物語 × 音楽 × 新表現 × 歴史・地域文化 | Sumi Kazamaが選ぶ、気になる3人のクリエイターへ | 『恩送り』のバトン受け取って
先日、noteの共同マガジンを運営されているLaLaLaさんから、ひとつのバトンをいただきました。
「ペイ・フォワード(恩送り)」のバトンです。
LaLaLaさんの「ペイ・フォワード(恩送り)プロジェクト」企画記事 リンク
誰かから受け取った好意を、その人に返すだけではなく、別の誰かへ送っていく。
そして、その誰かがまた次の誰かへ送る。
そんなふうにして、応援を循環させていこうという試みです。
LaLaLaさんから、
「風間さんが紡ぐ壮大な物語と情熱が、このプロジェクトを通じてさらに多くの読者やクリエイターへ循環し、新たな交流の花が咲くことを楽しみに託させていただきます」
という言葉とともに、バトンをいただきました。
さて。
誰に渡そうか。
少し考えました。
フォロワーの多い人。
すでに多くの人に知られている人。
人気の記事を書いている人。
もちろん、そういう選び方もあります。
でも今回は、違う基準で選ぶことにしました。
「もっと、この人の文章や作品を読んでみたい」
そして、
「いつか何かが交差するかもしれない」
そう感じた3人です。
不思議なことに、選んでみると、私自身がいま取り組んでいるSumi Kazama Projectとも重なりました。
歴史。
地域。
そして音楽。
今日は、この3人へバトンを送ります。
1.古墳から、まだ見えていない古代を考える
「古墳時代史解題」さん
私自身、いま「邪馬台国、その先へ。」という連載を書いています。
邪馬台国はどこにあったのか。
もちろん、それも面白い。
しかし最近、私がそれ以上に興味を持つようになったのは、
「邪馬台国のあと、九州とヤマトはどうつながっていったのか」という問題です。
そんな中で気になったのが、「古墳時代史解題」さんの記事でした。
特に興味深かったのが、
五ヶ瀬川と宮崎の古墳についての考察です。
川は、単なる地形ではありません。
人が移動する。
物が運ばれる。
文化が伝わる。
そして、その流域に権力が生まれる。
私が物語『Lost Light 失われた光』を書くために何度も訪れた高千穂も、五ヶ瀬川の上流にあります。
さらに「古墳時代史解題」さんは、高千穂と宇佐神宮、大神氏(三輪氏)との関係にも目を向けています。
興味深いのは、私と同じ結論を出しているわけではないことです。
むしろ違う。
だからこそ面白い。
古代史は、同じ資料を見ても違う景色が見える。
その違いを排除するのではなく、並べてみることで初めて見えてくるものがあるのではないでしょうか。
▶︎ 「古墳時代史解題」さん
2.邪馬台国を「地域の物語」に変える
「ヒタヒミコプロジェクト【公式】」さん
邪馬台国論争というと、
九州説か。
畿内説か。
そんな二択になりがちです。
ところが九州説の中にも、たくさんの説があります。
そのひとつが「日田」です。
「ヒタヒミコプロジェクト」さんは、大分県日田市を舞台に、独自の邪馬台国像を発信されています。
私が惹かれたのは、説そのものだけではありません。
歴史を研究して終わらせない。
デザインする。
物語にする。
本にする。
そして地域へ返していく。
そこです。
私自身も『Lost Light 失われた光』という小説を書きながら、音楽を作り、映像を作り、高千穂や九州各地を歩いてきました。
だから、この活動にはどこか共感するものがあります。
日田から見る邪馬台国。
日向から見る邪馬台国。
答えは違っていいと思っています。
むしろ九州のさまざまな場所から、それぞれの歴史を掘り起こしていく。
その先で何かがつながったら、もっと面白い。
歴史は過去の話だけではありません。
地域の未来をつくる材料にもなる。
そんな可能性を感じさせてくれるプロジェクトです。
3.AIで「本物らしい音」をどこまで作れるのか
「OK Standby」さん
そして3人目は、歴史から一転して音楽です。
OK Standbyさん。
Sunoを使いながら、BluesやJazzなどの音楽制作をされています。
私も音楽制作では、AIと共創しています。
ただし、どんな楽器を使うのか。
どんな演奏スタイルなのか。
世界観は?どの時代の空気なのか。
ボーカルは?どんな距離感で歌うのか。
最後にはDAWや映像編集まで含めて、ひとつの作品に仕上げていきます。
OK Standbyさんの記事を読んでいると、同じように、
「AIをどう使えば、頭の中にある音へ近づけられるのか」
を試行錯誤されていることが伝わってきます。
私はこれまでEDMを中心に制作してきましたが、最近はJazzへ大きく踏み出しました。
『Velvet』(アルバム Transit)では1950年代を思わせるJazz。
そして現在制作している『CROSSFADE』では、JazzとEDMをひとつの曲の中で交差させています。
古い音楽と、新しい技術。
一見すると正反対です。
でも、新しい技術を使うからこそ、過去の音楽をもう一度違う角度から見直すこともできる。
OK Standbyさんの実験を読みながら、そんなことを考えました。
▶︎ OK Standbyさん
なぜ、この3人だったのか
記事を書きながら、ようやく気づきました。
私は3人を紹介しているつもりでした。
ところが、並べてみると、
歴史。
地域。
音楽。
どれも、私自身がいま取り組んでいることでした。
でも、見ている方向はそれぞれ違う。
だから面白いのだと思います。
創作というものは、同じ考えの人だけが集まっても、なかなか遠くへは行けません。
違う場所に立っている人。
違う方法を試している人。
違う答えを持っている人。
そういう人たちと、ある日突然、一本の線がつながる。
そこから新しいものが生まれることがあります。
25年以上、地域から映像や物語を発信してきて、私は何度もそんな瞬間を見てきました。
今回いただいた「ペイ・フォワード」というバトンも、もしかすると、
そんな一本の線になるのかもしれません。
次の3人へ
「古墳時代史解題」さん。
「ヒタヒミコプロジェクト【公式】」さん。
「OK Standby」さん。
突然のご紹介で驚かれたかもしれません。
これは、LaLaLaさんから私へ届いた「ペイ・フォワード(恩送り)」という小さなバトンです。
もちろん、無理に次へ渡す必要はありません。
でも、もし、
「この人の記事を、もっと多くの人に読んでもらいたい」
と思うクリエイターがいらっしゃったら、その気持ちをまた誰かへ送っていただけたら嬉しく思います。
私からのバトンは、ここまで。
この先、どこへ向かうのか。
少し楽しみにしています。
そして最後に。
この機会をくださったLaLaLaさんへ。
素敵なバトンを、ありがとうございました。
【追記】
この記事をLaLaLaさんが紹介!!⬇︎⬇︎
ありがとうございました。

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【Lost Light – IYO Global MV Project 制作ノート】 小説・EDM・AI映像・多言語展開を、企画・演出・制…
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