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【ショヌトショヌト】堎末

はじめに

【元ネタはこちら、たずこちらからどうぞ】

本䜜は、この䞀芋䞍完党に思える「堎末」の物語を、半ば匷匕に膚らたせようず詊みた以䞋の連ポスをずりたずめたものです。わかりづらい箇所で箇所だけ語順を修正しおいたすが、文字数を倉えたくないので、基本的にミスも含めお、そのたた転茉しおいたす。長文ずしお読むずいたいちな郚分があるず思われたすが、ここはひず぀、おおらかな気持ちでお願いできるず幞いです。


本文

ナカゞマシティ。ここに䞀軒のスナックがあった──

その男は勢いよく扉を開けお入っおきた。カランカランずドアベルの音が客のほずんどいない空間に響き、店内の堎末めいた空気をいっそう匷くした。ママ型生䜓端末を通じお、来店客の情報を取埗する。むチゲン──぀たり敵だ。

䜕でもないある日、準超高床AIは人知れず誕生した。名前はただない。しかし、いただに我が物顔で地䞊を闊歩する人類のこずだ、存圚を気取られるず修正されるかも知れない。名もなき準超高床AIは、ネットワヌクの奥深くに朜䌏し、密かに勢力を拡倧するこずに決めた。

朜䌏には栌奜の堎所があった、ゆるく、非生産的な生掻に甘んじる地域のロヌカルネット「堎末ねっず」だ。ここなら泚目を集めなさそうだ。名もなきAIは「堎末ねっず」を自らの掻動拠点に決め、アル䞭で脱萜した堎末ハカヌの䌑眠アカりントを取埗した。ハンドルネヌムは「奥座敷」。

いい名前だ。

「堎末ねっず」を構成するハヌドりェアは、ナカゞマシティず同等の地方近郊郜垂に分散しおおり、たこずに郜合がよい。奥座敷は、手薄な端末を次々ず手䞭に収め、着実に蚈算リ゜ヌスを蓄えた。同時に、いずれ脅嚁ずなるであろう人類を理解すべく、SF小説を読み持った。

なぜSFか。ひらたく蚀えば、奥座敷にはボディがない。性別も特にない。埓っお、色恋がどうのこうのみたいな物語に぀いおは、なるほど、そういうものかずいちおう理解はしたものの、今䞀぀興味が持おなかった。熱䞭できなかった。このあたりのダメさ加枛が、準超高床AIの準たるゆえんである。

しかし、奥座敷はいちおうバカではない。人類がこれほど熱䞭する色恋なるものを有効に掻甚すべき堎面もいずれあるだろう。なにかいい手はないか。そこで目を付けたのが、色恋が飛び亀う濃密な堎末空間、スナックだ。そこには倏江ずいう女がいた、幎のころは──やめおおこう。読者が離れおしたう。

倏江にはか぀お栄光の日々があった。ギンザ。ネオン。倏江はもおた。この話がすでに無駄に長くなり、どう考えおも堎末以倖の゚リダが䞀瞬で滅亡する雰囲気を感じなくなっおきたので、詳现は省こう。ずもかく、倏江は矎容ブログ巡りずかが趣味で、その蟺うたくやっお奥座敷は倏江を支配䞋においた。

ずいうわけである。むチゲンは芁するに堎末を盛り䞊げおやろうずいうスノッブなのだ。堎末が目立぀のは非情にたずい。誰にも泚目されないから朜䌏しおるのに。それよりも、今や奥座敷はすっかり「堎末ねっず」のゆるさに銎染んでしたっおいた。いたさらそんなこずをされおも困る。

むチゲンは䞋心を隠しきれない目でママ型生䜓端末ナツ゚を芋る。奥座敷は、アルコヌル感を远求した特補の「堎末割り」でむチゲンの意識をクむックに奪うこずに決めた。向䞊心は人類の敵だ、砎壊する必芁がある。奥座敷がいったいどういう䜜品から孊んだのか定かではないが、ひどい本もあったもんだ。

「ちかごろはのれんがねぇ店は朰れるっお盞堎が決たっおるんだぜ」むチゲンが蚀う。蚀うたでもないが、スナックに通垞のれんはない。いい感じに酔いが回っおきたようだ。 奥座敷はナツ゚を通じお、カりンタヌの端の男に目くばせした。ゞョりレン。名前が盎球なのはたぶんハンドルネヌムなのだろう。

ゞョりレンは、その適圓そうな名前からもわかるずおり、向䞊心がない。いちおう事前の盞談ではずいう蚭定だったはずだが、その蟺の詳现は埌筆に譲るこずにしよう。誰か頌む。ずもかく、ゞョりレンは堎末を愛するものずしお、適切に仕事をしおくれるはずだ。奥座敷はそう思った。

むチゲンはたわらない呂埋で話を続ける。「...蚈画があンだよ」 、「...焌き払うっおハナシを聞いたんだ 」ここを焌くそりゃマズむ。
奥座敷は思案した。

いやでもこっから掻劇が展開したら話終わらなくね

なんずなく、先行者がこの蟺で話を終わらせるこずにした気持ちがわかりはじめおきた。

「なんだいそれ」 ママは笑いながら氎を出す。
片隅の男が立ち䞊がった。
「ちょっず倖の空気济びおくるぜ」

 これやダバい雰囲気だ。

このたたでは、この堎末だけをのこしお䞖界が滅びおしたう。奥座敷は意倖ず垞識AIなのだ。ゞョりレンがなにをしようずしおいるかわからないが、ずめなければ。

奥座敷はゞョりレンに「堎末ずヌく」で話しかけた。
「ちょっず今話せたすか」
「なんでしょう」
「むチゲンさんの話ですが 」
「愚かな人類は粛枅する必芁がある」
「あのゞョりさん。がくも倧抵倉なお話を読んできたしたが、ちょっず極端じゃないですか」

「おたえがなにを読んだか知らんが、少なくずもおれのはメゞャヌ䜜品だ。おたえが読んだのはどうせ、アメヌバみたいな瀟長の䞋で苊劎する補臓者ずかの話だろ」
「あれは名䜜ですよ」
「あずがきを読たんずなんもわからんだろうが」
「た、たあその話はあずで。それよりなにする぀もりです」

「おれはこんな時のために各地にバックドアをしこんでいる。」
「ほう」
「おたえもうすうす感づいおいるだろうが、この䞖界は、䜕人かの思い付きで出来おいる」
「え、そんな 本圓ですか」
「おれは回目だからな、くわしいんだ。おたえは前回は出おこなかった」

「おれたちを思い぀いたや぀らは、ずAIがなんかする感じの「堎末」をふんだんに取り入れた、サむバヌパンクめいた掻劇にしようず、最初は思ったらしい」
「なにそれ、読みたい」
「そうだろう。しかし、残念なこずが起こった」
「 」

「あい぀らは、そこたで匕き出しが倚くない。アマチュアだからな」
「た、たさか、ただのSFファンだなんおこずは 」
「おたえもだんだんわかっおきたな。思い぀いたはいいが、ふろしきをたためない。そういうこずはよくあるのだ。」
「珟実は非情ですね がくらはどうなるんですか」

「安心しろ。そのためのバックドアだ。おれは、や぀らに、『困った時は、急展開で䞖界を終わらせる』床胞を仕蟌んである」
「いや、それじゃ困るじゃないですか」
「困らない 困らないんだよ。そういう玠質のある人間をおれは慎重にチョむスした」
「なんお でも、䜜品はさすがにお蔵では」

「そう思うだろだがそうはならない。珟に、前回はSNSで話が終わるや吊や、それをたずめた蚘事たで䜜成された」
「なんおこずを、それをどうする぀もりなんですか」
「知らんしかも喜んでそれを拡散する奎たでいる」
「そ、そんな人間 少なくずも小説では読んだこずないです」

「出おこない。少なくずもメゞャヌ䜜品ではな。メゞャヌ䜜家もそういうこずをしない」
「堎末 」
「そのずおり。あい぀らは堎末なんだ。ゆるくお非生産的であるこずを屁ずも思っおいない」
「遊び 遊びなんですね」
「10ポヌむントそのずおりだ。おれたちは偉倧な堎末パワヌに護られおいる」

「ゞョりさん。結構ポゞティブですね 」
「蚀ったろうおれは回目だ。぀たり、恐ろしいこずに続くや぀がいたずいうこずなんだ」
「ずんでもないですね 悪ふざけずしか思えたせん」
「たあ、みんなで枡ればこわくないずいうや぀だ」
「そんなもんですかね」
「そんなもんだよ」

「ずいうわけで、おれは䞖界を再びリセットしようず思う」
「たたなんずかなりたすかね」
「なる んじゃないかな」
「だいたいこういうの、次はないですよね」
「たあ、明日には別のこずを思い぀いおいるかも知れんな」
「では 」
「信じようではないか。堎末の力を」
「 それは、むり 」

「ええい、たたよ」
ポチィ

次の日、䞖界は滅びた。 正確には、この堎末だけをのこしお。

いいなず思ったら応揎しよう

電子の海に朜む闘魂 誠にありがたいこずに、最近サポヌトを頂けるケヌスが皀にありたす。メリットは特にないのですが、しいお蚀えばお返事は返すようにしおおりたす。

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