海外旅行に必要なのは、ペラペラの英語じゃなかった
英語を勉強しているうちに、何年経ちましたか?
「海外には行ってみたい。でも、もう少し英語が話せるようになってから」
そう思っている人は、とても多いと思います。
まず中学英語をやり直そう。
もう少し単語を覚えよう。
英会話アプリを続けて、簡単な会話くらいできるようになってから行こう。
思ったしかも、ことはありませんか?
知らない国へ行くのですから、言葉が通じなかったらどうしようと思うのは当然です。ドキドキしないわけがありませんよね!
でも、ここで一度考えてみてほしいことがあります。
「海外旅行ができる英語力」とは、いったいどのくらいでしょうか?
TOEIC700点でしょうか。
英検2級でしょうか。
日常会話ができる程度でしょうか。
大丈夫!英語はコミュニケーションです。
文章でなくても、単語とスマイルで伝わります。
単語がもし出てこなくても、ゼスチャーで伝わります。
英語圏のでなければそもそも使うのは「スマイルとジェスチャー」です。
そこで伝わった時の感動はなんとも言えないですよね。
海外旅行は、英語の試験ではありません
海外旅行中に、環境問題について意見を求められることはほとんどありません。難しいプレゼンをする必要もありませんし、美しい英文を組み立てる必要もありません。
旅行中に必要になるのは、もっとシンプルです。
「チェックインしたい」
「これをください」
「ここへ行きたい」
「もう一度言ってください」
「分かりません」
「助けてください」
こういった短い言葉です。
たとえばホテルなら、
“I have a reservation.”
と言えば、相手は「予約しているお客さんだ」と分かります。
レストランならメニューを指しながら、
“This one, please.”
でも注文できます。
聞き取れなければ、
“Sorry?”
“Could you say that again?”
と言えばOK!

海外旅行の目的は、完璧な英文を作ることではありませんよね。
必要な情報を相手とやり取りすることが大切です。
それこそが旅の目的、「あたらしい発見や体験をすること」につながると思いませんか?
「話せるようになってから」は、いつ来る?
では、そのタイミングはいつなのでしょうか?
英語は不思議なもので、勉強すればするほど「まだ知らないこと」が増えていきます。
単語を勉強すると、「語彙が足りない」と思う。
リスニングをすると、「速い英語が聞き取れない」と感じる。
英会話を始めると、「もっと自然に話せるようになりたい」と思う。
これは、英語学習をしている限り、おそらくずっと続きます。
つまり、
「英語に自信がついたら海外へ行こう」
と思っていると、その日はなかなか来ません。
もう少し。
あと少し。
もっとできるようになったら。
そう思っているうちに、半年、一年、三年と時間が過ぎてしまうことがあります。
私は、それがとてももったいないと思います。
旅そのものが、英語を育ててくれる
英語をしっかり勉強してから海外に行く。それももちろん素晴らしいことです。
でも、逆の順番もあります。
海外へ行ったからこそ、もっと英語を話したくなる。
空港で初めて自分の英語が通じた。
カフェで、自分でコーヒーを注文できた。
ホテルで「朝食は何時ですか?」と聞けた。
道を聞いて相手が答えてくれた。
ほんの短い一言でも、「自分の英語が本当に人に伝わった」という経験は、教科書の中で問題を解くのとは違う感覚があります。
昨日までただの例文だった英語が、「自分が使った言葉」に変わります。
すると、帰国してから、
「今度はもう少し話したい」
「さっき言えなかったことを、次は言えるようになりたい」
と思うようになります!!
英語を学ぶ理由が、急に具体的になるのです。
さあ、海外で現地の人と話している自分の姿が、少しずつ思い浮かんできたのではないでしょうか。
