
【中学受験・高校受験】子どもの「やる気」は怒鳴っても育たない 正しい伴走に必要な「3つの基本的心理的ニーズ」と「5つの親の役割」
「いつまで遊んでるの!勉強しなさい!」
「なんでまたこの点数なの!?」
「あの子はできるのに、どうしてあなたは……」
あなたは、今、どんな表情でこの文字を読んでいるでしょうか。
模試の結果を見て肩を落とし、子どもの部屋のドアを開けるのが怖い。SNSで「受験生の親」の投稿を見て、自分の子どもと比べてしまう夜。塾の保護者会で、他のママたちの「うちの子は順調ですよ」という声に、胸が締め付けられる。
わかります。言いたくなる気持ちは、本当にわかります。
でも、
叱って、怒鳴って、成績が上がる子なら、とっくに上がっているでしょう。叱って勉強する子なら、誰も苦労しません。
あなたも、私も、世の中の親たちも、そんなことで始めた勉強は長く続かないはずです。
今日はそんなテーマで、我が子の話も交えつつ、子どものやる気を引き出す親の伴走の方法について書いていきます。
SNSで囁かれる「叱る教育」の限界
最近のXやInstagramでは、「受験生の親」の悩みが溢れています。
「毎日怒鳴ってばかり。自分が嫌になる」 「子供を叱ると、親の方が疲れる」 「叱っても一向に成績が上がらない。むしろ下がっている気がする」
これらの投稿に集まる共感の数を見れば、多くの親が同じ壁にぶつかっていることは明らかです。
ある中学受験の現場で長年指導に当たる塾講師はこう言います。
「話題に出したり『勉強しなさい』と叱ったりすると、お子さんは親に勉強を考え行動する力を失い、やる気も失ってしまいます。」
これは極端な話ではありません。むしろ、受験業界では「常識」に近いものです。
もう一つ、受験指導の現場でよく言われるのがこの言葉です。
「親御さんが子どもに勉強を教え始めると、結局のところ親御さんの偏差値はガンガン上がっていきますが、反比例するようにお子さんの成績は下がっていきます。」
痛いほどわかる、という親御さんも多いでしょう。
夜な夜な一緒に問題集を解き、解説し、怒鳴り、また解説する。親の知識は増えていきます。
でも子どものテストの点数は、どこかで停滞したまま。
なぜなら、子どもは「自分で考える力」を奪われているからです。
ここで、一つだけ理論を押さえておきたいと思います。