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子供のYouTube見すぎに、叱る・取り上げる以外の対処法。AIを活用して本人の好奇心で考える遊びに。(強制感なく最高にうまくいった6つの工夫×プロンプト集)

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「YouTubeばかり」「取り上げても、また見たがる」――うちも、そうでした

子供のYouTubeの見すぎを、どうにかしたい。ずっとそう思っていました。

「そろそろ終わりにしようか」と声をかける。返事はない。もう一度言う。聞こえていないふりをされる。

三度目で、こちらの声が大きくなる。

うちは、毎日これでした。6歳の長男が、朝から晩までYouTubeを見ている。声をかけても、こちらを見もしない。

やれることは、ひととおりやったつもりでした。声はかけました。おもちゃも出しました。時間も決めました。

それでも、YouTubeのほうが強い。

誕生日にブロックを買ったこともあります。最初のうちは、いくつかくっつけて遊んでいました。でも長続きしませんでした。「恐竜、作ってみたら?」と声をかけても、画面から目を離しません。

結局うちが落ち着いたのは「時間を決めて見せる」という、たぶん多くの家がたどり着くのと同じやり方でした。うまくいっているとも、失敗しているとも言えないまま、その状態が続いていました。

これは、YouTubeに限った話ではないかもしれません。ゲームでも、テレビでも、ほかの動画アプリでも、画面の中だけで完結していて、こちらが止めに入るしかないという形は同じです。うちで起きたことがそのまま起きるとは限りませんが、考え方のほうは持ち込めるかもしれないと思っています。


結論を先に。取り上げるのをやめたら、子供の意志で画面を離れるようになりました

先に結論を書きます。私は、YouTubeを取り上げるのをやめました。

かわりにやったのは、長男が組んだブロックの車を1枚撮って、生成AIに動画にしてもらうことです。それを見せると、長男は自分からブロックの箱に手を伸ばしました。

私が「やりなさい」と言ったわけではありません。長男自身の「こうしたい」で、画面から離れていきました。

この記事に、視聴時間を制限したり、アプリを設定したりする方法は書いていません。そういう情報をお探しの方には、役に立たないと思います。

書いているのは、うちが1年続けた記録です。


やったのは、子供が組んだブロックの車を1枚撮って、AIに動画にしてもらうことだけです

やったことは、3つだけです。

  1. 子供が作ったものを、明るいところでスマホで撮る

  2. その写真をAIに渡して、「◯◯な動画にしてほしい」と文章で頼む

  3. 待つ

長男が組んだブロックの車を1枚撮って、生成AIに動画にしてもらう。車が走り出す動画です。

手順は3つですが、差が出たのは1番と2番でした。同じ作品を撮っても、撮り方と頼み方で、出てくるものがまったく変わります。

ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。AIに「動画を作って」と頼むだけでは、うちの場合は効きませんでした。


叱らずに済んだ日。長男が、自分で赤いパーツを探しに行きました

できた動画を見せると、長男はこちらを振り向いて言いました。

「車の後ろから火がでるようにしたら、もっと早くなるかな」

そのあと立ちあがって、ブロックの箱をかき混ぜ、赤いパーツを探し出して、車の後ろに付けました。

私は「改良してみたら」とも「赤を使えば」とも言っていません。

ブロックの話を切り出すのは、いつも私のほうでした。そのたびに空振りしてきました。その日は、私が一度も口を挟まないうちに、探して、選んで、付けるところまで終わっていました。

作る。撮る。動画になる。それを見て、また作る。この順番が回り始めました。

この日のことは、前の記事に詳しく書いています。



1年続けて、YouTubeを見る時間と、見る中身がどう変わったか

1つ目は、見ている時間です。前は、動画を見ていない時間に「暇〜」と言って転がっていました。いまは、自分から何か作っていることが増えました。見ている時間そのものも、半分以下になったと思います。

2つ目は、見ている動画の中身です。いまはブロックや、誰かが何かを作っている動画を選ぶようになりました。見ること自体をやめたわけではありません。見る先が変わった、という感じです。

3つ目は、下の子です。4歳の次男が、兄の車が喋っている動画を見て「僕もつくるから一緒にお話したい」と言い、ブロックを組み始めました。いまでは兄弟で話しながら、説明書に書いていないものを作っています。


ただし、ひと言も発しなかった回もありました

うまくいった話ばかりではありません。

長男が、動画を最後まで見て、ひと言も発しなかった回があります。その回の動画は、長男が作った車が喋るだけのものでした。車に言わせたのは「速くしてくれたらうれしいな」。これだけです。

見終わったあと、ブロックの箱に手を伸ばすことはありませんでした。火のパーツを自分で探した日とは、逆です。

同じようにAIで動画を作って、同じように見せているのに、片方は続いて、片方は終わった。

ここからは、私の見方です。あの無言だった回の動画は、作ったものが動いて喋った、というところで完結していたように思います。画面の中で始まって、画面の中で終わる。見ている長男の側に、手を動かす続きが残らなかった。

1年のあいだに作った動画は、30本ほどになります。最初は、作った車に喋らせるだけでした。そこから少しずつ、頼む文章に要素を足していきました。いまの文章は、最初とはほとんど別物になっています。


打ち込むのは、慣れれば2分。無料の画像でも試せます

「親がずっと付き合うのは大変そう」と思われるかもしれません。うちの実際を書いておきます。

動画を作るのは、寝かしつけのあとか、子供のほうから頼まれたときです。子供たちが寝たあと、スマホを開いて打ち込みます。

頼む文章を打ち込むのは、慣れてくると2分ほど。最初は5分かかっていました。撮るのは一瞬。生成を待つのが3分ほどです。

ペースは、最初の2〜3か月で週に1本ほど。いまはもっと減っていて、毎日ではありません。動画を作らなくてもブロック遊びをするルーティンが、長男の中にできたからだと思います。

私が動画を作っているのは、Googleの生成AI(Gemini)の有料プランです。

ただ、無料で試すなら、私は画像をおすすめします。GeminiもChatGPTも、無料のアカウントで、手持ちの写真をもとに画像を作れます。作品に目と口をつけて笑わせた1枚。走らせた1枚。吹き出しで喋らせた1枚。

止まった1枚でも、動画と同じような働きは期待できる。私はそう考えています。

それと、ブロックでなくても構いません。うちでは、子供が描いたクワガタの絵を動かして、カブトムシと対決させたことがあります。工作で作った、剣を持った戦士を動かしたこともあります。子供が自らの手で作ったものなら、同じ効果が確認できました。

ここまで書いておいて、ひとつ正直なことを書きます。2分というのは、打ち込む時間の話です。毎回「すごいね」と言わせるだけだと、うちの子は飽きてしまいました。だから1本ごとに、前と違うことを言わせたい。そのネタを、毎回どこから持ってくるか。ここは、打ち込む速さとは別の問題です。


変わったのは子供ではなく、AIへの頼み方でした

同じ子に、同じアプリで、同じように見せています。1年のあいだに変わったのは、AIに何を頼むかだけでした。

要素を足した頼み方で作った動画を見せると、長男は画面を黙って見続ける時間から、自分で考えて手を動かす時間へ、自分から移っていきます。私が声を荒らげる必要も、取り上げる必要もありません。本人にストレスをかけずに、本人の好奇心のほうで移っていく。いちばん近いのは、この言い方だと思います。

叱って止めたときに止まるのは、その場だけでした。でも「こうしたい」が先に立つと、こちらが何も言わなくても画面から離れます。1年でいちばん大きかった差は、ここでした。


ぜひ一度、試してみてください

道具は、スマホと無料のAIアプリだけです。お子さんが作ったものを1枚撮るところまでなら、今日できます。

ただ、正直に書きます。ただ「動画にして」と頼むだけでは、うちの場合はだめでした。あの無言だった回が、まさにそれです。

AIへのお願いの仕方で、返ってくるものは明らかに変わりました。同じ写真を渡しても、頼む文章に何が書いてあるかで、子供が立ちあがるか、黙って見終わるかが分かれます。1年かけて分かったのは、そこでした。

この記事の後半には、その重要な6つの要素を1つずつ書いています。

  • なぜ、その要素が要るのか。うちで、それが無かったときに何が起きたか

  • どう書くと効いたのか。実際の頼み方

  • あの無言だった回に足りなかったのは、6つのうちのどれだったのか

あわせて、やってはダメなことも書きました。子供の安全に関わるものと、続かなくなるものの両方です。とくに前者は、試す前に知っておいたほうがいいと思っています。

最後に、頼む文章のテンプレート集を6つ。車のレース、描いた絵、画像の吹き出しなど、うちでやった題材を中心にしています。骨格は同じで、中身を差し替えて使う形です。

ひとつだけ、先にお願いがあります。私の文章例をそのまま使うのではなく、お子さんが夢中になっているものに合わせてアレンジしてください。うちの子が好きなのは、はたらく車や、カブトムシやクワガタのような昆虫、トリケラトプスのような恐竜です。好きなものは、お子さんごとに違うはずですから。どこを差し替えればいいかも、あわせて書いています。

最初の1本を見せて、お子さんが何も言わなかったら。あるいは、もうそういう回があったなら。あのとき、画面の中に無かったものは何だったと思いますか。

子供の、好奇心に溢れている目の輝きは忘れられません。

キーワードは、自ら考える力をどう自然に生み出すかです。

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