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『思考の庭の぀くりかた』曞評「批評家」ぞの印象がガラッず倉わった本

    今日は、初めお曞評ず題しお、フォヌマットに則った圢で曞いおいきたいず思いたす。
    元々、「批評」ずいう蚀葉には䞊から目線や批刀的な印象があり、同じ文脈で「曞評」も避けおきお、「感想文」ずいう圢にしおいたした。

    ですが、今回の本を読んで「批評」や「批評家」の印象がガラッず倉わったため、敢えお曞評フォヌマットでしっかりず論じおいきたいず思いたす。
    所々曞いおお「䜕様だ」ず思う項目もあるのですが、曞評フォヌマットに慣れるためにも挑戊したす

    本曞に぀いお

    1-1 基本情報

    思考の庭の぀くりかた はじめおの人文孊ガむド
    ・著者犏嶋亮倧
    ・出版瀟星海新瀟
    ・発行幎2022幎
    ・ペヌゞ数254ペヌゞ

    1-2 著者に぀いお

    犏嶋亮倧氏は、立教倧孊文孊郚准教授で、2010幎に『神話が考える ネットワヌク瀟䌚の文化論』青土瀟でデビュヌ。日本近代史の文孊や思想を䞻な察象ずしながらサブカルチャヌや䞭囜近代史の文孊や思想たで暪断的に、広範な射皋で批評家ずしお掻動されおいたす。サントリヌ孊芞員賞ややたなし文孊賞の受賞歎がありたす。
    本曞の裏衚玙を参照。

    1-3 本の抂芁

    本曞は、人文孊入門曞ずしお文系の孊び方や考え方に぀いお、章ごずに分かりやすく他の䜜品を䟋瀺しながら、考え方のコツを解説する本です。
    å…š6章で構成され、「読曞」や「批評」、「近代」や「芞術」など避けおは通れないテヌマながら、我流でなんなずくわかった気になっおいるこずを䞁寧に解説しおいたす。

    印象に残った点

    特に印象的だったのは以䞋の3点です。

    ①批評家ぞの再評䟡本来的な正確な認識

    • 具䜓的な内容
      䞭野重治による講挔から「批評ずは、倧雑把に蚀えば、珟実をよりよく䜜り倉えるために必芁な䞀぀の人間的操䜜」だず定矩。
      その埌、匕甚ずしお続く以䞋の郚分が最も印象に残りたした。

    䞭略぀たり批評そのものは、珟状に甘んじられない、悪い珟状からよりよい未来に移っおいこうずするずころから出おくる仕事なのだから埌略」

    • なぜ印象的だったか
      本曞のなかでも蚀及があるように、「批評に察しおアレルギヌや䞍信感を瀺すケヌスは少くなくない」ず曞かれおいたす。

      わたし自身も正にそうした考えでしたが、批評はただ単に䞻芳による気に入らない点の指摘しおるのではなく、先述のようなよりよい未来に移っおいくための芖点であるずいうこずや、珟実ず理想ずのギャップに「リアリスティック」に向き合うずいう郚分も感銘を受けたした。

     正に、わたし自身が䞍勉匷のために䜜り出した造語「リ・キュレヌタヌ」は、文芞評論家そのものず蚀っおもいいくらい、かなり近い立脚点から出発しおいたのです。

    ②「テクスト」ずいう考え方に぀いお

    • 具䜓的な内容
      スタンドアロヌンな「䜜品」ずオヌプンネットワヌクの「テクスト」。

      テクストの語源である「織物」における糞のように、お互いが圱響し合っおいるなかで、䜜品単䜓ではなく、「テクスト」ずしお読み蟌むずいう考え方です。
      䞍均質、オヌプンシステム、ネットワヌクである3点をテクストの条件ずしお挙げおいたす。

    • なぜ印象的だったか
      noteのように、お互いの䜜品がより匷く圱響を䞎え合っおいるこずがわかるプラットフォヌムでは、特にしっくりきたした。

      たた、この考え方は「テクストを読むように、䞖界を読む」批評の考え方にも通じおいお、特定の分野の専門家でないからこそできる芖点ずいう考え方も非垞に共感するものであり、同時に勇気づけられるものでした。

    ③「庭」ずいう考え方に぀いお

    • 具䜓的な内容
      タむトルにも含たれる「庭」は、テクストで考える䞊の思考モデルずしお提唱されおいたす。

      倖郚からの圱響の受け぀぀、耇数のテヌマを怍物に芋立おお、配眮し育おおいく。䞍均質であり、ネットワヌク性を持っおいお、オヌプンシステムであるずいう先ほどのテクストの定矩にも合臎しおいたす。

    • なぜ印象的だったか
      「堎」の文字は、以前は「庭」ずいう字が圓おられたずいう話にも觊れおおり、「死んだ博物通」のコレクションずしお䞊べるような考え方ではなく、呌吞しおいる生態系である庭ずいう衚珟が、日本人が叀来倧切にしおいた考え方にも通じるずころを感じ、非垞に感銘を受けたした。

    評䟡できる点

    本曞の優れおいる点は以䞋の通りです。

    評䟡点1

    䜓系化されにくく、個々の裁量に任されやすい人文孊的な考え方においお、しっかりず解説されおいる点。

    評䟡点2

    批評家、䞊びに、文芞批評家に察しおマむナスむメヌゞを払拭し、憧れを持぀職業に昇華させおいる点。

    評䟡点3

    第䞀第䞉章で扱う「読曞」「批評」「蚀葉」でたくさんの気づきをいただきながら、「近代」「歎史」「芞術」ず幅広いテヌマを網矅しおいる点。

    改善が望たれる点

    䞀方で、以䞋の点に぀いおは改善の䜙地があるず感じたした。

    改善点1

    端的にたずめるのは難しいのは承知の䞊で、垯にあるような「そうそうそれ気になる」ず思う問いに察しお、答えが端的にたずたっおいるパヌト各賞のたずめ的なものがあるず、振り返りやすかったです。

    改善点2

    同様に目次に぀いおも、重芁な小項目が倚いため、目次内に小芋出しもあるず䜕床も読む䞊で読みやすいず思いたした。

    こんな方におすすめ

    • 文化や芞術、教逊に興味がある方
      興味があるが、具䜓的に説明できない郚分を明確にするヒントが詰たっおいたす。

    • 幅広い分野に぀いお知芋を広げたいけど、キリがないず思っおいる方
      どこたで、もしくは、どのように孊んでいけばいいのかをヒントを埗るこずができたす。

    • 批評家にマむナスむメヌゞがある方
      きっず読了埌にむメヌゞが倉わっおいる方が倚いのではないでしょうか。

    総評

    本曞は、人文孊入門曞、考える心のセットアップずしお最良の本です。
    「テクスト」や「庭」の考え方が非垞に印象的で、文化や芞術が奜きな人にずっお必読本ず蚀える䞀冊です。


    あずがき

    本曞は、元々遞曞にお遞んでいただいた本でした
    スむさん、遞んでいただきありがずうございたしたわたしにずっお、非垞に倧切な1冊になりたした

    ▜遞曞いただいた本をすべお読了埌に、改めおお話を䌺う機䌚をいただきたした▜

    たた、「過剰考察」でお銎染み、らいおんさんのnoteも参考にさせおいただきたした
    3幎前のnoteですが、今もSEO䞊䜍に衚瀺されるnote。スゎいです


     
     
     
    頑匵っおいるのに、どこかしんどい。 その原因は、力の入れどころのズレかもしれたせん。 ただ蚀葉になっおいない経隓や匷みを、察話でほどいお芋届ける「リ・キュレヌタヌ」。 40歳手前で適応障害→䌑職・埩職。内省・習慣化・アヌト・文具・AI。 亀換note䌚灯火杯幎4回䞻催。

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