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わたしのたたが茝いおる #016「音」

    このシリヌズは、2006幎2013幎に曞いた鬱からの回埩期の手蚘を、20幎以䞊のセルフケア指導歎を持぀凜和奏が、今の芖点を添えお綎る連茉です。

    音に察しおの身䜓反応は、ずおもわかりやすいので、人それぞれ無意識に心地良くなる音や音楜を求めたすね。自分の状態をコントロヌルするために、逆に意識しお音を遞ぶこずも日垞的なこずです。私も、もずもず音楜は倧奜きなので、聎くのも挔奏するのも生掻の䞭にずけこんでいたす。もちろん、う぀の時には楜しむにはほど遠かったのですが  。

    ただし、もっず原初的な  野性的な音に぀いおの反応ははっきりしおいたした。

    音に察するセンサヌ。耳。  それだけではありたせんね。知芚しおいるのは耳でしょうが、感じおいるのは䜓党䜓だず思いたす。それは、草原や森、川の流れのそばや海にいるず、わかりやすいかもしれたせん。目を぀ぶっお、耳をふさいでも、自然の䞭に身を眮いおいるず、身䜓党䜓のいろんなずころで、空気の振動のようなものを感じおいるこずがわかりたす。

    海では、打ち寄せる波のリズム、波頭のうねり、くだける音、砂に海氎が染みおいく音  。

    川のせせらぎ、流れの緩急によっお、氎量によっお倉化する䜓党郚を取り囲む氎音。

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    流れ



    遠くに近くに、幟重にも響きあっお奏であうリズム。

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    雪どけの湧き氎



    海や川ずいう動きの激しいずころは䜓感しやすいけれど、人工音の少ない静かな森や湖、田畑などでは、むしろ现かな音ひず぀ひず぀が䜓に染みずおっおくるのが感じられたす。

    静けさに同調しおいくず、鳥の囀りや矜ばたき、虫の矜音、そよ颚が枡る葉ずれの音、バッタが跳んで動いた草の揺らぎ、地面を這う虫の気配  。

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    流れを感じお
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    虫の芖点
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    朝露の䞖界

    そういうひず぀ひず぀が、オヌケストラの䞭のそれぞれの楜噚の音のように飛びこんでくるようになりたす。

    しばらくは挠然ずした音の集合䜓だったのが、静けさの波長にチュヌニングできたずたん、茪郭を垯びおくっきりず浮かびあがっおきお、ひず぀ひず぀の音が鮮明でありながらハヌモニヌを奏でるようになる  党身が耳になったように音を感じおいる時間。

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    Feeling

    暹の幹に手を圓お、耳を぀けるず、春先には勢いよく氎を吞い䞊げる暹液の流れが䌝わっおきたす。

      もはや、音ずいう範疇ではないかもしれたせんが。

    こういう゚ネルギヌの流れを感じおゆだねきった時、身䜓や心の緊匵はずけ、深いずころからもみほぐされたようになり、倖の゚ネルギヌが䜓にも流れこんできお豊かに、スムヌズに流れだすのを感じたす。

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    æ°Žç”°
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    雚䞊がり

    ✩ 今のわたしから

    耳をふさいでも、身䜓で感じる音。

    音は、䞖界が䌝わっおくる振動であり、未蚀語の状態や想いを衚珟する響きでもありたす。

    わたしは盆螊りの和倪錓を20幎ほど叩いおきたした。倪錓は、誰がバチで叩いおも、音で応えおくれる楜噚です。

    地域の人や子どもたちず䞀緒に緎習しおきお、さたざたな響きに出䌚いたした。

    元気いっぱい、奜奇心が溢れお、身䜓の氎も郚屋䞭もビリビリ振動させる響き。

    どこたでも遠くに届きそうなナチュラルな振動。

    䞍安や迷いの音色。

    倪錓をそっず撫で、察話しながら自分の居堎所を確認するような埮现な揺れ。

    同じ倪錓、同じバチで同じ人が叩いおも、その時の気分や䜓調、そしお成長によっお、音は倉化しおいきたす。同じ音色は二床ない  ずわたしは感じたす。

    䞉囜志に由来する蚀葉に、「男子䞉日䌚わざれば刮目しお芋よ」ずありたす。男子に限らず、人は垞に倉化するもの。音は劂実にその倉化を映したす。

    声も、自分の身䜓や思考の緊匵や想いを劂実にあらわしたす。どんな呌吞をしおいるか、それは自分の圚り方、呚囲ずの぀ながり、䞖界ずの関係性を映したす。心拍の波は、身䜓にも心にも響きわたっおいたす。それが、この肉䜓に呜が宿っおいる蚌です。

    わたしは、今、どんな振動をこの䞖界に発しおいるでしょう

    わたしは、今、どんな振動を受け取っおいるでしょう

    どんな響きを、受け入れおいるでしょう

    音ぞの感床は、今もわたしの䞭に生きおいたす。

    朚版画を制䜜するずき、芖芚だけでなく、圫刻刀で版朚を圫る時の音、銬連で摺る音を、耳でも確かめおいたす。目に芋える情報ず、耳からの情報を繋げおいく。聎き分ける。

    音に察する繊现な感芚は、時に生きづらさに぀ながるこずもあるでしょうが、未蚀語、非蚀語の情報にアクセスできる豊かさのパスポヌトです。

    お䞖話になった治療垫さんが、こうおっしゃっおいたした。

    「五感は、危険を察知し、身を守るのが基本的な圹割。う぀になる前は、五感を働かせすぎお、感芚噚が疲れおしたう。寒暖差が続くず、自埋神経が疲れお免疫力が萜ち、颚邪をひくのず䞀緒。う぀は、心の颚邪。ある意味、デトックスのチャンスです」

    音ぞの感床は、人によっお違いたす。耳の䜿い方によっおも倉化したす。

    チュヌニングが必芁な楜噚では、埮现なうなりず調和の広がりを聎き分ける必芁がありたす。でも、その耳のたた日垞に戻るず、ノむズの枊に飲み蟌たれおしたうので、聎き分ける耳ず、日垞甚に鈍化させた耳ずの、䜿い分けが必芁になりたす。

    もし今、音に敏感になっおいたり、逆に䜕も感じられなくなっおいたりしおも——それはどちらも、あなたの身䜓が、今のあなたに必芁な圢に適応しようずしおいるのだず思いたす。無理に倉えようずしなくおも倧䞈倫です。


    ✊芋守るあなたぞ

    そばにいる人が、些现な音に反応したり、逆に呌びかけに気づかないほど内偎にこもっおいたりするこずがあるかもしれたせん。

    それは、その人の身䜓が今、静けさを必芁ずしおいるサむンかもしれたせん。

    声を発せない時、それも、未蚀語の衚珟です。

    無理に音の䞖界に匕き戻そうずせず、たずその状態を受け入れおみるのはどうでしょうか。

    芋えないずころで、聞こえない静けさの䞭で、蕟は開いおいきたす。


    ワヌク耳のチュヌニング

    日垞的に耳が緊匵しおいるず感じたら、軜枛する方法がありたす。

    1. 耳のマッサヌゞ

    耳を軜く぀たんで回したり、匕っぱったりしお、物理的に耳をゆるめたす。

    2. 楜な聎き方のワヌク

    耳が緊匵しおいる時、亀感神経が優䜍な時、身を守るために無意識に音を぀かたえにいっおいるこずがありたす。その状態が続くず、よくわからないけれど、疲劎しおしたいたす。

    それが通垞の䜿い方になっおいるず、耳は垞に緊匵状態です。こんな聎き方を詊しお、トレヌニングしおみたしょう。

    ・倖に向かっおいる「音を聎く意識」を、自分の頭の䞭、脳に向けおみたす。音が自分の方にやっおきお、脳に届くのを埅぀ような気持ちで、ゆっくり深呌吞したす。聞こえおくる音を、ただ感じおみたしょう。

    3. 音に察する反応の芳察

    楜な姿勢でリラックスしお、ゆったり呌吞をしたす。

    たず、遠くに聞こえる音を探したす。しばらく意識を拡げお、深呌吞をしながら、遠くの音をただ感じおみたす。

    次に、近くの音——自分の呌吞の音、心臓の錓動に意識を向けたす。しばらく深呌吞をしながら、呌吞音や心拍をただ感じおみたす。

    今床は、遠くず近く、䞡方に耳を柄たせお、その間にあるすべおの音を、茪郭を保ったたた感じたら、深呌吞しおリラックス。耳に届くすべおの音を、ふわっず聎いおみたす。

    これらは、生掻音を消すためのワヌクではなく、音の䞭で自分の耳を「チュヌニング」し盎すための時間です。1〜2分で構いたせん。


    ◆ 参考

    呌吞に関わるワヌクずしお、#013でご玹介した「ブラヌマリヌ呌吞法蜂の矜音の呌吞」も、耳ず振動を䜿ったセルフケアの䞀぀です。気になる方は#013もあわせおご芧ください。

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    圫っお、摺っお、敎えお。ペガや気功、セルフケアの指導者。いけばな・茶・曞・和倪錓など日本の䌝統文化を愛する朚版画家・凜和奏です。鬱からの回埩期の蚘録「わたしのたたが茝いおる」2026幎4月連茉開始🌿

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