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Second Wind第92話 愛を亀わす時むクス


    Second Wind

    第2ç«  霧の䞭の岐路
    第92話 愛を亀わす時むクス

    ※本話には芪密な描写が含たれたす。苊手な方はご泚意ください。


     最初から、止めるこずなどできない恋だった。
     圌女は倪陜のように僕の前に珟れ、心をかっさらった。

     圌女のような人を盞手に、䞀歩螏み出せばただではすたないこずくらい、ずうの昔にわかっおいた――。

     僕は圌女を抱きしめるず、今床は腕の䞭に包み蟌むように、再び口づけた。

       頭のどこかでは、盞倉わらずもう䞀人の自分が「冷静になれ」ず譊告しおいる。
     もはや圌女の反応を芋るかぎり、圌女もたた僕のこずを憎からず想っおくれおいるらしいこずはわかっおいた。それでも、初めお食事をしたその日に自分の郚屋に誘い、しかもキスをするなど、どこか男ずしおの誠意に欠けおいる気がしおならなかった。

     けれど、口づけの合間、圌女の最んだ瞳を芋぀めおいるず、想いがどんどん止たらなくなる。たるで堰せきを切ったようにずめどなくあふれ出しおくる。

     今床は、より深く。より熱く――。
     誰が䜕ず蚀おうず、もはや走り出したこの想いを止めるこずなどできなかった。

     「  っ  」

     降り泚ぐような接吻に、圌女の息が苊しそうなので、ほんの少しだけ力を抜く。けれど、力を緩めればすぐに腕の䞭からすり抜けお行かれおしたいそうで、僕はそれ以䞊離すこずができなかった。

     抱きしめる盎前、圌女はほんのわずかにためらう玠振りをした。
     けれどそれはすぐに止み、少しず぀僕に応えおくれるようになった。

     ぀いばむように、䜕床も䜕床も、唇を重ねる。
     たるで圌女のすべおを、今この時に感じようずでもするように――。

     やがお互いの舌先が觊れ合い始め、圌女の手が静かに僕の背に回された。それを合図に、僕はいっそう匷く圌女を抱きしめるず、熱い芖線をからめ合いながら圌女を求めた。

     党身で感じる圌女の感觊に、䜓䞭が痺れるようだった。
     心も䜓も熱くなり、僕はもう止められないずころたで来おいた。

     「  力を抜いお。このたた、運ぶから」

     僕は䞀床唇を離すず、あのドラマのシヌンさながら、圌女の䜓を抱え䞊げおベッドルヌムぞ運んだ。

     ベッドカバヌをめくるず、衝撃がこないように慎重に圌女を䞋ろす。

     灯りの点いおいない郚屋。
     あるのは䞋匊の月が照らす光だけだった。
     
     運呜を受け入れる芚悟をしたかのように、圌女は無蚀で僕を埅぀――。

     现く長い銖筋を匕き立おる女性らしい癜いブラりスに、グレむッシュなブルヌのロングスカヌト。スリットから、矎しく癜い足がのぞいおいた。真っ癜なシヌツに暪たわる圌女は、い぀にも増しお透明感があり、たるで青癜い炎が静かに揺れるように矎しかった。

     口元をわずかに開いお僕を芋぀める最んだ瞳が、いっそう欲望をかき立おる。

     僕は静かに、ベッドに乗った。

     「  」

     僕を、真っ盎ぐに芋぀める瞳。
     海のように枅らかで優しく、そしおあふれるほどのぬくもりに満ちおいた。

     頬に手を添えおもう䞀床熱く芋぀めながら、䜕床も䜕床も、ゆっくりず圌女に口づける。

     「すごく、綺麗だ  」

     圌女を芋぀め、思わずそんなため息が挏れた。
     実際、息を呑むほどに矎しく、觊れるたびに吞い付くような肌はそれだけでたたらなく魅力的だった。

     唇を噛むように、わずかに息を呑んだ銖筋から、甘く魅惑的な圌女の匂いがする――。

     そのすべおを知りたくお、僕はこの倜、初めお圌女を抱いた。


    続き  第93話 倜の茪郭唯
    目次  長線小説『Second Wind』


     
     
    長線小説『Second Wind』を連茉䞭。 華やかな䞖界の片隅で、静かに止たっおしたった時間が 再び動き出すたでの物語。 静かな始たりから、やがお運呜を揺るがす奔流ぞ。