メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

14自分を捚おお階士になる男ず、理解できない盞手の話―ラクリマ・ディアの連結子―

    守るために距離を遞び続ける男ず、
    その意味を知らないたた受け取り続ける盞手。
    䌝わらないこずが、壊れない理由になっおいる関係の蚘録。

    ◻あらすじ

    王郜ぞ向かう旅路の䞭で、
    二人は䞀定の距離を保っおいた。

    だが、その均衡は唐突に厩れる。

    離れれば䞍安になる――
    そんな䞍完党な状態の䞭で、
    二人は距離を瞮めるこずを遞んだ。

    関係は成立しない。
    それでも距離だけは、確かに近づいおいく。


    ◻13王郜ぞの旅路――名前の距離

    宿で食事を枈たせるず、俺ずハルモンは次の街に向かっお出発した。

    次の街ぞは、朝からゆっくり歩いお昌前埌には到着できる予定だ。

    今日のハルモンは、やけに静かだ。

    しばらく、無蚀で歩いた。


    道の途䞭にちょうどいい倧きさの切り株を芋぀け、腰掛けお䞀䌑みしおいた時、ハルモンが口を開いた。

    「  昚日、店で君の名前を出したら隒ぎになったでしょだから、もうあたり倖で名前を出さない方がいいず思ったんだ」

    「  そうだな」

    「それで  ラむ君、っおのはどうもう階士じゃない、新しい君の名前」

    「  俺は分かればいい。奜きに呌べ」

    俺がそう蚀うず、ハルモンはにこりず笑顔になった。

    「ふふっ。じゃあ今日から君はラむ君だねあらためお、よろしくね」


    䌑憩を終えお、たた歩き出す。

    ハルモンは、もうい぀も通りだった。

    今日は、『䌚話が終わった埌に“楜しかったかどうか”だけ分かる薬』を詊しおいるらしい。

    本人は「蚘録甚」ず蚀うが、楜しかったかどうかは本人に聞けばいいず思う。

    「  あ、今のは楜しかったみたいだね」

    「その報告はいらん  」





    街に到着したのは、昌を少し過ぎた頃だった。

    ハルモンは、この街に泊たったこずはないらしい。

    い぀も通過するだけだそうだ。

    食事をしお、今日も早めに宿で䌑むこずにする。

    「前はもっず歩けたのにな〜。すっかり䜓力萜ちおる  」

    郚屋に入っお早々ベッドに倒れ蟌んだハルモンは、そうがやいた。

    「だろうな。  だが、急ぐわけではないんだろうゆっくり戻しおいけばいい」

    ハルモンは䜕も蚀わず、ベッドの䞊でころりず寝返りを打぀。

    その盎埌、「あ」ず蚀っお起き䞊がった。

    「明日は『疲れにくくなる粉』を䜿っおみようかな」

    「やめおおけ  。どうせ限界超えお、埌で倒れるや぀だろ」

    「確かに、その可胜性は高いね」

    「  お前は、実隓に党力すぎだ」

    俺は、ずっずハルモンの話を聞いおいるうちに、い぀の間にかハルモンの薬の傟向を読めるようになっおいた。






    僕は、鞄の䞭から薬道具を取り出しおテヌブルに広げ、䜜業しおいた。

    昚日、ラむ君が疲劎回埩薬を飲んでしたったので、新しいものを䜜る぀もりだ。

    配合バランスを調敎し、完成した詊䜜品を瓶に入れる。

    「あれは回埩効果は高かったけど、情動䟝存の副䜜甚が匷すぎた。配合のバランスがなかなか難しいね  」

    するず、ラむ君はギョッずした顔をした。

    「お前  たたアレを䜜っおるのか  」

    「同じではないよちゃんず改良しおる。だから、今床は安心しお飲んでね」

    「飲めるか」

    ラむ君はこちらに歩いおくるず、机の䞊の瓶を手に取った。

    「自分で飲め」

    「え、むぐ  うわ、苊っ」

    画像





    次の日の朝、鍛錬を終えお䞀䌑みしおいるず、ようやくハルモンが目を芚たした。

    「起きたか。  効き目はどうだった」

    ハルモンは、ただ少し眠そうにしおいる。

    「ん〜、良くも悪くも  。さらなる改良が必芁だね」

    「ただ䜜り続ける気か」









    ▌続きはこちら

    ※党䜓の流れはこちらから
    ▌たずめ蚘事

    ▌はじめから読みたい方はこちら

    ▌このnote党䜓の読み方はこちら


     
     
    脳が焌ける構造芳枬者 構造分析 × FE考察 × 䞀次創䜜 成立しない関係を曞きながら、創䜜垂堎の芳枬も行う 読者はどこにいるのか 䜜品は資産になるのか 「救いより玍埗」を求める人向け 冬槻ぱきら公匏サむト▶ https://fuyutsuki-pakira.com 無断転茉犁止