
今年もヤツがやってくる
5時半前には目が覚めた。外は明るい。今日は1日晴れるのかな?天気が良ければシーツも洗おうとぼんやり考えていたら、遠くから聞こえるセミの声。
セミくんたちには悪いけど、朝っぱらから勘弁してほしい。あの声聞いただけで暑いのよ~とイライラしながら朝食の準備をし、洗濯機を回し、天気予報を聞く。
「今日は全国的に晴れて、梅雨明け宣言が・・・」
そういえば昨日ローカル局のお天気お兄さんも「明日あたり梅雨明けするんじゃないかと思います。」なんて言っていたような。
おいおい、マジかよ。またやってくるの?あのうんざりな日々が・・・
洗濯機が終了音を響かせる。
洗濯を干しにベランダに行くと、ここ数日使っていなかった物干しにクモの糸。げんなり。
あんたたちも生きていかなきゃかもだけど、私の生活を脅かさないで!
洗濯第二弾として、シーツを洗おうと2階の子ども部屋に入る。
まだ9時過ぎなのに、部屋の温度計は30度を指している。
まだ10時にもなってないのに?勘弁してくんない?暑いのよ!
私の住む地域は『内陸性気候』だと小学校の授業で習った。
「海はあるけど山が海風を止めるから夏は暑くて冬は寒いんだ」と社会科の授業で『わたしたちの郷土』についていろいろと教えてくれた。
それから実に半世紀以上が経過し、あの頃よりも今の方が格段に暑いと思う。
「デブだから暑いんじゃないの?」といつも夫に言われている。
確かに厚い脂肪に覆われたしろくまが動物園でばてているのと同じ状況ではあるけれど、自慢じゃないが子どもの頃から、夏は暑くて大嫌いだった。
暑いのがイヤ。日差しが強いのがイヤ。蚊がいるのがイヤ。いろんな虫がいるのがイヤ。怪談話とかされるのがイヤ。あせもができるのがイヤ。
大人になった今の私にとって、夏のメリットは日が長いから1日に何度でも洗濯ができることと、日差しが強くて洗濯ものがあっという間に乾くこと。他には思い当たらない。あ、照明代がかからないとか?
気温が高くても、サラッとしててくれればいいのよ。
海風が気持ちいいね~とか思えるなら。
暑いけど木陰は涼しいね、とか。
何しろ蒸し暑いのよ。蒸し暑過ぎるのよ。
何もしなくても、汗が噴き出てじっとりべったりなのよ・・・。
私の住む地域は、夏は暑くて秋も暑くて、『やっと涼しくなりましたね~』なんて挨拶してたら翌週はもう『急に寒くなりましたね』という挨拶になるくらい、冬は寒くて春も寒くて、4月末か5月あたまくらいから一気に夏になる。『四季』というよりは『二季』だよねと昔から言われていたくらい春も秋もほとんどないような気候。
最近では全国放送のテレビでも四季じゃなくて二季ですね、なんて言っているけれど、体感温度的に流行の最先端を行っているような地域。
それも、カラッとした暑さじゃなくて、ムシムシムンムンの暑さ・・・
夏が嫌いだと自覚して60年。
今年もヤツがやってくる。
こっちは年々弱ってるのに、ヤツは毎年パワーアップしてやってくる。
はぁー。早く涼しくならないかなぁ。
いよいよ梅雨明けか・・・