
塗料業界が長年見落としてきた「本当の顧客」の話
タカラ塗料の大野です。
日本の多くの建築系のマーケティングが、本来とずれている可能性があるなと思います。それは、本当に決定権がある人と、広告などのアプローチの間に「ズレ」がある場合があるなぁと感じるからです。
塗料業界もまさにその典型で、古くから「塗料=男性のもの」というイメージが根強くありますが、タカラ塗料ではそうではないと考えています。今回は、私たちがたどり着いた「真のエンドユーザー」についてお話しします。
塗料の真のエンドユーザーは「女性」である
これまで日本の塗料業界は、スペックや機能を語ることで男性客をターゲットにしてきました。しかし、塗料の真のエンドユーザーは、実は絶対に「女性」であるというのが私の持論です。
9割が女性スタッフである理由
驚かれるかもしれませんが、タカラ塗料で働いているスタッフの9割は女性です。男性はわずか1割しかいません。 なぜこれほど女性が多いのか。それは、私が「塗料は女性のものだ」と確信しているからです。

色の良さや、色を取り入れた時のワクワク感を本能的に理解しているのは、男性よりも圧倒的に女性です。 男性のスーツを見ればわかる通り、日常の色使いは黒やネイビーに限定されがちですが、女性はお化粧やファッションを通じて、「色を自分に取り入れたらどうなるか」を常に経験し、楽しんでいます。
住宅やインテリアの「決定権」はどこにあるか
衣食住の「住」においても、インテリアやエクステリアに色を取り入れたいという欲求が強いのは女性です。 本来、住宅や建築に関わる業界はもっと女性をターゲットにすべきなのに、いまだに機能を重視した男性向けのマーケティングに偏っているように感じます。
海外の塗料メーカーは、その点非常に進んでいて、マーケティングのほぼ全てを女性に向けて行っています。日本はこの分野で少し遅れていると言わざるを得ません。
数字が証明する「潜在需要」
タカラ塗料では、こうした「女性の感性」に響く提案に力を入れてきました。その結果、お客様の層に面白いデータが出ています。
一般的な塗料店:男性が9割
タカラ塗料のネットショップ: 女性比率が2割〜3割
タカラ塗料 京都店: なんと男女比率は半々(50:50)
一般的な塗料販売店の客層が9割以上男性であることを考えれば、半々というのは非常に珍しいものです。
「スペック」ではなく「感性」へ。 これからも、まだ眠っている女性の潜在需要を掘り起こし、色の楽しさを広めていきたいと考えています。
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