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【】倜のサむ゚ンスミュヌゞアムからの脱出【理科謎解き小説】

    å…š10話の理科謎解き小説、第話です。

    前回たでのあらすじ
     倜の科孊通からの脱出を目指しお、今たで解いた謎を振り返っおいるこはるずキュヌノ。
     物理の郚屋ず化孊の郚屋の謎から、分子暡型を぀芋぀けるが、理科が埗意なキュヌノにも分子の正䜓はわからない。
     モダモダした気持ちになりながらも、人は次の展瀺宀に向かう。

    前話はこちら↓



    「生物の展瀺宀の謎は  えヌず、発酵食品クロスワヌドだったよね」
     こはるが思い出しおいる間に、キュヌノが謎の右䞋に手を圓おお枩めおくれた。
    「ありがずう、キュヌノくん」
     䟋によっお出おきた文字を、こはるずキュヌノはじっず芋る。

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    「『䜿わなかった食品をあいうえお順に䞊べ、文字目を読め』
     䜿った食品はどれだったっけ」
    「メモを芋おみよう」
     キュヌノはリュックから、謎を解いたずきにメモしたプリントを取り出す。
    「䜿ったのは、カマンベヌルチヌズ、ペヌグルト、みりん、ビヌル  」
     キュヌノが順に読み䞊げる。こはるは、謎に曞いおある食品の名前を芋ながら、䜿った食品を頭の䞭で消しおいく。
    「䜿わなかったのは、ブルヌチヌズ、米酢、パン、ワむンだ」
     
    「なるほど」
     キュヌノは、プリントを近くの展瀺ケヌスの䞊に眮き、ノヌトを開いた。぀の食品名を、ノヌトにあいうえお順に䞊べお曞いおいく。
    「文字目を読むず  『めんるい』」
     キュヌノが叫ぶ。

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    「あっ、さっきの食品サンプル」
     こはるは、さっきも芋た、ラヌメンやうどんの食品サンプルが眮いおあるコヌナヌに向けお走る。
     味噌ラヌメンのサンプルに思い切っお觊れるず、麺の郚分が簡単に倖れるようになっおいる。
     麺を取り倖したその䞋に、分子暡型が入っおいた。
    「芋お、キュヌノくん」
     こはるは、芋぀けた分子暡型をキュヌノのずころに持っおいく。
     

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    「たた新しい分子か。うヌん、正䜓がわかればなぁ  」
    「やっぱりキュヌノくんでもわかんないか。
     あっ、でもさっき芋぀けた、぀の分子の共通点はこの぀目にもあるよ」

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    「ほんずだ。぀の分子すべおには共通点があっお、それ以倖の郚分がそれぞれちがう  」
     キュヌノは、぀の分子暡型をじっくりず芳察した。ぜ぀りず呟く。
    「先生。もし、もしさ  次の郚屋も芋お、たた぀目の正䜓䞍明な分子暡型が出おきお、それでも䜕もわからなかったらどうしよう」
     こはるは思わずキュヌノを芋た。キュヌノは分子暡型を芋たたたで、目は合わない。それでも、
    キュヌノくんが、匱気になっおる  
     い぀も孊校では誰ずも矀れず、堂々ず䞀人で過ごしおいるキュヌノが、こんなふうに匱々しく『先生』ず呌ぶなんお。
    「オレのせいで、先生たでこの䞖界から出られなくなったら  」

    「倧䞈倫だよ!!」
     こはるは、出せる䞭で䞀番明るく元気な声を出しお、キュヌノの肩をばしばし叩いた。キュヌノはこはるを芋䞊げる。うっすら涙目にも芋える。
    党然倧䞈倫なんかじゃないし䜕の根拠もないけど、それでも、今『倧䞈倫』っお蚀えなかったら、わたしは先生じゃない――
     こはるは、目に力を入れおにっこりず笑顔を䜜った。
    「もしも䜕もわからなくおも、぀の展瀺宀のどこかにヒントがあるかもしれないよ。
     そしたら、䞀緒に展瀺宀を回っお勉匷しながらヒントを探そう」
    「  うん」
     キュヌノは目元をぬぐうず、小さく笑っおみせた。
    「家に垰るたでが匕率教垫の仕事だもんね。先生、ちゃんず匕率しおよね」
    「ふふ。よし、䞀緒に家に垰るたでがんばろう」
     こはるはこぶしを突き䞊げた。
    「次は、地孊の展瀺宀だね」
     
     地孊の展瀺宀では、倩井から吊り䞋げられた雲のパネルが二人を出迎えた。

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     この状況にも暗雲が立ち蟌めるこずにならないずいいけど  
     無事に元の䞖界に垰っお空に浮かぶ本物の雲を芋られたすように。そう、こはるは雲に願った。
    「この謎は、たしか、コママンガの吹き出しを雲の名前に圓おはめお解くんだったよね」
     こはるが呟いおいるず、謎に手を圓おおいたキュヌノが振り向いた。
    「先生、次の文字だ」

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    「『セリフの䞋線郚を逆に読め』」
    「あっ、これは簡単かも」
     こはるが、謎を指さしながら説明する。
     
    「぀の吹き出しのセリフが、それぞれ『らんそううん』『せきうん』『せきらんうん』に察応しおたよね。
     だから、䞋線郚にあたる文字を読んでいくず、
     『だれのずけい』の、文字目で『けい』
     『わたしの』の、、文字目で『たしの』
     『すぐもっおく』の、、文字目で『すぐ』『お』
     ぀なげお、『けいたしのすぐお』  意味になっおないような」
     銖をかしげるこはるに、文字をノヌトにメモしおいたキュヌノが蚀った。
    「これを逆に読むんだよ答えは『おぐすのしたいけ』だ!!」

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     答えを元気よく告げたキュヌノだったが、たちたち怪蚝そうな顔をする。
    「先生、おぐすっお䜕」
    「テグスっおいうのは、ビヌズ工䜜ずかに䜿う透明な糞みたいなもので、えっず  」
     適圓な䟋がないか、こはるは蟺りを芋回す。
    「あっ、ほら、ちょうどあれみたいな」
     こはるは、雲のパネルを吊り䞋げおいる透明な糞を指さしおから、自分で気づく。
    「えっ、もしかしお『テグスの䞋』っおあの䞋っおこず」
    「なるほど」
     
     様々な皮類の雲のパネルはほずんどがワむダヌで吊り䞋げられおいるが、぀だけ、ワむダヌではなくおテグスが䜿われおいるものがあった。
    「局雲だけ、テグスでぶら䞋がっおる」
     二人は、局雲のパネルの䞋に行っお、パネルを芋䞊げた。
    「あっ、裏に䜕か぀いおるよ。封筒かな」
     局雲のパネルは䞀番䜎い䜍眮にあり、こはるが思い切り手を䌞ばせばなんずか届きそうだ。こはるが軜くゞャンプしおパネルを぀かむ。テグスはもずもず现工がしおあったのか簡単に切れ、封筒が付けられたパネルが手元に残った。
    「あれ、さっきたでの封筒ずちがっおなんだか薄いね」
     封筒に入っおいたのは、折りたたたれた玙だった。こはるが䞁寧に広げるず、どうやらポスタヌのようだった。

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    「アミノ酞かぁ  。『ヒトを含む生物の䜓を぀くっおいるタンパク質は、アミノ酞が結び぀いおできおいる』だっお」
     キュヌノが呟くず、こはるがあっず声を䞊げた。
    「キュヌノくんさっき、぀の分子に共通しおるっお蚀っおた郚分だよ」
     その郚分は、ポスタヌで『アミノ基』『カルボキシ基』ず曞かれおいる。
    「えっ」
     キュヌノは、぀の分子暡型をポスタヌず芋比べた。
    「ほんずだ。ずいうこずは、この分子はアミノ酞だったんだ」
     
    「えヌず。最初に芋぀けたのがグルタミン酞。次は、茪っかが぀いおる  えっず、チロシンだね」
    「最埌に芋぀けたのがリシン、か」
     ひずたず分子の正䜓はわかった。しかし。
    「ここから、どうしたらいいんだ  」
    「うヌん」
     キュヌノは、䜕かヒントがないか、今たでメモを残したノヌトをぱらぱらずめくった。
    「あっ」
     ノヌトのペヌゞの間から䜕かが萜ちる。
     こはるが拟い䞊げたそれは、カむリが残したカヌドだった。こはるは、䜕気なくカヌドを芋る。
    『䞇が䞀が芋぀かるのならば、手に入れおみろ』
    「かぁ。鍵っおこずかな。どうしおここだけ英語なんだろうね」
     キュヌノは今たでの蚘憶をたどるように目を閉じた。
    「぀のアミノ酞  だけ英語  手に入れる  」
     ぱっちりず目を開けたキュヌノは倧きくうなずき、こはるに埗意げな笑みを芋せた。
    「先生、わかったよ!!」


    第9話に぀づく


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