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【短歌】今よりも星があった時代には今よりも星があった湖

    こんにちは。
    最近、湖をテーマにした短歌をいくつか制作していたので、今回はその中からひとつご紹介しようと思います。

    湖について

    ↑こちらの記事で述べたのですが、私は歴史が好きで、中学生の頃から興味を持ち続けている人物がいます。
    その人の人生が、何かと湖に縁があるのです。だから私は湖に憧れています。最近そういうことをよく考えていたら、気がつくといくつか短歌になっていました。
    私は今度一人旅に行くのですが、その人の晩年を辿る旅にできたらいいなと思っています。その人が人生で最後に見たであろう湖にも行くつもりです。前に訪れたときは長居できなかったので、今回はじっくり見れたらと思います。
    (何となく恥ずかしいので、人名、地名などは伏せておきます。)

    場所によるとは思いますが、山や海や川や湖みたいな自然のものは、数百年程度ならあまり変わらない景色なのではないかなと思うときがあります。
    もちろん全く変わらないものは見れないけれど、その土地の風や温度を感じながら、その湖を見るのが楽しみです。戻ってきたら、記事で旅行のことも書こうと思っています。

    星について

    昔は灯りが少ないから、今よりももっと星がたくさん見えていたのではないかなと思います。
    私は以前、和歌山の海沿いでキャンプした時に、嘘みたいなほど星がひしめき合っている星空を見ました。天気とかもあるのでしょうが、暗いところだったのでよく見えたのだろうなと思います。後にも先にもあんなに星が見えたことはなく、小学生の頃のことですが未だに思い出すことができます。

    昔はもっと、身近な場所でもたくさんの星を見ることができたんだろうなと思うと羨ましいです。暗いから怖そうではありますが。闇が広がっていたぶん、恐れる気持ちから妖怪とかも生まれたのかなと思います。
    そしてそういう時代には、私の憧れる湖にも星が映し出されていたんだろうなと思います。その人も、そういう景色を見たことがあるかもしれない。
    自然のことってとても不可逆だと思います。枯れた花は復活しないし、川に同じ水が流れることはない。同じ場所に行けたとしても、一度失われた景色はもう二度と現れてくれないのだろうなと思います。星なんて特に、もう夜でも明るい場所だらけで、見えなくなってしまったから。

    短歌 今よりも

    今よりも星があった時代には今よりも星があった湖

    2026/03/22東京歌壇 東直子選

    でも、今はもはや存在しなかったり、見えなかったりしても、昔にはそういう時間があったのだろうな、と思いを馳せることは楽しいというか、自分だけではない軸が生まれる気がしてわくわくするのです。
    それに、悲観したいわけではない、と思います。思い出が輝かしく見えるみたいなことはあるわけですが、どうにもならないことってあるよなと受け入れたいのです。私は、湖と星を通して途方もない時間とどうしようもない虚無感を感じたいのかもしれません。
    そういう気持ちで作ってみた短歌です。
    こちらは今日、東京新聞の東京歌壇の欄に掲載していただきました。最近燃え尽きていたので、しゃきっとしました。ありがとうございました。

    ここまで読んでくださりありがとうございます。
    自分の中ではテーマが一貫しているので、次回も話の内容が続くような形になるかと思います。
    また読んでくださると嬉しいです。

     
     
    ときじく きょうこ 短歌初心者¦歴史と観劇が好き

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