
「信用取引ってそもそも何?」①.5
── 信用口座を開くために知っておきたい“保証金”の仕組み**
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株式信用取引は「難しそう」「危険そう」というイメージが強いですが、
実は“構造”を理解すれば、初心者でも安全に使える場面があります。
この連載では、信用取引の仕組みやヘッジの考え方を、
できるだけやさしく、少しずつ解説していきます。
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前回、
「信用取引は“借り物”を使う取引なんだ」というところまで
お話ししました。
今回は、その“借り物”を使うために必要な
保証金(ほしょうきん)の仕組みを、
ゆっくり説明していきます。
■ 信用取引を始めるには「信用口座」が必要です
現物取引とは別に、証券会社に、
信用取引専用の口座を開く手続きが必要になります。
初心者の方が気になるのは、きっと次の点ですよね。
何が必要なの?
どういう仕組みなの?
なんで審査があるの?
その答えの中心にあるのが、これから説明する 保証金 です。
■ 信用口座には「保証金」というルールがある
信用取引は“借り物”を使う取引なので、
証券会社は投資家に対して
「担保(たんぽ)」=保証金 を求めます。
やさしく言うと、
「あなたが借りたお金や株が返せなくならないように、
あらかじめ一定のお金を預けてくださいね」
という仕組みです。
■ 保証金のイメージ
たとえば、レンタカーを借りるときに
「免責補償」や「保証金」を預けることがありますよね。
あれと同じで、
“借りる”には必ず担保が必要 という考え方です。
ここまで理解できれば、信用取引の土台がほぼ見えてきます。
そして実は、この
保証金を預けて
その何倍かの取引を行う
という仕組み全体のことを
“証拠金取引(しょうこきんとりひき)” と呼びます。
つまり、信用取引は
「証拠金を活用して行う、取引のひとつ」なんですね。
■ 信用取引の保証金には2つの数字がある
ここから少し専門的になりますが、ゆっくり進めます。
●① 必要保証金
信用取引を始めるために必要な最低額。
代表的な証券会社は、30万円以上が必要とされますが、
実際に信用取引を始める際には50万円程度以上は
準備しておきたいです。(追証の心配を低くするためです)
●② 保証金率
建玉(たてぎょく=持っている信用ポジション)に対して、
どれくらいの担保があるかを示す割合。
かみ砕いて言うと、
「借りている金額に対して、どれくらい余裕があるか」
を表す数字です。
たとえば保証金率30%とは、
「100万円分の取引をしているなら、30万円以上の担保が必要」
というイメージです。
■ 保証金率が下がると「追証」が発生する
ここは初心者が最も不安になる部分なので、
やさしい言葉で説明します。
株価が下がると、
買いポジションの価値が減り、保証金率も同じように下がります。
そして、保証金率が一定ライン(一般的に30%)を下回ると、
「担保が足りなくなったので、追加でお金を入れてください」
という通知が来ます。
これが 追証(おいしょう) です。
※ 大事な事 ※
証券会社によって、入金までの制限時間が設定されていますが、
翌日までに入金しなければならない場合がほとんどです。
お金をすぐに準備しなければならず、ストレスが強いです ※
■ まとめ
信用取引は“借り物”を使う取引なので、
その安全装置として 保証金 があり、
その仕組み全体を 証拠金取引 と呼びます。
この土台を理解しておくと、
次に説明する「ヘッジ」や「損失の固定」の話が
ぐっとわかりやすくなります。
■ 次回予告
次回は、いよいよ
「ヘッジって何?」
というテーマに進みます。
含み損が増えないようにする方法
なぜ“損失ゼロに見える”のか
初心者でも使える場面
こうした内容を、ゆっくり丁寧にお話しします。
むずかしい専門用語は使わず、
気楽に読めるように進めていきたいと思います。
ではまた。