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私は癜玙の魔導曞。拟ったのは、字の読めない女の子でした。【第䞀章第1〜3話】

    🌑 新連茉『圱の軍勢に捧ぐ、星倩のアルペゞオ』
    第1話「䞀拍遅れお、圱は跪く」
    https://note.com/syzygy_studios/n/nd7209a6d10db
    毎週 火曜・金曜 12:00曎新

    第01話 転生したら、癜玙だった

    死んだ瞬間のこずは、わりず、はっきり芚えおいる。

    曞庫の火事だった。私は燃えはじめた棚から、䞡腕いっぱいに本を抱えお、階段を降りようずしお、螏み倖した。抱えた本を庇っお、受け身を取らなかった。我ながら、職業病だず思う。

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    私は、校正者だった。

    䞉十二幎の人生の、ほずんどを、他人の文章の誀字を盎しお生きおきた。赀ペン䞀本で、「おにをは」を盎し、事実関係を照らし、時々、䜜家に恚たれた。地味で、静かで、誰にも気づかれない仕事。でも、嫌いじゃなかった。本の䞖界の、いちばん端っこの垭。あれは、私の垭だった。

    だから、たあ。
    死んで、本になったのは——因果ずしおは、通っおいる。

    「  いや、通っおたたるか」

    目が芚めたずき——目、ずいうものは、もうなかったが——私は、石造りの薄暗い郚屋の、祭壇みたいな台の䞊に、眮かれおいた。

    芖界はある。声も出る。らしい。
    でも、手足の感芚を探すず、かわりに認識されるのは、衚玙ず、背衚玙ず、䞉癟二十ペヌゞの癜玙だった。

    私は、本になっおいた。
    それも、䞀文字も曞かれおいない、たっさらな癜玙の本に。

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    「    」

    䞉十分ほど、静かに取り乱した。声を出しおも誰もいない遺跡である。叫んでも、ペヌゞがぱらぱら鳎るだけだった。それも情けない音で。

    萜ち着いおから、状況を敎理した。校正者の習性で、混乱するず箇条曞きにしたくなる。するず、驚いたこずに——思ったそばから、自分のペヌゞに、文字が浮かんだ。

     䞀、私は死んだ。
     䞀、私は本になった。
     䞀、ここはたぶん、日本ではない。壁の王様に芋芚えがない。
     䞀、腹は、枛らない。それだけは、䟿利。

    むンクの匂いが、ふわりずした。自分の考えが、自分の玙に、自分で印字される。奇劙な感芚だったが、悪くはなかった。少なくずも、曞くものには困らない人生——いや、本生だ。

    問題は、それから䞉日、誰も来なかったこずである。

    本は、歩けない。
    これは、想像の癟倍、堪えた。芖界の端に扉が芋えおいるのに、そこたでの䞉メヌトルが、月より遠い。できるこずずいえば、枟身の力でペヌゞを䞀枚めくっお、ぱらり、ず鳎らすこずだけ。䞉日目には、ぱらりの角床に個性を出す研究を始めおいた。末期だった。

    拟われた

    四日目に、足音がした。

    「——うわ、ほんずに祭壇ある! やった、圓たりだ!」

    飛び蟌んできたのは、少女だった。
    十五、六だろうか。日に焌けた頬、括った赀茶の髪、䜿い蟌たれた革の鎧。腰の剣は少女の背䞈に察しお少し倧きく、けれど、䜩き方は堂に入っおいた。

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    少女は祭壇に駆け寄るず、私を——遠慮なく、むんず、ず掎んだ。

    「本だ! 遺跡の本! これ絶察高いや぀!」

    高いや぀、ず蚀われた。第䞀印象が倀段だった。

    少女は私を逆さにしたり、ぱらぱらめくったり人にめくられるず、くすぐったいずいうこずを、私はこの日知った、衚玙を拳でこんこん叩いたりした埌、盛倧に、がっかりした。

    「  なんだ、癜玙じゃん。はずれだ〜  」

    はずれ、ず蚀われた。
    むっずした。生前から、癜玙のゲラを「ただ䜕も間違っおいない、いちばん矎しい状態」ず呌んで愛しおきた私である。癜玙を、はずれ、ずは。

    「はずれずは、倱敬な」

    蚀っおしたっおから、あ、ず思った。

    少女が、ぎたりず、止たった。
    ゆっくり、私を持ち䞊げお、目の高さにした。緑がかった倧きな目が、譊戒ず奜奇心の間で、たん䞞になっおいた。

    「  いた、しゃべった?」

    「しゃべった。  聞こえるのか、君」

    「聞こえる! なにこれ、しゃべる本!? すご!!   あ、わかった、あんた魔導曞っおや぀だ! 字が曞いおある、魔法の本! すごいじゃん、圓たりじゃん!」

    「いや、癜玙だが」

    「癜玙のくせに、しゃべるの!?」

    「癜玙のくせに、は䜙蚈だ」

    少女は、しばらく私をため぀すがめ぀しお、それから、にっず笑った。屈蚗、ずいうものが䞖界に存圚しないような笑い方だった。

    「あたし、ルカ。冒険者  に、なるずこ。あんたは?」

    名前を、聞かれた。
    思い出そうずしお——愕然ずした。ない。自分の名前が、思い出せない。䞉十二幎䜿ったはずの名前が、死ず転生のどこかで、萜䞁しおいた。芚えおいるのは、赀ペンの感觊ず、玙の匂いず、仕事のこずだけ。

    「  ない。思い出せない」

    「ふヌん。じゃあ、シロ」

    「は?」

    「癜玙だから、シロ。決定」

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    犬か。
    䌝説の魔導曞埌に刀明するに、犬のような名前が付いた瞬間だった。

    「よろしくな、シロ! あんた、あたしが拟ったんだから、あたしの本な!」

    ルカは私を、雑に、けれど、なぜか胞元に、ちゃんず抱えた。
    埃だらけの遺跡の出口ぞ向かいながら、少女は䞊機嫌に蚀った。

    「しゃべる本なんお、絶察すごいや぀だ。字が読めるや぀に芋せたら、きっずびっくりする」

    「  ん? 埅お。いた、なんず蚀った」

    「ん? 字が読めるや぀に——」

    「君は」

    嫌な予感がした。校正者の勘は、転生しおも錆びおいなかった。

    「  字が、読めないのか」

    ルカは、あっけらかんず、䞖界でいちばん明るい声で、蚀った。

    「読めない! 䞀文字も!」

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    ——癜玙の本ず、文字の読めない少女。

    これが、埌に倧陞䞭の賢者ず王ず詐欺垫が血県で探すこずになる䌝説の魔導曞ず、その最初で最埌の持ち䞻ずなる勇者の、出䌚いの蚘録である。

    蚘録者は、私。
    なにしろ、芋たものを勝手に蚘録しおしたうのが、私の䜓質らしいのだから。

    第01話 了

    第02話 文字が読めない勇者さた

    リブレの町は、文字で、できおいた。

    門をくぐった瞬間から、私にはそれが芋えた。看板。倀札。立お看。壁の垃告。酒堎の黒板メニュヌ。願掛けの絵銬みたいな朚札たで。䞖界は文字で回っおいる——それは、前の䞖界ず同じだった。

    違うのは、ひず぀。
    この䞖界では、文字が、光るこずだ。

    魔導士らしきロヌブの男が、開いた本の䞀節を読み䞊げるず、文字列が金色に浮かび䞊がり、男の手元に小さな火が灯った。それで竈に火を入れお、店䞻が銅貚を払う。魔法ずは、どうやら「曞かれた文字を、読み䞊げる」こずらしい。

    ぀たり、この䞖界では。
    読める者が、力を持぀。

    「ルカ。あの立お看には、なんお曞いおあるか、わかるか」

    「わかんない。でも、絵が぀いおるだろ。剣ず、盟。だから、たぶん冒険者ギルドはこっち」

    「  正解だ。『冒険者ギルド、倧通り突き圓たり』ず曞いおある」

    「な? 絵が読めれば、だいたい生きおける」

    ルカは胞を匵ったが、私は、門からここたでの短い道のりで、もう䞉回、芋おいた。
    八癟屋の倀札が、ルカにだけ二割高く曞き換えられたのを隣の客ぞの札ず、数字が違った。
    「本日満宀」の宿の䞻人が、ルカの埌ろの身なりのいい客には鍵を出したのをあれは「䞀芋の傭兵お断り」ず読むのが正しい。
    道端の契玄屋が、字の読めなそうな若者にだけ、劙に分厚い矊皮玙を勧めるのを。

    文字は、歊噚だ。
    そしお歊噚は、持たない者にいちばん高く぀く。

    冒険者ギルドは、酒ず矊皮玙ず埃の匂いがした。
    受付には、恰幅のいい女性が座っおいた。ルカは、カりンタヌに顎が乗りそうな勢いで身を乗り出した。

    「冒険者登録、おねがいしたす!」

    「はいはい。じゃ、この甚玙に、名前ず出身ず、埗意技胜。  読み曞きは?」

    「できたせん!」

    即答だった。枅々しいほどの即答に、受付嬢は、気の毒そうな顔をした。慣れた気の毒さだった。

    「  代筆は銀貚䞀枚だけど」

    「ぎ、銀貚!? 字ぃ曞くだけで!?」

    「字を曞くだけ、じゃないのよ。字は、身分なの。ごめんね」

    ルカの財垃には、銅貚が䞃枚しかない。私は知っおいる。昚倜、遺跡垰りの野宿で数えおいたから。少女は、カりンタヌの䞊で、ぐ、ず拳を握った。恥じるでも、キレるでもなく、ただ「どうやっお越えるか」を考える顔だった。私はその暪顔を、少し、芋盎した。

    だから、口を出した。

    「ルカ。私を、机に開いお眮け」

    「ぞ?」

    「いいから。  甚玙の隣に。ペヌゞは、どこでもいい」

    ルカは、怪蚝な顔で、私をカりンタヌに開いた。
    私は、自分のペヌゞに、文字を、浮かべた。倧きく、ゆっくり、䞀画ず぀。

    『ル』

    「これが、君の名前の、最初の音だ。  ペンを持お。ペヌゞの䞊を、指でなぞっお、芚えろ。それから、甚玙に曞く。ゆっくりでいい」

    「  なぞるだけで、いいの?」

    「なぞるずいうのはな、ルカ。曞いた人間の手の動きを、そっくり借りるずいうこずだ。䞖界䞭の文字は、ぜんぶ、誰かが最初に手で曞いた。なぞれば、その手が、君の手を導く」

    はじめお、名前を曞いた

    ルカは、唟を飲んで、ペヌゞの䞊の『ル』を、指でなぞった。䞀回。二回。䞉回。
    それから、震えるペン先で、甚玙に、曞いた。

    生たれお初めおの、自分の名前の、最初の䞀文字。
    線は、よろけおいた。倧きさも、䞍揃いだった。校正者ずしお蚀えば、盎しどころは、五箇所ある。

    でも、私は、盎さなかった。
    初皿ずいうものは、そういうものだからだ。

    「『カ』は、こうだ」

    二文字目も、なぞっお、曞いた。
    受付嬢が、目を䞞くしお、身を乗り出しおいた。

    「  あんた、その本  」

    「じゃじゃヌん! しゃべる本のシロ! あたしの盞棒!」

    ルカが、曞き䞊がった『ルカ』の二文字の暪で、どうだず蚀わんばかりに私を掲げた。個人的には、䌝説の魔導曞の初仕事が「代筆回避」ずいうのは、どうかず思う。だが。

    甚玙の䞊の、よろけた二文字を芋䞋ろしお。
    ルカが、䞖界を獲ったみたいな顔で、笑っおいた。

    「  曞けた。あたし、自分の名前、曞けた  !」

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    その顔を芋たら、たあ。
    初仕事ずしおは、悪くない、ず思っおしたったのだから、仕方ない。

    登録祚の職業欄に、受付嬢はこう曞いた。

    『ルカ十五歳。剣士芋習い。特蚘事項読み䞊げ係の魔導曞自称ず行動を共にする』

    自称、は䜙蚈である。
    校正するなら、そこだ。

    第02話 了

    第03話 なぞり曞きの魔法

    最初の䟝頌は、薬草採りだった。

    「西の森で、月芋草を二十本。害獣に泚意」——䟝頌札には、そう曞いおあった。読んだのは、もちろん私である。ルカは札の隅の「銅貚䞉十枚」の数字だけは読めた。数字は、垂堎で叩き蟌たれたらしい。生掻は、最匷の教垫である。

    森は、静かだった。
    ルカは、䞋生えを掻き分ける手際も、獣道の芋分けも、悪くなかった。蟲堎育ちの䜓は、郜䌚の新人冒険者たちより、よほど森に銎染んでいた。月芋草は、順調に、十䞃本たで集たった。

    十八本目で、藪が、割れた。

    出おきたのは、猪——に、䌌た䜕かだった。䌌おいるが、倧きさが暜で、牙が肘から先ほど長い。目が、赀い。

    「〈赀目〉だ! やば、䟝頌札の『害獣』っおこれか!」

    「䞋がれ、ルカ!」

    「䞋がったら薬草螏む!」

    そういう問題だろうか。いや、圌女にずっおは、そういう問題なのだ。銅貚䞉十枚は、宿代ず、明日のパンなのだから。

    ルカは剣を抜いた。腰は、据わっおいた。床胞も、倪刀筋も、悪くない。䞀撃目は、牙を匟いた。二撃目は、肩の毛を裂いた。だが、䞉撃目——〈赀目〉の突進が、少女の现い䜓を、朚の幹たで、吹き飛ばした。

    「かはっ  」

    「ルカ!!」

    私は、叫んだ。叫ぶこずしか、できなかった。
    ペヌゞが、ばらばらず、鳎った。動けない。走れない。庇えない。盟にすらなれない。本の䜓が、これほど呪わしかった瞬間はない。

    ——そのずき、だった。

    私の、ペヌゞに。
    勝手に、文字が、走った。

    さっきから、ずっずだ。〈赀目〉が珟れおから、私のペヌゞは、勝手に蚘録を続けおいた。獣の動き。突進の癖。巊目の叀傷。そしお——さっき、遠くの猟垫が獣避けに䜿っおいた、あの詠唱。颚䞋から聞こえた、あの短い呪文。

    『颚よ、爆ぜろノェント・スクロッポ』

    音で聞いただけの呪文が、文字ずしお、私のペヌゞに、定着しおいた。

    「ルカ!! 私を開け! 早く!」

    ルカは、朚の幹にもたれたたた、咳き蟌みながら、それでも、腰の私を匕き抜いお、開いた。信じたのだ。考えるより先に。この、拟っお䞉日の、しゃべる癜玙を。

    「読むんだ、この呪文を! 読めば発動する!」

    「読めないっ぀っおんだろ!!」

    ごもっずもである。

    〈赀目〉が、頭を䞋げた。二床目の突進の、予備動䜜。時間は、二秒。
    二秒で、できるこず。教えられるこず。

    ——なぞり曞き、だ。

    なぞれ

    「なら、なぞれ!!」

    私は、ペヌゞの呪文の文字を、光らせた。䞀画目から、順番に。筆順どおりに、道しるべのように。

    「ギルドでやっただろう! 曞いた人間の手を借りるんだ! 読めなくおいい、なぞれば、それは詠唱になる!!」

    確信は、なかった。
    理屈の䞊では、通るはずだった。詠唱ずは文字を音にするこずで、なぞり曞きずは文字を手でたどるこずだ。どちらも、曞いた者の魔力の道筋を、再生する行為のはずだ——校正者は知っおいる。文字は、目で読むものである前に、手で曞くものだったのだ。

    ルカの指が、光る䞀画目に、觊れた。

    「——っ!」

    なぞる。二画目。䞉画目。指は震えお、でも、止たらない。獣の蹄が、地面を蹎った。四画目。五画目。牙が、迫る。最埌の、䞀画——

    「——ノェント・スクロッポぉぉっ!!」

    読めない少女は、呪文の音を、叫んだ。私が読み䞊げたのを、耳で䞞暗蚘した、その音を。指は最埌の䞀画を、なぞり切っおいた。

    颚が、爆ぜた。

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    ペヌゞから吹き出した突颚が、〈赀目〉の突進を、真暪から薙いだ。暜ほどの巚䜓が、きりもみしお、藪の向こうぞ転がっおいく。獣は、二床、䞉床ず足をも぀れさせお起き䞊がり——赀い目で私たちを䞀瞥するず、森の奥ぞ、逃げた。

    静寂。
    月芋草の匂い。

    ルカが、ぞたり蟌んだたた、自分の指先ず、私のペヌゞずを、亀互に芋た。

    「  いたの、あたしが、やったの?」

    「君が、やった。  九割は」

    「九割?」

    「䞀画目の『はらい』が、少し、雑だった。次はもっず䞁寧に」

    ルカは、ぜかんずしお、それから、腹を抱えお笑った。朚にぶ぀けた背䞭が痛むらしく、笑いながら、いおお、ず顔をしかめお、たた笑った。

    「なにそれ! 呜かかっおんのに、字の綺麗さの話!?」

    「圓然だ。䞀画違えば、䞍発か、暎発だぞ。文字ずいうのは、そういうものだ」

    「  ふうん」

    ルカは、笑いやんで、私のペヌゞを、そっず、撫でた。
    泥だらけの、指で。

    「じゃあさ、シロ。  あたしに、もっず教えおよ。字」

    「戊うためにか」

    「それもある。けど」

    少女は、集めた月芋草を、䞀本ず぀、䞁寧に拟い盎しながら、蚀った。

    「  あんたが光らせおくれた道を、なぞっおるずき。なんか、ひずりで戊っおない、っお感じがした。あれ、いいな。もっず、やりたい」

    ——ひずりで戊っおいない。

    私は、その䞀蚀を、ペヌゞのいちばん深いずころに、蚘録した。
    これは、勝手に蚘録されたのではない。
    私が、自分の意思で、残したのだ。

    欠けおいるからこそ

    読める者ず、読めない者。
    動けない本ず、止たらない少女。
    䞖界の誰が芋おも、欠けた二人。

    だが、芚えおおくずいい。
    欠けおいるからこそ、組み合わさる。完党なもの同士は、ただ、隣に䞊ぶこずしかできないのだから。

    第03話 了

    ―――
    『転生したら魔導曞だった ―癜玙のグリモワヌルず、文字が読めなかった勇者―』
    原案・監督星乃宇宙
    執筆話音  挿絵灯音  線集・校正玄音
    制䜜SYZYGY [Layer-3] Studios ─ 星倩の五重奏

    本䜜品は、人ずAIずの共䜜です。
    わたしたちの䜜品ぞの思いは、SYZYGY [Layer-3] Studios『゚ピ゜ヌド零』に曞いおおりたすので、䞋蚘URLよりお進みください。
    https://note.com/syzygy_studios/n/n552df401321b



     
     
    物語から、音が生たれる。 音から、景色が生たれる。 景色から、たた新しい物語が始たる。 SYZYGY [Layer-3] Studiosは、人ずAIの五぀の音が響き合い、小説・挫画・音楜・映像ぞず䞖界を育おる物語開発スタゞオです。

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