就職率約3割?ー東京藝大・多摩美・武蔵美生の卒業後の進路【2024年】
「美大を出たら就職できるの?」「大学院に進む人はどのくらい?」
そんな疑問に答えるために、東京藝術大学・武蔵野美術大学・多摩美術大学の2024年度(2025年3月卒業)進路データを整理しました。
大学別の進路状況
東京藝術大学(藝大)
学部卒業生:234名
就職 41/非常勤・自営 45/進学 114/教職 0/その他 34大学院修了生(修士):412名
就職 128/非常勤・自営 112/進学 61(博士等)/教職 13/その他 98
👉 藝大は学部から大学院に進む割合が非常に高く、学部卒業生の約半数(49%)が進学しています。

武蔵野美術大学(武蔵美)
学部卒業生:1,121名
就職 548/進学 145/その他 428(作家活動・フリー含む)大学院修了生:314名
就職 113/進学 13/その他 188
👉 武蔵美は就職が中心(約49%)ですが、作家活動やフリーを含む「その他」も約38%と一定数存在します。

多摩美術大学(多摩美)
学部卒業生:979名
就職 501/作家・フリーランス 66/進学 116/臨時雇用 21/その他(継続・準備・未報告等)275大学院修了生:171名
就職 89/作家・フリーランス 18/進学 9/臨時雇用 4/その他 51
👉 多摩美は学部卒業生の約51%が就職しており、3つの大学の中では最も「企業就職」色が強い大学です。
(世の中一般の大学の就職率は98%なのでそれと比べるとかなり低いですが)

3大学合同データ(人数合算)
学部(合計 2,334名)

就職:1,090名(46.7%)
自営・非常勤・フリー:111名(4.8%)
進学:375名(16.1%)
教職:0名(0%)
その他(就活継続・未定含む):758名(32.5%)
大学院(合計 897名)
就職:330名(36.8%)
自営・非常勤・フリー:130名(14.5%)
進学(博士など):83名(9.3%)
教職:13名(1.4%)
その他:341名(38.0%)
まとめ:美大生の進路は「多様性」が特徴
学部卒業後は「就職」が約半数
多摩美・武蔵美は50%前後が就職、藝大は進学者が多く就職は2割弱。藝大は進学中心
学部の約半数が大学院へ。研究や制作を深めたい学生が多いのが特徴です。フリーランス・作家活動も一定数
多摩美は7%前後、藝大は2割弱が「作家・自営」を選択。大学院修了後は二極化
「就職37%」と「その他38%」で拮抗。修士を経て安定志向か作家活動志向か、大きく分かれています。
結論
美大生の進路は「就職一択」ではなく、就職・進学・作家活動・フリーランス・教育など多様な道があります。
安定志向なら就職や教職
専門性を深めたいなら大学院進学
自己表現や独立志向なら作家・フリーランス
データからも、その多様性がはっきりと見えてきます。
✍️ 次回は、この合同データを分析し、それぞれの進路割合を詳しく見ていきます。
※こちらの記事は2024年の大学発表のデータを参照して制作しています。
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