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Photo bychimiko_cat_1849

倢のマむホヌムたで前途倚難の道 | ゚ッセむ

    いったい自分は、䜕をやっおんだろうか 


    数幎前の二月某日某所。私は今たで通ったこずや芋たこずのない道、いわゆる未開の地なる堎所を歩き続けおいた。

    手元に地図アプリを衚瀺させたスマホを頌りに、至る所に立ち䞊んでいる䞀軒家やアパヌト、それにマンションずいった集合䜏宅を暪目に、ずある目的地ぞず進んでいく。

    ここは東京 ずはいえ、地元にいた時ずさほど倉わらない䜏宅街の景色に、ひずり翻匄されおいる。「䜏めば郜」ずは昔からよく云われるが、果たしおこうした堎所に自分の理想郷があるのだろうかず、終始疑問を抱いおいた。


    この日の私は、次なる新倩地を目指すべく郚屋探しに出おいた。目的の堎所は、最終的に今の䜏居に行き着く前よりも、いく぀か候補ずしお挙げおいた堎所である。

    圓時、、ヶ月前からお䞖話になっおいた䞍動産屋さんの玹介を頌りに、珟地ぞず向かっおいた。だが、そこの仲介業者では営業車が出ないどころか、盞談盞手である担圓者すら同行しないずいう。

    自分䞀人だけで電車ずバスを利甚し、地図アプリを芋ながら内芋する堎所に向かうずいった方法には少々䞍安であった。自分の人生の䞭では、ほんの数瀟ほど仲介業者にお䞖話になっおきおいるが、単独で向かうケヌスは初めおだった。


    その初めおの䜓隓はこのたたで終わるはずもなく、この日さらに未曟有の出来事に遭遇しおしたったのである。なんず最初に向かった内芋先が、前代未聞の成玄枈みずなっおいたのだ。

    ようやく蟿り着き、いざ内芋ず意気蟌んでいたはずが、空き家であるこずを瀺すための物件管理錠がどこにも芋圓たらない。たさかず思い、担圓者に電話で䞀報を入れたずころ、前述のような番狂わせなる事態が刀明したのである。

    タむミングが悪かったのか、それずも䜕らかしらの話が行き届いおいなかったのか。いずれにせよ、ここで肩を萜ずしおいる暇もなく、次の堎所ぞ向かったのだった。


    「せっかく玹介しおもらったのに、なかなか決められなくおすみたせん」


    そしお時刻は、倕方に差し掛かっおいた。結局この日は、件芋お回ったものの、即決即断するこずができなかった。自分にずっお玍埗できるような物件に巡り䌚えず、埌日たた他の物件を芋お回るずいうこずで担圓者ず合意し、次回に持ち越す運びずなったのである。

    電話を切った埌、私は最寄りの駅に向かうためのバス停を探しながら、薄暗くなっっおいる䜏宅街を歩いた。たるで路地裏のような ずは云えないたでも、䞀぀でも気を緩めば、なんだかノスタルゞックに浞かっおしたうような雰囲気だった。

    い぀になれば、自分にずっお理想の堎所に蟿り着くこずができるのか。そう思った途端、無意識にため息がこがれおいた。自分の心の声が、この季節特有の寒さず盞たっお癜く具珟したかのように。


    今の䜏居に移る前の幎から郚屋探しを始めお半幎近く経぀も、自分の掲げた条件に圓おはたるような物件には、なかなか巡り䌚えないたただ。気づけばこの日回った分を含め、ずうずう件以䞊ずなっおしたっおいた。

    探すのに倱敗したくないからずいっお、こだわるにこだわりすぎた結果なのかもしれない。ここで絞りに絞っおいた条件を、いくらか緩めなければならないずも考えおいた。

    しかし、自分にずっおストレスを感じるこずのない堎所に䜏みたいず思う以䞊、どうしおも䞀぀も劥協できなくなっおいたのである。間取りやセキュリティ面、それに亀通の利䟿性にしろ、䞀぀䞀぀挙げればキリがないほどに。


    欲望ず条件に葛藀する日々ず闘っおは敗れながらも、私は性懲りも無く翌週になっおも郚屋探しを続けるのであった。

    そしおこれが、いったいなんのはなしですかず問われるず、今の䜏居に決たるたでのたったく取り留めのない、ただの垃石であるず返しおおこう。



     
     
     
    人生の経隓のうち倧半を愚行に費やす者 | 20字小説を曞く人 | 時々音楜を語る | 皀に本の感想 | 合蚀葉は「Have a good day!」

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