
【 100人に仕事を教える、派遣社員 ④ 】 ~46個くらいだと思います😊と言われた日~
100人に仕事を教えていると、
本当に色々な人と出会います。
新人さんが入ってきた初日。
その最初の仕事で、
私は忘れられない一言を聞くことになります。
46個くらいだと思います😊
その日はたまたま忙しく、
ダンボールに入っている、出荷に使う空箱を
新人さんに数えてもらうことにしました。
私『この箱を数えてください』
新人さん『はいっ』
私『おー👏良い返事😊』
2分後、新人さんが寄ってきた…
新人さん『46個くらいだと思います😊』
私『・・・しっかり数えてくださいね😅』
5分後。
新人さんが戻ってきました。
新人さん『48個でした😊』
私『うーん……大丈夫かなぁ🤔』
念のため、私も確認することにしました。
……結果。
49個でした😭
たった1個の違い。されど・・・
製造現場では、
『だいたい』では困ることがあります😅
あ、ちなみに、
この子だけが特別だったわけではありません。
100人に仕事を教えていると、
本当に色々な人がいます😭
この出来事で私は、『教える』ということは、
『作業を伝えるだけではない』
のだと改めて感じました。
私にとって当たり前だった
『数える』
という作業も、相手にとっては違う意味で
受け取られていることがあります。
だからこそ、人に頼るだけではなく、
初めての人でも迷わない仕組みが
必要だと考えるようになりました🤭
仕組み作りの原点
この時の私は、まだ
『仕組みづくり』という
考え方を明確に持っていたわけではありません。
ただ、人に仕事を教える中で、
『伝え方』や『覚え方』には工夫が必要
だということを少しずつ感じ始めていました。
そんな中、私は以前働いていた会社で、
手順書作りに関わった経験を思い出しました。
その会社では、1つの製品をつくるのに、
10~20ほどの部品が必要でした。
仕事を教えてくれる先輩は、
自分の手帳を見ながら、私に説明してくれます。
それを私も、自分の手帳に書く。
という”一子相伝”のような教え方でした😅
これって、手帳忘れたら終わりなんですけど(汗)
なるべく、同じ人が同じ製品を作るように、
予定が組まれていましたが、
急なお休みなどで困ることもありました。
それでも、任された責任感から、
日付が変わるまで残業をする日々が続きました。
そんなある日、社員の女性リーダーから、
『現場が回らなくて困っている』
という愚痴を聞きました。
面白いリーダーで、
普段はものすごく怖い顔をしているのですが、
男性陣がいなくなると、途端に
可愛い高校生のような懐き方
をしてくる人でした😊
話しの中で、手帳問題も悩みのタネだと聞き、
私はこう答えました。
『初めて来た派遣社員でも、
それを見れば作れる手順書が必要』だと。
案の定、
『勉強になりますっ🫡じゃあ、それ作って🙏』
と言われましたが、私は
『それは派遣の仕事じゃない』とバッサリ(笑)
会議で私の話を提案してくれたようで、
翌週から社員さんたちがデジカメ片手に
写真を撮り始めました。
20年近く前ですからね、
Excelに移すのも大変だったと思います😅
こうして、
その現場では手順書づくりが始まったのです。
当時の私は、
『仕組みづくり』
なんて言葉も知りませんでした。
ただ、
『誰が来ても困らないようにしたい』
と思っただけです。
今振り返ると、それが私の
『仕組みづくり』
の原点だったのかもしれません。
でも、この時の私は、まだ知りませんでした。
この手順書が、本当に必要になる日が、
すぐそこまで来ていたことを…。
【次回予告】
【100人に仕事を教える派遣社員⑤】
~老夫婦が私たちに託したもの~ です。

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