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「信用取引ってそもそも何?」④

    「信用取引ってそもそも何?」④

    【第4話】 1000円買い → 900円売りヘッジの例
    —損失をフリーズして、別の資金でゆっくり取り返す—

    ==========
    株式信用取引は「難しそう」「危険そう」というイメージが強いですが、
    実は“構造”を理解すれば、初心者でも安全に使える場面があります。
    この連載では、信用取引の仕組みやヘッジの考え方を、
    できるだけやさしく、少しずつ解説していきます。
    ==========

    ■ まずは、1000円で買った株があるところから

    あなたは、資金の1/5を使って株を買い、
    1000円で買いを持っているとします。
    ところが、株価が下がりそうで不安になってきました…。

    そんなときに使えるのが、
    「売りヘッジ」 という守りの技です。

    あなたは、5個に分けた資金のうち、2/5を使って
    900円で売りヘッジ を入れることにします。
    (分数の5分の1、5分の2ではなく、番号と思って下さい。①/5、②/5)

    ① 買い:1000円(資金1/5) ② 売り: 900円(資金2/5)

    この2つをワンペアにすると、
    この先、株価が上がろうが、下落しようが、
    “含み損がほぼ凍結された状態” が生まれます。

    ■ 株価が800円まで下がったらどうなる?

    ● 買い(1/5の資金)
    1000円 → 800円 = -200円

    ● 売り(2/5の資金)
    900円 → 800円 = +100円

    結果として、
    損失はだいたい -100円前後になります。

    ■ なぜ損失が“止まる”のか
    ヘッジを入れた時点での含み損は、

    1000円 → 900円 = -100円

    この -100円が、
    株価が上がっても下がってもほとんど変わらなくなるからです。
    だから、
    「損失がゼロになったみたい」
    と感じる人も多いんですね。

    ただし、

    • 買いと売りの価格差、手数料や金利、
       貸株料などがつくので、完全にゼロにはなりません。

    ■ 応用:フリーズしたまま、別の資金で取り返す

    ここからが、今回いちばん伝えたい部分です。
    あなたは資金を5つに分けているので、

    ① 買い(1/5)
    ② 売りヘッジ(2/5) ①②エントリー済(ワンペア)
    ----------
    ③ キャッシュ(3/5) 未使用の資金
    ④ キャッシュ(4/5) 未使用の資金
    ⑤ キャッシュ(5/5) 未使用の資金

    このうち、
    ①+② で含み損がフリーズされています。
    残りの ③〜⑤の(3つのキャッシュ) が
     自由に使える“挽回の資金”になります。                                                                                                                               

    ■ ロックされた損失が -100円 の場合
    含み損ロック:-100円
    この -100円は、株価がどう動いてもほぼ変わりません。

    ■ ③〜⑤のキャッシュで利益を積み重ねる
    残りの3つの資金を投入して、

    • 小さなデイトレ あるいは

    • リバウンド狙い あるいは

    • 板の厚い銘柄での短期売買 などを行い、
      +20円、+30円、+50円… と少しずつ利益を積み上げていきます。
      合計で +100円+α の 利益を積み上げることが出来た時に、

    フリーズされた -100円の含み損 を決済して 
     -100円の損失を確定すれば、
    少しずつ積み上げた利益  +100円(+α)
     と合わせて ±0円(+α) になっている。

    つまり、
    含み損を“実質的に”解消できる わけです。

    ■ この運用の良いところ

    • 含み損が増えないので、心が落ち着く

    • 焦って損切りしなくていい

    • キャッシュが3つあるので、無理せず、すこしずつ利益を積める

    • 最終的に含み損を取り返せる

    • 相場の荒れに振り回されなくなる
      つまり、
      ヘッジは「損失を止める技術」であり、
      “時間を買う技術”でもある
      ということなんです。

    ■ 今回のまとめ

    • 1000円買い → 900円売りで、損失は凍結される

    • 完全ゼロにならないのは、価格差とコスト(金利、貸株料)のため

    • 資金1/5の買い+2/5の売りで“フリーズ”ができる

    • 残りの3つのキャッシュで利益を積み重ねて、含み損を取り返せる

    • ヘッジは「守りながら攻める」ための大切な技術

    <次回は>
    今回は、含み損が出来た時の対処の仕方お伝えしました。
    次回はヘッジの使いどころを紹介したいと思います。

    信用取引を不安に思っていらっしゃる方に向けて、
    含み損を対処する方法を先にお示ししていますが、
    将来は、別シリーズにて
    含み益を積み上げていく方法もお伝えしていきたいと思います。

    ではまた。

    • 第1話です。よろしかったら、どうぞよろしくお願いいたします。

    https://note.com/stock_style_640/n/naed1f89fecc1
    「信用取引ってそもそも何?」①

    https://note.com/stock_style_640/n/nd93dc8522516
    「信用取引ってそもそも何?」①.5

    • 第2話です。よろしかったら、お願いします。

    https://note.com/stock_style_640/n/nd8f86271ea48
    「信用取引ってそもそも何?」②


    直前の第3話です。こちらもお願いします。
    「信用取引ってそもそも何?」③|アトレ

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    ・2026年6月末、会社卒業。 ・オーバーアラカン。 ・2026/9/23 資産運用検定3級 ・お金を積み立てる時間はない。 ・デイトレ“あとれすとスタイル"でリターンを積み重ねる。 ・戦国武将転生:五分割直景(ごぶんかつなおかげ)  (クリエイター図鑑#040)

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