メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

手術なんおもうしたくない

    28歳にしお、男性が味わう人生最倧の痛みず蚀われる「尿路結石」に芋舞われた私は、2幎埌の再発を経お、぀いに腎結石腎臓に溜たった石の治療を決意。玹介状を持参した病院で、心の準備もできないたた、あれよあれよずいう間に手術・入院が決たった。

    私の尿路結石ずの出䌚いに぀いお詳しく知りたい方は、以䞋の蚘事をご䞀読ください。

    さお、手術・入院が決たるず早速、その日から「術前怜査」が始たった。

    レントゲンだの、尿怜査だのずあったが、1番印象に残ったのは、生たれお初めおだった肺掻量の怜査だ。

    怜査の方法は、手持ちの機械に぀いた筒状の玙みたいな郚分を口に加え、看護垫さんの指瀺に埓っお吞っお吐いおを繰り返すずいうものだった。

    この指瀺を出す看護垫さんが党力すぎた。声量ず身振り手振りがあたりに倧きいので、マゞで䜕かの蚘録に挑戊しおいる気持ちになった。「吞っお吞っお吞っお〜」のずきに䞀緒にめっちゃ吞っおくれおいた。あの人をコヌチずしおオリンピックに出堎しおいたら、本番で自己ベストを曎新できる気がする。

    翌週にも術前怜査や麻酔科医ずの面談を終え、入院の日が目前に迫っおいた。これたでの人生で手術・入院を経隓したこずがないので、持ち物の準備なんかもパンフレットに埋儀に埓うしかない。結果、2泊3日の入院に持っおいくリュックははち切れんばかりのパンパンだった。

    いよいよ入院圓日。平日なうえ身䜓は元気なので、ひずりで電車に乗っお病院に向かった。入院に関する曞類を出しお、説明を受けお、蚺察刞や預かり金を枡すず、少し埅たされた。

    どうやら、同じ日に入院する人が4人くらいいるようで、そこからの怜査や説明は団䜓で行われた。勝手にこれから戊に向かう同志のような感情が芜生えたので、病宀に向かう圌らの背䞭に、心の䞭で「頑匵れよ  」ず声をかけた。

    入院する郚屋は4人郚屋だった。個宀料金はもったいないず思ったので、倧郚屋を垌望したのだった。すでに3人が入院しおいる郚屋だったが、皆かなりの幎配のようだった。

    手術は入院2日目だったので、初日は手術に怯え぀぀も、入院ずいうものを満喫した。

    たず、カヌテンで仕切られたシングルベッドは保健宀以来だったので、テンションが䞊がった。無駄にテレビを぀けおみたり、ベットの䞊に机を持っおきおみたり、寝ながら映画を芋おみたりした。

    静寂を楜しんでいたのも束の間、隣のベッドの患者さんが倧きめのしゃっくりをし始めた。これが無限に終わらない。䜕か事情があるんだろうず思うが、1回1回苊しそうで、どうしおも気になっおしたう。しばらくするず、「オェェェェェ」ず、袋に吐いおいるようだった。倧郚屋の掗瀌すぎる。

    むダホンをしおやり過ごしおいるず、お昌の時間がやっおきた。病院ずいえば、ご飯が少ない、味が薄いの噂をよく聞くが、実際どうなのか。

    初日のメニュヌは、鶏肉に癜い゜ヌスかかったや぀、ほうれん草の炒め物、そがろずコヌンのや぀、キャベツずツナの酞っぱめのや぀、味噌汁だった。なるほど、確かに量は少なそうだ。䞀方で品数は倚いのず、やっぱりバランスは良さそう。寝そべっおいるだけならこれくらいで十分な気もした。

    食べおみるず。ん普通においしい。味は別に薄く感じなかった。味が薄いのは塩分量ずかを調敎されおいる人の話なのかしら。確かめながら食べおいるず、「お食事終わりたしたか〜」の人がきた。病人盞手には早すぎるだろず思った。

    ベッドの䞊なのを良いこずに、食べ終わっおすぐゎロゎロしおいるず、前方のベッドからドデカゲップが聞こえおきた。「ゲッ」ずかじゃなくお「グェェェェェ」みたいなや぀。あたり聞いたこずのないレベルの声量だった。

    そしおその盎埌、静けさを嫌うように、同じベッドから間髪入れずに「ブブブブブブブ」ずいうオナラの音。さすがに声を殺しお倧笑いだった。朔すぎお気持ちがいい。暪からはしゃっくりず嘔吐、前からはゲップずオナラ、4人郚屋っお刺激的な空間なんだなぁず思いながら、おふたりの健康を祈った。

    たたに手術や入院のなんだかんだを説明に来おくださるので、特に倖にも行かず、ベッドの䞊で本を読んだり、お菓子を食べたり、映画を芋たり、文章を曞いたりしながら、ずヌっずだらだらした。でも䜕もしおいないず明日の手術が恐ろしくなるので、䜕かをしながらだらだらした。眠くなったら眠気に任せお寝た。

    倜は寂しさず䞍安に抌し぀ぶされそうだった。今頃奥さんは、息子はどうしおいるかなぁず考えたり、自分は明日どうなるのだろうかず考えたりしおいるず、ちょっず眠れなくなっお、消灯の時間にベッドの電気を぀けっぱなしにしおいお泚意された。

    手術圓日、予定時間は14時半だったが、朝から䜕も手に぀かなかった。昚倜から絶食になっおいたので特にするこずもなく、早々に手術着に着替えお、時折やっおくる看護垫さんに察応しながら、空き時間は寝そべっお倩井を芋぀めおいた。正盎、めちゃくちゃ怖かった。

    時間が来お、看護垫さんが呌びに来た。点滎を携えお向かう。

    垜子を被り、手術宀のベッドに暪になる。酞玠マスクを぀けられる。


    目が芚めるず、キャスタヌ付きのベッドで運ばれおいた。局郚に違和感がある。

    私は、管に぀ながれ、オムツをはかされおいた。

    意識がはっきりしおくるに぀れ、局郚が痛くなっおきた。いやめちゃくちゃ痛いなんだこれ

    すぐさた痛すぎる旚を看護垫さんに䌝えたが、もう痛み止めは䜿っおいるんだず蚀われた。そんなこずは関係ない。痛いもんは痛いのだ。

    もっず匷い痛み止めを䜿っお欲しいず䌝えるず、次の痛み止めが最匷のや぀だけど、今䜿っお倧䞈倫かず聞かれた。確かに、今はただ倕方。深倜や明け方に効き目がなくなったらず考えるず恐ろしい。痛み止めがただ効いおない可胜性もあるしなず、䞍本意だがちょっず我慢しおみるこずにした。

    しかし、いくら経っおも䞀向に痛みはおさたらない。それどころか匷くなっおいる気すらする。この間に先生が手術結果の説明をしにきおくれたが、しんどすぎお䜕を話されたか党く芚えおいない。自分が助けた患者に邪険に扱われお先生が逆䞊しなくおよかった。完党に生殺䞎奪の暩を握られおいるので。

    結局我慢できず、ナヌスコヌルをしお最匷の痛み止めを入れおもらった。そこからは力尜きるように眠り、起き、たた眠り、ずいうのを2時間おきくらいにくり返した。圓然、倕食も芋送った。

    朝になった。看護垫さんにより、局郚に぀ながっおいる管が抜かれた。病宀で行われるこずなので圓然麻酔なんおなく、「!!!!!!!!!!」ずうめき声をあげながら管が抜かれる痛みに耐えた。

    管がなくなれば動いおも良いらしい。最初にトむレに行ったずきの尿を採取し、看護垫さんに確認しおもらうずのこずだった。すぐにトむレに行きたい感じがするが、これはステントの圱響らしく、おしっこが溜たるたでたっぷりず氎分補絊をした。ベッドから動けなかったので、氎分補絊も昚日ぶりだった。干からびた喉に鶎瓶麊茶がしみる。

    溜たった感じがしたので術埌初トむレぞ。局郚がヒリヒリしお歩くのもやっずだった。ようやくスッキリできるず攟尿するも、埅っおたしたずばかりに激痛。目芖ではっきりずわかる血尿だった。「これはダバいんじゃないか  」ず䞍安気に看護垫さんを呌んだが、尿の色を確認しお「うん倧䞈倫そうですね」ず蚀われた。これたでの垞識は通甚しない環境らしい。

    退院っおもっず䜙裕な感じでするものだずなんずなく思っおいたので、おしっこするのはめちゃくちゃ痛いし、違和感すごいし、血尿出たくりな状況での退院ず知り、むメヌゞが刷新された。嫌な刷新である。

    退院の前に、先生がもう䞀床病宀に来おくれた。石がすべお取りきれなかったこず、尿管に狭窄があるこず、尿管に入っおいる管のステントを予定より長く留眮するこず、ステント抜去埌に経過を芋るが、狭窄を治す手術を近いうちにやったほうが良さそうなこずなどを聞いた。術埌の身䜓がただ疲匊しおいるずきに、次の手術の話をされるのはなかなか萎えるなぁずがんやり思った。

    退院の時間になった。奥さんず息子が車で迎えに来おくれた。息子は久しぶりに䌚ったからか興奮気味だった。

    垰りの車のなかで、そういえば、お颚呂に入っお良いかずか䜕も蚀われなかったなず思っお電話をかけた。ステント抜去たではシャワヌ济でっお蚀われた。䌝達がナルナルすぎる。

    あぁ、局郚が痛い。おしっこが怖い。手術なんおもう、したくねぇなぁ。

     
     
    3歳息子ず6歳わんこのパパ。息子は䞡芪のこずを「ちち」「はは」ず呌びたす。

    あなたぞのおすすめ