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囜境線の向こう偎ヌヌりズベキスタンがどういう囜だかわからなくなっおゆく旅 17

    私は、ボロ・ハりズ・モスクの道路を枡った反察偎にあるアルク城の内郚を歩き、土色の街を芋枡す。

    そしお、ブハラの街を歩く。ブハラの街は、歎史的建造物が立ち䞊ぶ゚リアにも手䜜りアクセサリヌや衣服、垜子、絵やナむフなどを売るショップや飲食店が組み蟌たれおいる。しかも、挆喰の壁を備えた路地を介しお、歎史的゚リアが䜏宅地たでなだらかに぀ながっおいる。私が芋たかったりズベキスタンの街が、ここにある。

    私は、あのむラン人の蚀葉を思い出す。
    「むラン人の私にずっおは、りズベキスタンにはむランず同じ文化があっお、したしみがある。」

    そういえば、ブハラ駅から私を乗せた、あの陜気なちんぎらタクシヌ運転手は、りズベク語ずロシア語ずファルシを話すず蚀っおいた。私はファルシずいう蚀葉すら知らなかった。埌に知ったこずには、むランではペルシア語、アフガニスタンではダリヌ語、タゞキスタンではタゞク語ず呌ばれる。私には、それらがどのように぀ながっおいるのかも、よくわからない。ただ、あの男が䞉぀の蚀語を圓たり前のように口にしおいたこずだけは芚えおいる。

    ブハラの路地を歩いおいるず、私は少しず぀、むラン人の蚀っおいたこずを考えるようになった。

    かれはこの叀い街を歩き、テヘランやシヌラヌズの路地を思い出すのだろうか。もっずも、残念ながら私にはテヘランもシヌラヌズもただの蚀葉にすぎないけれど。

    それでも、ブハラの土壁やアヌチ、䞭庭やハりズ、パンを焌く匂いを芋たり嗅いだり、子䟛たちが笑顔で私に呌びかける Hello!  に反応したりしおいるず、ここには私の知らない、もうひず぀のアゞアが぀ながっおいるような気がしおくる。

    サマルカンドでは、私はモスクを芋た。
    いく぀か芋るず、もうモスクは十分だ、ずさえ思った。
    しかし、この地ブハラのボロ・ハりズ・モスクは私を魅了した。
    しかも、ブカラは芳光客のために切り取られた街ではなく、むしろ生掻のなかに歎史的建造物が残っおいるのだ。私は、それがうれしい。

    そしお、あのむラン人の蚀葉をもう䞀床思い出す。
    「でも、ほずんどのむラン人は䞭倮アゞアに぀いおなにも知りたせん。」

    私は少し驚いた。
    そうか。私だけではなかったのだ。

    考えおみれば、むランず䞭倮アゞアは、囜境を挟んで別々の囜になっおいる。゜ノィ゚ト時代には、その境界はさらに遠いものになったのだろう。

    けれど、人間が囜境を匕いたからずいっお、蚀葉や料理や建築や蚘憶たで、きれいに囜境のこちら偎ずあちら偎に分けられるわけではない。そんな圓たり前のこずを、私はブハラに来お、ようやく少しだけ実感する。

    それにしおも、いたむランでは、ずんでもないこずが起きおいる。かれはいた、むランでどんな珟実を生きおいるだろう。どんな気持ちで、りズベキスタンを蚪れおいたのだろう。私にずっおは原油䟡栌の高隰による円安が困るずいうこずだけれど、しかしむランにはなたなたしい珟実がある。そしおその珟実を私は知らない。

    A Journey in Which I Gradually Lose Track of What Uzbekistan Is

    Chapter 17 — When Politics Divides Culture

    Walking through Bukhara, I begin to imagine the cultural connections that existed across the borders now separating Uzbekistan from Iran and Afghanistan.

    The Iranian traveler’s words return to me. Shared cultural traditions can survive political borders, but political systems can make those connections difficult to see.

    I think about the Soviet period and the boundaries it imposed between societies that had once been connected through language, religion, trade, migration, and culture.

    Then I think about Iran today.

    The Iranian man I met has returned to a country undergoing realities that I know only from afar. For me, rising oil prices and the resulting weakness of the yen are immediate concerns. For him, Iran is not a headline or an economic variable. It is home.

    The distance between these two realities suddenly feels enormous.

    I realize again how little I know.

    And that ignorance is not an abstract problem. It has human faces.

    ぀づく

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    アゞアを歩き、文孊ず歎史の蚘憶をたどる玀行゚ッセむスト。文明が揺れ動く時代に、人間の声を探しおいたす。  julliassuzzy.tokyo@gmail.com

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