
私は疲れに気づくのが遅い
この記事は前回の続きです。
体調不良は風邪だった。
甘えじゃなかった。
体が休めと言っていた。
私は悪くなかった。
そう思う一方で、悔しさもある。
本当は風邪なんかひきたくなかった。
安定して通所できる私を見せたかったからだ。
最近は、「行きたくなくても、とりあえず行ってみる」を目標にしていた。
週2日午前通所。
たったそれだけかもしれない。
でも今の私にとっては大切な挑戦だった。
だから思う。
どうしてこのタイミングで体調を崩すのだろう、と。
私は昔から疲れを自覚するのに時間がかかる。
疲れたと感じた時には、すでに限界が近いことも多い。
今回も、おそらく出店の疲れが遅れて出てきたのだと思う。
出店が終わった時は元気だった。
楽しかったし、達成感もあった。
今思うと少しハイになっていたのかもしれない。
だから疲れているとは思わなかった。
むしろ、「意外と大丈夫だったな」とさえ思っていた。
その後も普通に過ごしていた。
ところが少しずつ様子がおかしくなる。
なんとなくだるい。
集中できない。
でも私は疲れだとは思わなかった。
そして一週間ほど経った頃、風邪をひいた。
考えてみれば、こういうことは初めてではない。
高校生の時、胃腸炎で寝込んだことがあった。
あれも夏休みが始まって一週間ほど経った頃だった。
当時は偶然だと思っていた。
でも今振り返ると、学校生活で積み重なった疲れが、休みに入ってから表に出てきたのかもしれない。
知識としては知っていたはずだった。
疲れが遅れて出ることも。
無理をすると体調を崩しやすいことも。
それなのに今回も見逃してしまった。
なぜだろう。
私は疲れが分からないわけではない。
今振り返るとサインは出ていた。
少しだるかった。
集中力も落ちていた。
でも私は疲れていると思わなかった。
私にとって疲労とは、動けなくなることだからだ。
電池がゼロになって初めて、
「ああ、疲れていたんだ」
と気づく。
だから毎回遅い。
体は20%の時点で警告を出しているのに、私は0%になるまで走り続ける。
もし出店の前に、
「この後二週間休むことになります」
と言われていたら、私は出店を見送ったかもしれない。
それくらい二週間は大きい。
私はずっと、
「もっと頑張れるようにならなきゃ」
と思っていた。
でも、今回必要だったのは、頑張る力ではなかった。
疲れに気づく力だったのかもしれない。
問題は、その力をどう身につけるかだ。
正直、まだ分からない。
今だって、どこからが疲労で、どこからが怠けなのか判断に迷う。
それでも一つだけ確かなことがある。
風邪をひくまで頑張ることは、私の目指す安定した通所とは違う。
だから次は、「まだ元気だから大丈夫」ではなく、「本当に大丈夫だろうか」と立ち止まってみたい。