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壊れていないのに、つらい身体―「異常なし」で終わらなかった人へ―

    判断軸|Three Steps

    病院で検査を受けた。

    「大きな異常はありません」

    そう言われて、少し安心した。

    でも、

    痛みは残っている。

    違和感もある。

    前のように動くのは、なんとなく怖い。

    「異常がないなら、どうすればいいんだろう」

    そんな経験はないでしょうか。

    整体に行く。

    ストレッチをする。

    筋トレを始める。

    YouTubeやSNSで、身体によさそうな方法を探す。

    その場では少し楽になることもある。

    でも、また気になる。

    すると今度は、別の方法を探す。

    気づけば、

    身体を良くするために、ずっと身体のことを考えている。

    そんな状態になってしまうことがあります。

    このnoteは、

    「これをすれば治る」

    という方法を紹介する記事ではありません。

    痛みや違和感があるときに、

    何を見て、どう整理し、次の行動を考えるか。

    そのための「判断軸」について書いています。

    「異常なし」のあとに残るもの

    検査で大きな異常が見つからなかったことは、大切な情報です。

    一方で、

    「異常なし」と言われたからといって、

    困っていることまでなくなるわけではありません。

    長く座っていると腰が気になる。

    歩くと膝に違和感がある。

    肩の重さが気になって仕事に集中できない。

    動いてよいのか分からず、運動を控えている。

    こうした「生活の中の困りごと」は、検査結果だけでは整理しきれないことがあります。

    だから私は、

    異常があるか、ないか

    だけではなく、

    今、何に困っているのか

    を見ることが大切だと考えています。

    情報が増えるほど、分からなくなることがある

    今は、身体についてたくさんの情報があります。

    ストレッチした方がいい。

    筋トレした方がいい。

    安静にした方がいい。

    むしろ動いた方がいい。

    姿勢を直した方がいい。

    気にしすぎない方がいい。

    それぞれが、ある場面では役立つかもしれません。

    だからこそ難しい。

    問題は、

    「どの方法が正しいか」だけではありません。

    今の自分に、

    その方法が必要なのか。

    どのくらいやるのか。

    いつ減らすのか。

    いつ立ち止まるのか。

    いつ相談するのか。

    そこが分からないと、

    正しい情報を集めても、かえって迷いが増えてしまいます。

    必要なのは、もう一つの方法ではなく「見る順番」

    身体について迷ったとき、

    私はまず「何をするか」から考えないようにしています。

    先に、

    今どうなっているのか

    を整理します。

    例えば、

    症状そのものだけではなく、

    生活にどんな影響が出ているのか。

    昨日や先週と比べて、どう変化しているのか。

    最近、活動量や生活のリズムに変化はなかったか。

    すでに受けている説明や治療方針は何か。

    そうした情報を並べてから、

    次の行動を考えます。

    自分はこれを、

    身体の判断軸

    と呼んでいます。

    判断軸は「自分で診断するため」のものではありません

    ここは、とても大切なところです。

    判断軸を持つというのは、

    病気やケガを自分で診断できるようになることではありません。

    「この痛みなら絶対に大丈夫」

    と自分だけで安全性を決めることでもありません。

    むしろ、

    自分で考えるところと、専門家に相談するところを分けられるようになること。

    それも判断軸の一つです。

    分からなければ、相談する。

    いつもと違えば、確認する。

    生活への影響が大きければ、一度立ち止まる。

    そのうえで、

    今できることを考えていく。

    「自分で判断する」と「一人で抱える」は、同じではありません。

    身体の判断は、「やる・やらない」の二択ではない

    身体のことを考えると、

    つい、

    「動くか、休むか」

    「続けるか、やめるか」

    の二択になりがちです。

    でも実際には、

    今のまま続ける。

    少し量を減らす。

    方法を調整する。

    一時的に中断する。

    相談する。

    そんな選択肢もあります。

    昨日は続けたけれど、今日は減らす。

    一度減らしてみたけれど、また戻す。

    相談した結果、続ける。

    身体との付き合い方は、

    一度決めた正解を守り続けることではありません。

    今の状態に合わせて、選び直していくこと。

    そのための基準を持っておくことが大切だと考えています。

    Three Stepsが大切にしている3つの段階

    Three Stepsでは、身体との付き合い方を、

    KNOW YOUR STATE

    今の状態を知る

    ADJUST

    必要に応じて調整する

    MAINTAIN & ENHANCE

    生活と両立する形で続けていく

    という3つの段階で考えています。

    いきなり「整える」のではなく、

    まず知る。

    それから調整する。

    そして、自分の暮らしの中で続けられる形を探す。

    この考え方が、

    自分がnoteで書いている「身体の判断軸」の土台です。

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    まとめ|壊れていないのに、つらい身体―「異常なし」で終わらなかった人へ―

    今の迷いに近いところから読んでください

    身体についての迷いは、人によって違います。

    全部読む必要はありません。

    今の自分に近いところから使ってください。

    「今日は動く?休む?」と迷っている方へ

    痛みや違和感がある日に、

    今の状態・生活への影響・動いた後の変化

    の3つから、「今日どうするか」を整理します。

    『今日、動く?休む?
    ― 痛み・違和感がある日に、3分で整理する3つの見方 ―』


    まず一つの迷いを整理してみたい方はこちらから。

    セルフケアが増えすぎて、何を続ければいいか分からない方へ

    ストレッチ。

    筋トレ。

    マッサージ。

    身体の確認。

    検索。

    良くなるために始めたことが増えすぎて、

    「何が必要なのか分からない」

    という方には、

    『セルフケアをやりすぎて、身体が分からなくなった人へ
    ― ケアを棚卸しし、減らし方を考える実践ガイド ―』


    があります。

    新しい方法を追加するのではなく、

    今やっていることを一度整理するためのガイドです。

    身体について迷ったときの「戻る場所」が欲しい方へ

    症状だけではなく、

    生活への影響。

    経過。

    背景。

    相談するタイミング。

    それらを含めて身体全体を整理する基本ガイドが、

    『痛み・違和感に迷ったときの体判断軸
    ― 状態・生活・経過を整理する基本ガイド ―』


    です。

    「何をすればいいか」を毎回探すのではなく、

    何を見て考えればよいか

    を持っておきたい方に向けてまとめています。

    まず無料で読んでみたい方へ

    日常で起こる、

    「腰が痛いときは動く?」

    「坐骨神経痛があるけれど歩いていい?」

    「痛みが戻ったらどうする?」

    といった小さな迷いについては、

    無料マガジン「身体の悩み相談室」で書いています。

    気になるテーマから読んでいただければと思います。

    日々の臨床での患者さんあるあるはこちら👇

    最後に|身体を考える時間を、少し減らすために

    自分が「判断軸」という言葉を使うのは、

    身体のことを、もっと考えてほしいからではありません。

    むしろ反対です。

    身体のことで迷うたびに、

    検索する。

    新しい方法を試す。

    不安になって確認する。

    そんな時間を少しずつ減らして、

    仕事をする。

    家族と過ごす。

    趣味を楽しむ。

    出かける。

    休む。

    そういう時間に戻っていけたらと思っています。

    身体は、

    毎日まったく同じではありません。

    良い日もあれば、

    少し気になる日もあります。

    だからこそ、

    「正解を一つ覚える」

    のではなく、

    今の状態を見て、必要なら調整する。

    迷ったら、また考え直す。

    必要なら、人に相談する。

    そのための「戻る場所」を持っておく。

    このnoteが、

    身体について迷ったときの最初の入口になれば嬉しいです。

    必要なときに、

    またここへ戻ってきてください😊

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    北村将人
    理学療法士/Three Steps

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