感謝してる。まだモヤっとするけどね。|「けどね」に救われた午後
先日書いたこちらの記事。
私が思っていた以上に、「しゅむ」という言葉の反応をいただいて、めちゃくちゃうれしかったのです。
コメントにお答えしながら、「しゅむ」という言葉には、思っていた以上にいろんなものが含まれているんだなぁと、私自身もあらためて気づきました。
しゅむの代表格はおでんの大根なのですが、「ようしゅんでるなぁ」にはおいしさや箸を入れるときの柔らかさみたいなものも含まれてるなぁと今回書いてみて改めて気づきました。肯定的なニュアンスが入ってるというか。
そう、言葉には訳語だけでは拾えない温度があるんだなー、それが愛おしいなーと感じたと言うか。
と、コメント欄を見ながら味わっていたのですが(笑)、そんな折にふと、先日の「NHKのラジオ英会話 特別番組(英語のお悩み解決!夏スペシャル)」で話されていたことを思い出したのでした。
それは、「though」について。
今日は、その話を少し書いてみようかなと思います。
その特番は、先生がリスナーの方から届いた質問の中から、いくつかをピックアップしてズバっとお答えするというものでした。
確か質問としては
「ダイアログの中で “though” がよく使われているけれど、“but” との違いがわかりにくい。文の最後についていることもあるし、どういうときに使ったらいいのか、いまひとつわからない」
というような内容だったと思います。(ごめんなさい、正確じゃないです。ザクっとこんな感じだったかなと。)
私も、はっきり言って使い方はもちろん、違いもわかってなかったし、「でも」とか「だがしかし」とか、同じような意味だったら、butの方がわかりやすいし、それでいいのでは?なんて思ってました。
ところがね、
これがすごく面白くて。
番組では、butとthoughが持っている感覚の違いについて、わかりやすく説明されていました。
私なりの理解でざっくり言うと、
butは「A だけど、B」と、
話の向きをBのほうへ移すイメージ。
一方、thoughは、まず伝えたいことがあって、そのあとに「とはいえ、こういうこともあるけどね」と、もうひとつのことを付け加えるような感覚なのかな、と私は受け取りました。
I had a good time. I was tired, though.
楽しかったよ。疲れてはいたけどね。
楽しかった。
疲れていたけど。
どっちもほんと。
なんだか、漏れ出た本音感があって(勝手な私のイメージですよ)、それが人間くさくていい!!と思ったんです。
これって、実際の生活でもよくありません?(私はしょっちゅうある!)
人間の気持ちって、ひとつの方向にきれいに整理できるほど単純じゃないんですよね。
幸せだよ。
悩みもあるけどね。
感謝してる。
腹も立ったけどね。
今の自分が好き。
まだ嫌いなところもあるけどね。
どっちかを消さなくていい。
だってどっちもほんとだもん。
後ろの気持ちが出てきても、前の気持ちが嘘になるわけじゃない。
もともと100ゼロ思考が強かった私は、スッキリ前にいきたいとばかりに、なんとなくひとつの気持ちを選んだら、もうひとつは片づけなきゃいけないように思ってきたところがあったかもしれません。
「感謝してる」と思えるようになったら、もうモヤモヤしてはいけない。
「幸せ」と言うなら、悩んでいてはいけない。
「今の自分が好き」と思うなら、嫌いなところがあってはいけない。
そんなこと思っちゃいけないみたいな。
感謝してる。まだモヤっとするけどね。
あ、これでいいのか。
なんだ?! この「けどね」の包容力(笑)。
感謝している私もほんと。
モヤモヤしている私もほんと。
どちらかを消して、きれいな一人の私にまとめなくてもいい。
もっと自分の気持ちに正直でいていいのかもしれない。
だって、人間だもの。
英語そのもの以上に、なんだかthoughの持つイメージにちょっと救われた気がした午後でした。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
あなたの今日にも、小さな発見がありますように。

マガジン登録、記事紹介ありがとうございます!
前回のご紹介以降(8/19〜)に、マガジン登録・記事紹介をして頂いた方々のご紹介です。たくさんのご縁を頂きまして、本当にありがとうございます😊 大変励みになってます。
✨✨記事を入れてくださったマガジン🫶
✨✨紹介していただいた記事🫶
いいなと思ったら応援しよう!
いただいたチップは、創作活動に、大切に使わせていただきます🙏🌿いつも温かい応援をありがとうございます🤗