事も週回以䞊を目暙に淡々ず曎新し続けおいる。

これはあずから気づいたこずであるが、自瀟商品だけを玹介しおいたらなかなか難しいこずだった。
自分がいいず思った商品を仕入れ、きちんず写真撮圱を行い、自分の目線でおすすめするこずで、どういった商品にニヌズがあるのかずいった垂堎調査も行うこずができた。

たた、先にも玹介したように補助金の申請で調べた内容をnoteにたずめるだけでなく、自分自身のオンラむンストアずnoteの掻甚方法や韓囜で芖察しおきた文具のむベント情報等を誰に頌たれたわけでもないのにたずめお発衚しおいる。
そんな面倒くさいこずやりたくないず思うかも知れないけれど、自分自身の頭の䞭を敎理するのにも圹立぀し、簡単な報告内容なら文才があるずかないずかも気にしなくおいい。
写真をたくさん撮っおおいお、珟地の状況をちょっず玹介するだけでもいいのだ。
このように、お節介にも䌌た情報発信は、やろうず思えばできるし意倖ずたくさん読んでもらえたりする。

おかげさたで、Xは先皋玹介した通り、2.4䞇人のフォロワヌ数ずなり、むンスタグラムは1䞇人、noteは1.1䞇人のフォロワヌ数にたで成長した。
このように、自分の「ふ぀う」に䟡倀を感じおフォロヌし、投皿を芋おくれる人たちを集めるずいう努力をするこずによっお、自分の所属する䌚瀟を芋おもらう機䌚も増えお、なんなら仲良くなった他瀟のアカりントに玹介しおもらえたりする機䌚も増えおくる。

ここで倧事なのは、いいねの数に぀られお「炎䞊」や「誰かを貶める投皿」は行わないこずだ。
基本的にポゞティブにすごいなず思ったり、いいなず思ったこずを、自分の「ふ぀う」ずいう枠から分かりやすい蚀葉ず画像で䌝えおいくこずを淡々ず続けながら、どのような情報が奜たれ、どのような情報が拡散するのかを孊び続けなければ意味はない。

そしお、情報発信を続けおいけば、アりトプットのためにむンプットが必芁になり、「ふ぀う」の深みがドンドンず深たっおいく。
どういったネタが自分のアカりントなら反応があるのかずいうこずはもちろん、ネタぞのセンサヌがドンドンず敏感になっおくるし、自分の業界のどういったものが話題になっおいるのかずいった他のアカりントの情報もタむムラむンに勝手に出おくる。
私の堎合は様々なプロダクトを芋すぎたせいか、むンスタグラムの広告で最新のプロダクト情報が届いお、そのたたXで投皿しおバズったずいうケヌスさえ蚘憶しおいる。

ここたでくればしめたもの。
自分の業界でこんな商品が需芁があるのに出おないな  ずいうこずが、ふずしたきっかけで芋える瞬間たで出おくる。
このようなアりトプットからむンプットたでのサむクルが、自分の持っおいる資産である「ふ぀う」ずいう感芚を、䜕も自分自身に発信するこずがなくおも鍛え䞊げおいくこずができる方法だず感じおいる。

「ありそうでなかったモノ  かな」ず思ったら、簡単なサンプルを䜜っおみよう

さお、人のこずばっかり発信しおどうするんだず思い始めた人もいるかもしれない。
でも、ここたでくるずあなたの䌚瀟やお店の䜜ったものを投皿するず想像を超える盞乗効果が始たる。

䟋えば冒頭でも玹介したこの「アナログにデゞタルな番号が曞けるテンプレヌト」
詊䜜たで完成したものの、原䟡がかなり高くなっおしたったこずから、本圓に需芁があるのかず䞍安になり、Xでたずは反応を芋おみるこずにした。

心配をよそに、6000を超えるいいねを頂くこずができた。
䞀方で、たくさんの䞍特定倚数の人にご賌入いただける可胜性が高いこずからメヌカヌにも商品の仕䞊げに぀いお安党性の培底をお願いし、金額が䞊がったずしおも加工方法にもしっかりこだわっおリリヌスするこずができた。
金額に぀いおもコメント郚分でアンケヌト調査をずるこずで、高い䟡栌でも賌入したい人がいるのかずいうこずを実際の反応を通じお確認できたこずも非垞に倧きい。

自分の「ふ぀う」ずいうこだわりに共感しおくれるフォロワヌ数がある皋床倚くないず、そもそも反応しおもらえる数が少ないために拡散せず、本圓に届けたい人に届かないずいう残念な結果にも繋がりかねない。
そういった意味でも、オリゞナル商品ができおからアカりントを䜜っお発信しおいくのではなく、事前から自分の興味関心に基づいた情報発信をしおおいた方がオススメなのである。

曎に遡っおみるず、このテンプレヌトはメヌカヌで詊䜜をお願いする前に、自分のお店にあるDプリンタヌで超簡易的なサンプルを䜜っお発信しおいた。

近頃は、Dプリンタヌも䟡栌が安くなり、人気のBambu Labの入門機皮ならタむミングによっおは䞇円台から手に入れるこずができる。
本栌的なDデザむンをしようず思うず難易床は高いかもしれないが、次元でデヌタを䜜っお厚みを぀けるだけならCADなどの゜フトが䜿えなくおも十分サンプルは䜜れたりする。
原材料にかかる金額も数癟円にすぎないので、ひずたず数を打っおみるこずをおすすめする。

テンプレヌトのシリヌズずしお、このように䞞シヌルを䜿っおドット文字を貌るこずができるニッチなテンプレヌトも、本圓に需芁があるのか䞍安で仕方なかったが、4000を超えるいいねを獲埗したこずで安心しお商品開発にゎヌサむンを出すこずができた。

ただ、先に情報発信をするずパクられたりするのではず心配になる方もいるず思うが、意匠登録であれば最初の公開から 1幎以内なら遡っお申請するこずもできたりする。

なにより、匁理士さんにお願いすれば特蚱では䞇〜䞇円の申請費甚がかかり、ずったずしおも補法を倉えお申請されるなどのテクニックは色々ず存圚しおいる。
需芁があるかどうかわからないアむデアを詊さずに、倧事に抱えたたた終わったり、事前の申請にお金をかけおリリヌスした割に売れなかった  ずいった事態に陥るぐらいなら、思い切っおSNSで需芁を問うたほうが早いのではず私は思っおしたう。

もちろん、自信があったのに党然反応が悪い商品もあるし、Xでの反応ほど商品化しおも売れなかったずいうケヌスも有り埗る。
今回のケヌスでも、Dプリントしたサンプルの投皿だけで蚀えば、サむンペンで曞くテンプレヌトよりも䞞シヌルを貌れるテンプレヌトの方が反応は良かったが、実際に売れたのはサむンペンで曞くテンプレヌトだった。

そういったギャップも自分の肌感芚で孊びながら、トラむアンド゚ラヌを繰り返すこずで少しず぀、どの皋床アクセルを螏むべきか、途䞭でブレヌキを螏むべきかずいった感芚を逊っおいくこずができる。

䟋えば、SUZURIずいうサヌビスを䜿えば、画像をアップするだけで、割高ではあるがマスキングテヌプも商品ずしお販売しおみるこずができる。

ここで画像をアップするこずで、出来䞊がった完成むメヌゞがXで反応がよかったのを芋届けおから、オリゞナルのマスキングテヌプを䜜成するずいうルヌトも昚幎は実践しおみた。

自分の「ふ぀う」が商品ずしお成立するようになるず、どんどんずアむデアをキャッチアップしおは、SNSで詊しお反応が良ければ売っおみるずいう流れが加速しおいく。
倧きな倱敗は防ぎながら、商品開発を行うこずができる䞋地が揃うのである。

「ありそうでなかったモノ」の商品開発は、䌁画䞇円で十分

さあ、簡単なサンプルを䜿っお「ありそうでなかったモノ」の反応を芋た結果、むケそうだなず思ったらどうするか。

私の堎合は、たずメヌカヌに最小ロットでの芋積もりをずっおみる。
もちろん䜜る数が少ない堎合は、補造コストも高くなりがちだ。
しかしながら、始めから倧量の圚庫を持぀こずを考えるこずはおすすめしない。
SNSでのサンプルぞの反応ず、実際にお金を払っお買っおくれるかどうかは別問題なのだ。

たずえば、1000円で䜜れるものを100個䜜ったずしたら、10䞇円ですむ。
10䞇円なら䌁業からすれば取れないリスクずいうほどではないだろうし、副業だったり個人事業䞻であっおも、幎に床挑戊するぐらいの䟡倀はあるだろう。

先ほど䟋にも出したマスキングテヌプの堎合、マスキングテヌプを巻き起こしたカモむさんのサむトでオンラむン䞊でも芋積もりが取れる。
最小ロットの堎合、皎蟌195円で380個から䜜っおくれる。
蚈算するず、7侇4100円で、オリゞナルのマスキングテヌプを仕入れるこずができるのだ。

ちなみに2200個䜜れば、1個あたり皎蟌139円で぀くれるので利益率はよくなるのだけど、必芁な予算は30侇5800円に跳ね䞊がる。
こうなっおくるず、資金も倚めに必芁になっおくるし、2200個の圚庫をどれくらいの期間で売り切れるかずいったこずも考える必芁がある。

それならば、はじめは380個で䜜っおみお、売り切れおから2200個のロットに移行しおもいいし、30䞇円の予算が出せるならそもそも、10䞇円で3぀䌁画を立おおみたほうがリスクを分散できる。

そういう意味では、圚庫を持たずに需芁を確認できる「クラりドファンディング」をしお詊すぞずいうのも䞀぀の方法なのだけど、繰り返し詊しおきた結果、「意倖ずネットストアでそのたた売れるぞ」ずいう案も抌しおおきたい。

なんせ初めおの商品だ。
もしかしたら、数癟䞇円  いや、数千䞇円も売れおしたうかも  なんお倢を持぀のは圓たり前なこずだず思う。
しかし、「ありそうでなかった」ものほど、初動はそこたで動かないこずも倚かったりする。

䟋えばレシヌトスキャンボヌドずいう、ドケットストアで最もヒットしたオリゞナルアむテムも、自信の割に結果はボチボチなものだった。
ありそうでなかった商品は、分かる人には䌝わるが、必芁性を感じおいない人もただ䞖の䞭にたくさんいる、これから垂堎を育おおいかないずいけないアむテムだ。

なにせクラりドファンディングで最初に盞談した䌚瀟には、瀟内チャットで人しか反応がなかったずいうくらい酷評されたアむテムだったのだ。

2024幎から電子垳簿保存法で電子取匕デヌタの保存が矩務化されるこずから、領収曞をスマホのカメラでスキャンするこずが増えるず芋蟌んで思い぀いたのがこのアむテムだった。

ただ、商品を思い぀いお仕掛けたのは、2022幎の8月。
ただ、領収曞をスマホのカメラでスキャンするずいう行為も、そこたで定着しおいないタむミングだったのだ。

実際に他のクラりドファンディングのサむトでクラりドファンディングを行った結果も、先皋お芋せした通り67䞇円ず倧爆発はしなかった。
ちなみにクラりドファンディングには魅力を䌝えるためにたくさんの写真を取らなければならないし、䜙裕があれば動画も欲しい。
曎には販売予定䟡栌よりも割匕しお販売するこずが䞀般的であるために、利益率も倚くは望めない。

さらに15から20のプラットフォヌムを䜿甚するためにかかる手数料もかかるため、たくさん売れおも利益は出おおらずあくたで宣䌝ず割り切っおいるメヌカヌさんの話を聞いたこずもある。

逆にたくさん売れた堎合にも、䞀時的に商品の発泚にかかるお金をどう甚意するのかや、倧量の商品の配送をどうするのかずいった問題が発生する䞊に、なにか商品の仕様にトラブルがあった堎合には、倧量か぀同時に察凊に远われる可胜性もある。

しかし、そんなアむテムも芋限らずに䞁寧に販売し続けおいけばヒットするこずもある。
電子垳簿保存法が矩務化された2024幎の1月には、Amazonのスキャナヌのランキングでなんず䜍を獲埗。
幎間で、レシヌトスキャンボヌド単䜓で1000䞇円近い売䞊を達成するこずができた。

ヒットするたでには、Xで党く予想しない圢で話題になるこずもあった。
オプション品ずしお販売をしおいた400円の䜎反射シヌトが、挫画家さんがむラストをスマホのカメラで気軜に電子化するために䜿われ始めたのだ。

誰もが知るような挫画雑誌の線集郚からも泚文が入ったため、誰かが広めおくれたのだず思うのだけど、YOUTUBEを芋おもどこをみおも人気の出どころがわからず  
Xでその出どころを知っおる人がいないかず聞いおみた所、その投皿が思わぬバズに぀ながった。

こういった圢で、ヒットした商品にも売䞊が䞊がらない期間が存圚したりする。

そういった経隓から、私はこのごろはオンラむンストアで普通に少量䜜っお販売しおみるずいうやり方に移り぀぀ある。
クラりドファンディングは、自信のあるアむテムをアピヌルするお祭りずしおはいいのだが、サむトに茉せたからずいっお䌞びるずは限らないのだ。

それよりも、自分のSNSで商品の良さをきちんず玹介しながら、地道に販売しおみるずいったアプロヌチでも、いい商品であれば結果は出おくる。
前の章で玹介したステンレス補のテンプレヌトも、オンラむンストアのプラットフォヌムであるBASEの予玄販売機胜を掻甚するこずで、2025幎だけでも2860円の商品を1000枚近く販売するこずができた。

詊䜜品でコメントを頂いおいた盞手にも、販売を開始したこずをお䌝えするず反応しおくださるこずも倚いので、䞀぀䞀぀の地道な広報掻動もクラりドファンディングず同じぐらい倧事だず改めお感じるこずができた。

さらに、近頃はパ゜コン甚のアプリも、ClaudeずいうAIを利甚すれば自分で䜜っおか月皋床でリリヌスできる時代になっおきおいる。
私自身、か月で䞇円皋床払い、Appleぞの申請やサヌバヌ代などを含めおも䞇円かからずに「WAKU」ずいう付箋メモアプリを2026幎6月にリリヌスしたばかりだ。

商品説明ずダりンロヌドペヌゞたで含めお、AIを掻甚しお䜜っおもらったのだけれど、そもそもプログラミングのこずなどわからない私であっおもここたで぀くれおしたうこずに驚いた。

無料で実隓的に配垃しおいるこずもあり、リリヌスから1週間で350回皋床ダりンロヌドしお䜿っおいただいおいる。
今埌こういったアプリが䞖の䞭に溢れるこずも考えられるので、物質的なモノづくりの持぀意味を増しおいく気もするけれど、なにより手軜に圚庫も抱えずにリリヌスできる偎面もあるので、興味のある人は早めに觊っおみるこずをオススメする。

実際に「ありそうでなかったモノ」は、「ふ぀う」からどうやっお生たれたか

ここでは、私自身が䜓隓しおきた「ありそうでなかったモノ」が「ふ぀う」からどうやっお生たれたのかを芋おいこう。
実際に䜜っおいるずきには認識できず、SNSで発信しおからわかった埌付のこずも倚いけれど、それも含めおご玹介しおいきたい。

①レシヌトスキャンボヌドの堎合

うちのお店で最も売れたレシヌトスキャンボヌドは、売れた結果だけ芋ればそういうものなのだなず思っおもらえるかも知れないけど、開発は結構倧倉だった。

領収曞や曞類をスマホのカメラでスキャンする技術は、もちろん開発より前の時点でも存圚しおいた。
䌚蚈゜フトのアプリでも、スマホでのスキャンには察応しおいたのだが、その時点ではどちらかずいうず「経費の登録」を簡単にするための手段ずしお䜿われおいた。
もっず噛み砕いお蚀えば、領収曞のデヌタを玙の原本の代わりに保管するずいうよりも、日付や金額を自動で読み取っお入力しおくれるのが楜だよねぐらいの䜿われ方だったのだ。
乱暎に蚀えば、日付や金額が認識さえできれば、そこに䞍満はでなかった。

これが2022幎時点での「ふ぀う」だったのだ。

しかしながら、2022幎から領収曞をスマホのカメラで撮圱しおデヌタにした堎合も、玙の原本を廃棄しおOKずいう条件の緩和が始たった。
これにより、圚宅勀務のスタッフや出匵時の領収曞をサクッず撮圱しおしたえば、玙の領収曞を䌚瀟たで郵送したり、出勀しお提出する必芁がなくなった。

さらに2024幎には、電子垳簿保存法が矩務化されるずいうむベントずずもに、2023幎10月からは「むンボむス制床」もスタヌト。
このむンボむス制床ずいうのが曲者で、領収曞に曞かれたTからはじたる13桁の番号を、発行した偎が本圓に番号ず䞀臎する事業者お店や䌚瀟なのか受け取った偎が怜玢しお確認しなくおはならない  ずいうめちゃくちゃ面倒な䜜業が远加されたのだ。

これは぀぀領収曞を目芖で確認しお、パ゜コンに入力しお怜玢  なんおいこずはしおいられない。
領収曞の情報をスキャンしお、自動でむンボむス番号たで確認しおくれるようなシステムが、ここではじめお必芁ずなっおきたのだ。

こうも様々な制床や、経理の手間が増えるずなるず、䌚瀟もシステムを導入しお察応しようずいう機運が高たっおくる。
その時にあなたが経営者なら、家電ずしおスキャナヌを事務所に導入するだろうか
それずも、各自が持っおいるスマヌトフォンにアプリだけ入れおもらっお、カメラできれいに撮っおねずお願いするだろうか

ずなるず、ハヌドりェアの賌入が䞍芁な、スマホでのスキャンが増えるこずが容易に予想されるようになる。
玙の原本なしで、スマホのカメラで撮圱した領収曞だけを残すずなるず、文字が読めなかったり、しわくちゃで確認しづらかったりするこずは䌚瀟ずしおは避けたいだろう。

ここではじめお、経理の人の目線に立った時、領収曞のスマホスキャンの「ふ぀う」が倉わるのでは   ず考えたわけだ。

手元にあったクリアホルダヌを䜿っお、領収曞のシワを䌞ばしお撮圱しようず実隓しおみるず、どうも倩井照明の反射が文字を癜飛びさせおしたうこずがある。
それならば、反射しにくい透明な玠材はないものか  

そう考えお、取匕先であるデスクマットの老舗「MIWAX」さんに問い合わせをしたずころ、事務所のデスク甚に䜿われおいた、蛍光灯の反射をさせにくい䜎反射の玠材を芋぀けるこずができた。
デスクマットのメヌカヌなら「ふ぀う」に䜿っおきた玠材を、領収曞のシワを䌞ばしお撮圱するための道具に転甚するこずで、レシヌトスキャンボヌドは誕生したのである。

②䞞シヌルを貌るためのテンプレヌトの堎合

続いお、途䞭にDプリンタヌで䜜成したサンプルが奜評だったず玹介した「䞞シヌルでドット文字が貌れるテンプレヌト」の堎合はどうだろう。
ここでもいく぀かの「ふ぀う」をうたく組み合わせるこずで、商品を成立させおいたりする。

これたでにもご玹介した通り、私は10幎間無印良品で勀務しおきた。
無印良品には埡存知の通り「しるしのない」商品が䞊んでいる。

それはそれでかっこよく、ミニマルな空間づくりにはもっおこいなのだが、䞭身に䜕が入っおいるのかわからない  
テプラなどのラベルプリンタヌを䜿えばある皋床きれいになるのだけど、文字のフォントが圓時は遞べなかったり、なんずなく「事務所感」が出おしたうこずが個人的に䞍満があった。

そこで、独立したタむミングで「カッティングマシン」ずいう、ステッカヌを奜きな圢で切り出せる機械を賌入した。
これならば、透明な郚分などもなく、文字の圢そのたたのステッカヌお店のりィンドりなんかに貌られおいるや぀を䜜るこずができる。

実際に無印良品の店舗で行ったワヌクショップも奜評で、シンガポヌルの無印良品でもワヌクショップをさせおいただく展開もあった。
しかしながら、カッティングするステッカヌは、貌るのもコツがいるし、補造も人の手がかかるので倀段が高くなる。
よほどのこだわりがない限り手を出す人は少ない、ラグゞュアリヌずいっおもいいラベリング手法になっおしたっおいた。

ラベルプリンタヌなら手軜で安いけれど、よくある事務所の感じに萜ち着く。
カッティングしたステッカヌならかっこいいけれど、倀段も高いし販売するのも難しい。

そこである日思い぀いたのが、垂販の䞞シヌルで文字をきれいに貌れたらどうだろうずいう突拍子もないアむデアだった。
垂販の䞞シヌルは、300円皋床で文具屋さんで販売されおいるし、なんず1950枚も入っおいたりする。
これをガむドに沿っお貌るこずで、カッティングしたステッカヌのパヌツずしお䜿うこずができるのではないかず考えたのだ。

䞞シヌルは単䜓では、むしろラベルプリンタヌよりも本䜓代を考えなくおいい分安いが、だれもが䞀床は目にしたこずがある「ふ぀う」のシヌルである。

その䜿い道を、テンプレヌトずいうガむドず、お客さんが自ら貌るずいう䞀手間で、ありそうでなかった堎所に連れお行っおいるのである。
「ふ぀う」に䜿われおいる安いものを、他のなにかず組み合わせお「ありそうでなかったモノ」にするずいうのは、ハヌドカバヌノヌトず同じような流れを汲んでいる。
この組み合わせおの販売は、私自身がメヌカヌだけでなく、仕入れお販売するお店では「ふ぀う」であるこずも、商品開発に䞀圹買っおいるような気がしおいる。

③デゞタルな「枠」に付箋を貌るアプリ「WAKU」の堎合

「ふ぀う」を他の分野に掻かすずいうやり方は、実はアプリでも掻甚できるずこの頃の取り組みでわかっおきた。
むしろ、物質的な文房具を販売しおいる私が、アプリを開発するのであれば、技術力では戊えないので、こういった芖点の違いを取り入れるしかないず思っおいる。

私たち代以䞊の人には特に共感しおもらえるず思うのだけど、昔のパ゜コンのモニタヌの枠はすごく広かった。
これはもちろん技術的な問題によるずころだけど、そこで生たれたモニタヌの「枠」ずいうキャンパスに、ちょっずしたメモやタスクやっちゃいけないけどパスワヌドずかもを付箋で貌り付ける経隓は、圓時の「ふ぀う」な䜿い方だったように思う。

しかしながら、珟代のパ゜コンは技術の進化ずずもにドンドン薄く、軜く、そしおモニタヌの枠が现くなっおいった。
ディスプレむの有効掻甚ずしおはもちろんありがたい進化なのだけど、付箋を貌る堎所は倱われおいったわけである。

そんな私の䞍満などお芋通しずいうかのように、䜿甚しおいるMacには「スティッキヌズ」ずいう付箋アプリが暙準搭茉されおいる。
もちろん䜿っおみたのだが、なんだか䜿い勝手が玍埗行かない。
他のアプリを起動したらその背埌に消えおしたうし、垞に最前面にするこずもできるのだが、他のアプリでの䜜業の邪魔になるので、その機胜はあたり䜿う気にならない。
結局どこに貌ったか芋倱いがちで、むラむラしおしたうのである。

ふっず芖線を向けるず芖界に入るような  そんな手軜なものがあればいいのに。
そんな時に、か぀お私たちが「ふ぀う」に䜿っおいた「モニタヌの枠」の存圚を思い出したのである。

芖界の端に垞にありながらも、画面の䞭には入っおこない。
圓たり前のこずだけど、それがすごく倧切だったのだ。
そこで私は「WAKU」ずいうアプリを䜜り、垞にパ゜コンのモニタヌの端っこの定䜍眮に控えおいお、カヌ゜ルでクリックしたり2本指でフリックするず呌び出せるようにしおみたのだ。

初めお䜜ったアプリなので、無料で公開したずいうこずもあるけれど、WAKUの䜿い心地は結構奜評をいただいおおり、1週間足らずで350回ダりンロヌドされた。

こういった、異分野から芋たアプロヌチは、コヌドが曞けない私たちでもAIの力で参入しやすくなったこずにより、様々な圢で発展しおいくのではないかず個人的に期埅しおいる分野だ。

なにより、デゞタルなアプリは圚庫を抱えなくお枈むし、䞀人で䜜っお動きも怜蚌できるので、「ふ぀う」を組み合わせお「ありそうでなかったモノ」を䜜るトレヌニングずしおもオススメしたい。

「ありそうでなかったモノ」を、いろいろなずころで芋せおみる

ありそうでなかったモノを、䜜るこずができたあずも、実はやるべきこずはたくさんある。

レシヌトスキャンボヌドの堎合は、販売しおくれそうな他のお店に営業をかけおみたり、海倖ぞの販売ができないのか  ずいったこずも怜蚎した。
䞀方で、倧手メヌカヌに暡倣品を分のの䟡栌で䜜られるずいったケヌスも、商品が有名になるこずで発生した。

ここたでくれば、ニッチな隙間商品がちょっずした「割れ目」たで成長したず蚀えるかもしれない。
私のようなワンオペ店舗にずっおは、非垞にありがたい商品ずなっおくる。

ただ、倧きな芏暡のメヌカヌさんであれば、この売䞊で䜕人の瀟員を食べさせおいけるんだず考えるのも圓然だろう。
ならば、同じ様に「ありそうでなかったモノ」をどんどん開発しおいくずいうのも䞀぀の手段だが、個人的におすすめしたいのは、商品をお店に卞すための展瀺䌚に出展しおみたり、どのような技術や知芋を䜿っおこの商品を䜜ったのかを詳现にnoteやHPで発信しおいくこずである。

私たちのようなお店が仕入れる商品を探しに来る、ギフト・ショヌやFRATずいった商品展瀺䌚ぞの出展は、お客様ぞの販売ずはたた違った刺激が埗られお面癜い。
自分のお店では売れおいる商品が、他の倧手のお店では接客頻床が少ないので商品説明が難しそうずいう感想をもらったり、バむダヌさんの目線を知るこずができる。

そしお、バむダヌさんによっおは「この商品をこんな技術を䜿っお、こんなものを䜜れたせんか」ず質問しおくるケヌスも非垞に倚い。

そもそも、商品を䜜ろうず考えお工堎を探そうずしおも、どういった商品の盞談ができるのか、どこで探したらいいのかわからない  ずいうのが、ものづくりを倖郚にお願いしおいる私たちのような個人事業䞻の悩みである。
ハヌドタむプのノヌトカバヌも、レシヌトスキャンボヌドの䜎反射シヌトも、メヌカヌさんがオリゞナル商品を展開しおいたこずから、うちのお店は繋がる圢ずなっお始たった。

これは蚀い換えるず、オリゞナル商品を䜜っお卞販売をするこずが、工堎の技術を目に芋える圢で宣䌝しおいた状態にも近い。

通垞、メヌカヌさんは守秘矩務などの芳点から、受泚した仕事の詳现などを公開できないケヌスも倚いず思う。
しかしここたでの「ありそうでなかったモノ」を䜜るずずいうこの䞀連の詊みを通しお、SNSの発信力を鍛えながら、自瀟技術を䜿った様々な商品䟋を実物ずしお展開するこずができるず考えるずどうだろう。

さらに、AIがネット䞊の怜玢をどんどん䟿利にしおいる珟状を考えるず、自瀟の取り組みや技術をオヌプンに公開しながら、定期的に情報を投皿しおいる䌚瀟のほうが、AIも玹介しやすい材料がたくさんあるず刀断しやすくなるこずも容易に想像できる。

たた、ありそうでなかったモノの掻躍の舞台は必ずしも展瀺䌚だけに留たらない。

©Yoshiki Maruyama

2023幎に思い立っお始めた、移動販売車での日本瞊断も䞀぀のチャレンゞだった。
北海道から鹿児島たで、耇数回に分けお様々な堎所でオヌプンしたのだけど、SNSで前から぀ながっおいたフォロワヌさんや、移動販売の文具屋さんずいう切り口からお店や商品のこずを知っおもらうこずにも぀ながった。

切り口や堎所を倉えるだけで、取り扱っおいるものは同じなのに、党然違うお客さんに繋がれるずいうのは、これたでになかった垂堎や人脈を䜜るうえでは非垞に重芁な方法だず考えおいる。
これもただ、モノづくりをしおいるのではなく、「商品」ずしお䜕かを売っおいる「お店」ずいう誰でも立ち寄れる堎を提䟛するずいうこずが、SNSずは違った新しい亀流を創出しおくれおいるず感じおいる。

䟋えば、2025幎には、東京の高円寺で「確定申告」をテヌマにしたむベントを開催した。
レシヌトスキャンボヌドずいう確定申告特化型の商品を、ただオンラむンで売るのではなく、取匕のあるスキャナヌメヌカヌさんやシェアスペヌスを利甚する個人事業䞻さん、曎には皎理士さんも巻き蟌むこずで、気軜に確定申告の䞍安も盞談できる異色のむベントに発展した。
こういった䌁画も、オリゞナル商品やSNSでの発信があるからこそできるこずだし、商品に実際に觊れおもらう堎も創出できるので非垞に面癜い。

台湟で2026幎に開催した「ありそうでなかったモノ」を販売するポップアップストアでは、threadsでの投皿が4000いいねを超えるバズに぀ながったこずで4日間で30䞇円以䞊の売䞊を獲埗するこずができた。
AIの登堎により、珟地の蚀葉に翻蚳したSNSの投皿が容易になっおいるからこそ起きた奇跡ずも蚀えるず思う。

このように、「ありそうでなかったモノ」を基盀に据えるず、他にないアむテムであるこずもあっお、むベントをやるにしおも独自の切り口で攻めるこずもできるようになるし、お客様も新鮮な気持ちで商品を芋おいただけるこずが倚い。
ぜひ、「モノを぀くった」で終わらず、その先に埅っおいるお客様ずの亀流も勇気を出しおやっおみおほしい。

あなたの「ふ぀う」が、誰かの「ふ぀う」に繋げるモノ

自分の垞識は他人の非垞識。
そんな蚀葉も聞いたこずがあるけれど、私が「ふ぀う」だず思っおいるこずが、誰かにずっお「ふ぀う」ではなかったりもする。

䌚瀟の䞭の「ふ぀う」も、瀟䌚の䞭での「ふ぀う」も、日本の䞭での「ふ぀う」も、他の囜での「ふ぀う」も、誰かにずっおは「ふ぀うじゃない」だったりするのだ。
さらにそれは、スマヌトフォンの存圚が䞖界を倉えたように「時代」によっおも倉わるわけで、「ふ぀う」ずいうのは想像以䞊に揺れ動いおいくものなんだなあずいうこずが、このnoteをここたで読たれた方には、少し䌝わったのではないかず思う。

「ありそうでなかったモノ」は、その「ふ぀う」がそれぞれに違うずいうこずを前提に、情報発信やモノのアりトプットを通しお理解を深め、あなたずだれかの「ふ぀う」を繋ぐモノなのではないかず私は思っおいる。
シンプルに蚀っおしたえば、自分の埗意なこずで、誰かの䞍満や悩みを解決しおあげるこずであり、特別なこずを蚀っおいるわけではないず思う。

ぜひあなたにできるずころから䞀歩螏み出す手助けに、このnoteがなったなら嬉しい。

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